海岸の町   作:アイバユウ

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番外編ー3

 

僕の名前は渚カヲル

ネルフに所属しているエヴァのパイロットだ

僕は今まで彼の存在の事を探していた

しかしネルフに協力を得てもなかなか見つかる事は出来なかった

1年という時間を費やしてようやく見つけ出すことに成功した

海岸の町に住んでいる事が分かったのだ。

しかし1つ問題があった。彼ではなく『彼女』であった

最初は戸惑ってしまった。なぜ彼ではないのか

そして『彼女』の記録についてはすべてが抹消されていた

僕もネルフ内のデータを徹底的に調べたが彼女が『彼』であるという確証はなかった

高校の旅行で海岸の町に行ったときに僕は、いや僕たちは初めて会ったが

彼女はとぼけるだけだった。さらに彼女の家族も全てを知らないの一点張りだった

ネルフ側は僕たちに情報を提供してくれた。それでもわずかな情報だった

旅館に宿泊した時、彼女は僕たちと接する事を拒んだ

しかしその後、僕を巻き込んでの大騒動を起こしてくれた

僕を誘拐して『碇シンジの遺言』を伝えるために第三新東京市にやってきた

最悪な事をしてくれたが彼女は本気だった

彼女は頑なに碇シンジであるという事を認める事はなかった

たとえそれが事実であったとしても。あまり良い事はない

世界のバランスが崩れるからだ。ようやく得た平穏

平和な世界。それを失う事は今は許されない

僕が病院に入院している時に蒼崎さんから話を聞いた

彼はネルフを観察するネルフ監察局の局長だ

聞いた話はあまりにも驚くべき内容だった

彼はこれ以上彼女に接触する事をやめるように命令してきた

しかし簡単には諦めるわけにはいかなかった

僕にも信念がある。あのサードインパクト後の世界がどんなものだったのか

そんな興味が多くあった

 

「どうすれば見つける事が出来るのだろうね」

 

僕はそう言いながら自分の家でいつも調べごとをしていた

時にはネルフのスーパーコンピュータのマギを使って

それでも収穫になりそうなデータはなかった

彼女のデータがすべてサードインパクト後の物しかなかったからだ

まるで魔法使いが現れたかのようにデータはきれいな物だった

 

「なにもないね」

 

僕はこれ以上探りを入れるのではなく直接聞くことにした

極めて難しことだが、近いうちにやるつもりだった

 

「もう止める事はできないね」

 

僕はそう呟くと、またあの海岸の町に向かっていった

今度は1人で。すべてを知るために

そして自分の心の中の出来事を整理するために向かったのだった

道中で様々な妨害がされることは分かっていた

それでも真実を確かめたかった。本当にそうであったのだったか

妨害を避けるため僕はバスなどの公共交通機関を利用して向かう事にした

時間もかかるし、お金もかかるが。監察局の邪魔を避けるにはこれが最良の判断だったと思っている

 

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