海岸の町   作:アイバユウ

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第284話

私が目を覚ましたのはまだ太陽さんが出ていない午前3時時頃である

いつの間にか眠ってしまっていたらしい。私は自分の部屋から出るとキッチンにメモが置かれていた

『夕食は冷蔵庫に入っているので温めて食べてください』とユウさんの筆記で書かれていたことはすぐにわかった

 

「ユウさんって本当に優しい」

 

冷蔵庫のドアを開けるとこれが私の分であることをメモが張られていた皿を取り出した。

私はそれを電子レンジで温めることにした

 

「早く温まると良いな~」

 

私は電子レンジで温める作業を終えると音を小さくしてニュース専門チャンネルのテレビ番組を見始めた

 

『国連安全保障理事会はネルフに関する予算についてまだ修正する余地があるとしながらも来年度の予算を承認』

 

『ネルフ本部は今後も無駄な予算は削減しながらも人類の生活安定と新たなゼーレ分派組織に対応すると声明を発表』

 

「お互い腹の探り合いでもしているのかしら」

 

私はそんなことを愚痴りながらもユウさんが作ってくれた夕食を食べていた

本当にユウさんには迷惑をいろいろとかけてしまっている

できれば今後はそういうことはなくしたいところではあるが、

現実はそう簡単に事を進めることはできない

 

「ゼーレの分派組織なんていったいくつあるのかな?」

 

思わず私はつぶやいてしまった

その時、私は背後から何か冷たい目線で見られているような感触がしたので慌てて物陰に隠れた

次の瞬間銃弾が飛んで入ってきた。防弾仕様のべランドとの仕切りの窓ガラスを突破してきた

その貫通した弾は壁に命中。弾の大きさからみて対物ライフルで使用される弾のようだ

物陰に隠れている間も銃弾は次々と打ち込まれ続けている

 

『カオリちゃん!大丈夫!』

 

ユウさんはドア越しに大声で聞いてきたので私は何とか大丈夫ですと回答した

問題はこの後の行動である。相手はかなり本気で私の抹殺のために動いている

このままではこの部屋をめちゃくちゃにされてしまうが、

今の段階で私が単独で動けばユウさんだけでなくルミナさんにまで迷惑をかけてしまう

そんな状況にするわけにはいかない

今は物陰に隠れて銃弾の打ち込みが終わるまで待つしかない

私は今は何も銃を持っていない。まさかこのマンションで狙われるとは思っていないからだ

自室に戻れば拳銃があるのだが、この状況では取りに行くことなどできるはずがない

そこにルミナさんが入ってきた。ルミナさんも対物ライフルである『バレットM82』を持ってきていた

 

「ルミナさん。今のところは私は無傷です」

 

私がそういうとルミナさんはそのままその場所で隠れていてというと対物ライフルを使って反撃を開始した

真夜中に銃撃戦なんて、かなりの近所迷惑である。もう少ししたら第三新東京市警察が来るかもしれない

こんな深夜で派手な音を出していたら警察に電話をしていることは容易に想像ができる

ルミナさんは何発か撃ち込むと銃声は終了した。ルミナさんは携帯電話を取り出すとどこかに報告していた

きっと監察局にだと思った。後始末がかなり苦労することはわかっている

 

 

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