海岸の町   作:アイバユウ

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第56話

 

「先に言っておきます。碇シンジは死にました」

 

そのことにレイは驚いた反応を示さなかったが、アスカは驚きの表情を浮かべた

 

「うそよね。シンジが死んだなんて」

 

アスカが確認するがユウさんが追い討ちをかけるかのように言った

 

「僕たちは碇シンジの遺言執行人です。だから2人を呼び出したんです」

 

「碇君の遺言は何だったの?」

 

「お2人への遺言は共に同じなのでこの場で言わさせてもらいます」

 

「何なのよ」

 

もったいぶるかのような言い方にアスカは少しイラついた口調で言った

 

「ごめんなさい。ただそれだけです」

 

「それだけなの。本当に」

 

アスカは信じられない表情を浮かべていたが、『僕』が2人に残す言葉それくらいしかなかった

私には関係のないことだが。

 

「うそよね?嘘って言ってよ」

 

アスカが引き下がろうとしないため私が追い討ちをかける一言を言った

 

「彼は自殺でした。それを見届けたのは私達ですよ」

 

その言葉にアスカだけでなく、碇レイも驚きの表情を浮かべていた

 

「これが遺言です。では、私達はそろそろ」

 

その時、外の廊下に複数の足音が聞こえた。どうやらどこかの組織のかたがたがお目見えになられたようだった

 

「2人ともこっちに」

 

私は碇レイとアスカをドアから放たれるであろう射線状から外れた位置に移動させた

私は携帯電話でルミナさんに連絡を取った。向こうはすぐに出た

 

『どうかしたの?』

 

「どうやら敵が現れたようです。今、来客の準備中です」

 

ユウさんは大型のボストンバックからアサルトライフルのH&K G36とRPG-7ランチャーを取り出した。

 

『わかったわ。すぐにこっちの部隊を向かわせるわ。場所はどこ?』

 

「第三新東京市市営住宅第22番建設職員用団地6号棟の402号室です。できるだけ早くお願いします」

 

『わかったわ。しばらくはそっちで耐えてね』

 

「了解」

 

私は携帯電話をポケットにしまう。

次に右腰のホルスターからベレッタM92を取り出し、ロックを解除していつでも発砲できる状態にした

ユウさんがRPG-7ランチャーを手にすると照準をドアに向けた。

私も銃をいつでも発砲できるように構えた。

 

「いくよ」

 

ユウさんの言葉に頷いた

次の瞬間RPG-7ロケットランチャーが発射され、ドアが吹っ飛んだ。

同時にドア前にいた数名も巻き込んで。私はドアが吹っ飛ぶと同時に発砲を開始した。何人の頭に弾をおみまいした

次の瞬間、外からリーダーと思われる人物の声が聞こえてきた

 

「セカンドとファーストチルドレンを渡せば攻撃はしない!」

 

それに反論するかのように、ユウさんがアサルトライフルで発砲しながら言い返した

 

「こっちは第三新東京市警察の相葉ユウ刑事と水川カオリ刑事だ。一般市民を守る義務がある!」

 

私も弾をどんどん消費するとついに弾切れとなった。するとユウさんが私のほうにアサルトライフルを投げてきた

ユウさんが投げてきたのは[ H&K G36 ]だった。弾は100発装填されているドラム式のマガジン

 

「いい加減にあきらめなさい!もうじき第三新東京市警察も来るわ!」

 

その言葉通り、パトカーのサイレンが聞こえてきた。それでもあきらめる気配はなかった。

どうやら相手はよほどの事情もちのようだ。予想はつくがあまり考えたくない良そうだ。

 

『銃を捨てないさい!あなた達は完全に包囲されているわ!』

 

拡声器から聞こえてきた声は、ルミナさんのものだった。そして、ついにあきらめたのか発砲がなくなった

 

 

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