「はい。至急セーフハウスの用意を。部屋は完全に守れるところが良いです」
ルミナさんは上司の人と思うけど。敬語を使っているから多分当たっているはずだ
このまま地上にいるのは危険すぎると判断されたのかもしれない。
できればもっとも嫌な場所であるジオフロントに住むことになるかもしれない
そうなることは可能性としてはかなり高い。私も何の罪もない人々を巻き込みたくない。
だから、ほかの人を巻き込まないようにするにはそれしか選択がないなら仕方がない
「カオリちゃんは大丈夫?」
「ユウさん。幸運なことに大丈夫ですけど、しばらくは地下暮らしになりそうですね」
「そうだね。まさかここまで強引に攻めてくるのは想定外だよ。しばらくはルミナさんの命令に従わないと」
カオリちゃんを守ることを約束しているからねとユウさんは明るくフォローするかのように言った
きっとお父さんとお母さんがユウさんに守ってほしいとお願いをしていることはすぐに察しがついた
でも本当に驚いた。この第三新東京市で強引に動くとは
「派手にしてくれたわね。遠距離狙撃。相手は素人じゃないわね。おそらくずっと狙っていたのかもしれない」
ルミナさんは同じようなことを引き起こすわけにはいかないとして
監察局の宿舎にしばらく住んでもらうしかないわねと私とユウさんに話してくれた
私としてはできれば『ジオフロント』で住むのはお断りしたいところだが
こんな状況では選択肢はない。
ルミナさんの言うとおりにしないと今度こそすべて終わりになるかもしれないのだから
ジオフロントなら狙われる確率は下がる。それでも0というわけではない
だからこそ今は最大限の警戒態勢を敷く必要があるのだと私は思っている
「カオリ。悪いけど、今回のことでジオフロントの寮で私と一緒に暮らしてもらうわ」
「ユウさんはどうなりますか?できれば離れたくないです」
私にとってユウさんは大切な存在だ。私のために今は歩みを共にしてくれている
本当にそれだけで感謝の言葉を言いたい。私のためにいろいろと犠牲を払ってくれているのだから
だから一緒に暮らせるなら暮らしたい
「わかっているわ。彼にも一緒の家で暮らせるように今は手配をかけているから」
かなり無茶なことをしていることであろうことは私でもわかっている
何を考えているのか私でも本当にわからない。人の思いや考え方というのは人によって異なる
誰がどんな考えを持っているなんてわかるはずがない。
「カオリと私は一緒に部屋で寝るわ。女の聖域に侵入は非常時にしてもらうわよ」
「僕はカオリちゃんを守るためにいるとは言ってもジオフロントなら狙われる可能性はかなり低くなりそうだね」
しかしユウさんは元はゼーレ側の人間である
ネルフ本部があるジオフロントは大丈夫のかそのあたりが少し心配である
とりあえず私たちは着替えと荷物を持ってすぐにジオフロントに向かうことにした
今は急いで避難したほうが良い。