海岸の町   作:アイバユウ

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第256話

私はとりあえず病室でユウさんと一緒にいた時、ある気配を感じた

ユウさんも同じで誰かまで予測できていたみたいで、どう対応するかを質問してきた

 

「とりあえずルミナさんを呼ぼうかな?」

 

ユウさんの言葉に私はルミナさんがその接近してくる人物を殺す可能性があったのでそれは無しでと。

 

『少し話だけでもいいかな?』

 

「できればあなたに会いたくはないけど、情報をくれるなら話をしても良いわ」

 

では失礼するよと言って彼は入ってくる

 

「ユウさん。少し2人にしてください」

 

私の言葉に大丈夫なのかなと質問してきた。

ドアの前で待っていてもらえますかと私はユウさんに伝える

この病室に入ってきたのは渚カオル。何を考えているのか気になるところではある

 

「それで今度はあなたから私にお返しでもしたいのかしら?」

 

必要ならあなたも死んでもらうことになるけどと伝えた

もちろんウソ偽りなどはない。本気で殺すつもりはある

それぐらいのことをしないとこちらがどういう立場なのかを分からせることが重要だから

 

「残念だけど、君を攻撃すると怖い人が待っているからね」

 

渚カオルがユウさんの過去を知っている可能性はある。

もしそれを取引材料にするつもりなら私はどんな方法を使っても口をふさぐために動く

守るためには時には必要なのだ。強行的な手段を取らなければいけないこと

私はそのことをよく理解している。問題が発生してから対処してたら後手に回る

チェスや将棋と同じで先を見据えて行動計画を作らなければ大切な人が傷ついてしまう

そうならないようにするために私は徹底抗戦の構えでいるのだ

 

「実はね。ネルフ側で君の立場について議論が進んでいるそうだよ。特に碇指令やユイさんは」

 

「今更親の顔をするなんてバカな連中よ。今さら仲良く家族ごっこでもしたいなら、そんなことは私が許すと思う?」

 

「君ならそう言うと思っていたよ。それに君の存在は難しいからね。僕は君の秘密を知っている」

 

そう、渚カオルは真実を大筋でつかんでいる。でも詳細なことは話すつもりはない

問題がこじれた時に彼は私から向けられる報復を警戒している

 

「私としてはあなたを殺してあげるべきだった。あなたは自分の存在した理由を知っていたのだから」

 

そう、渚カオルはゼーレの中枢にいる立場の人間だ。

そんな人物を信用できるはずなどあるわけない。

 

「君を狙ったらどうなるかはわかっているつもりだけど。それは僕だけの話で彼女たちは違う」

 

渚カオルが言いたいのはあの2人だ。

『ファーストチルドレン』と『セカンドチルドレン』で、今も『僕』のことを追っていることは間違いない

もう『僕』などは存在しない。ただの自己満足を得るために『私』に接近してくることはわかる

だけでそれならこちらも手を抜くつもりはない

 

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