HAPPYEND   作:NAF

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文香ちゃん可愛い!!!


HAPPYEND ve 鷺沢文香

綺麗だ

 

 

 

そんな小学生みたいな感想しか出てこなかった

 

 

 

でもその言葉だけで十分なほどお前は輝いていたし、美しかったんだ

 

 

 

嬉しいような寂しいようなそんな気持ちに襲われた

 

 

 

今までずっと一緒にいたから置いて行かれたような・・・そんな感じだ

 

 

 

不思議と負の感情はこれ以上湧いてこなかった

 

 

 

むしろ支えてあげたくなっていた

 

 

 

だけど俺には力が足りないから

 

 

 

見ていることしかできない

 

 

 

泣きそうな顔で見つめてくる

 

 

 

大丈夫、遠くからでもちゃんと見てるから

 

 

 

お前が遠くに行ってしまっても、大丈夫

 

 

 

だからそんな泣きそうな顔しないでくれ

 

 

 

お前には笑顔でいてほしいから

 

 

 

昔から笑顔が苦手だったお前のたまに見せてくれる

 

 

 

笑った顔が最高に好きだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

文香、好きだったよ

 

 

 

そういうと泣き崩れてしまった

 

 

 

そう、俺と文香じゃ違い過ぎた

 

 

 

何度、周囲に釣り合わないと言われたことだろう

 

 

 

平凡な俺と、非凡なお前

 

 

 

最初から間違っていたのかもしれない

 

 

 

「そんなことありません・・・―――は私にたくさんのモノをくれました…」

 

 

 

それは俺が与えなくても自分で掴めたと思うよ

 

 

 

「違います!―――がいたから私はこんなに今輝けるんです!」

 

 

 

困ったな・・・このままいなくなる予定だったのに

 

 

 

泣いてる顔を見てたら慰めたくなってくる

 

 

 

放っておけない気持ちが抑えられないなぁ…

 

 

 

「近くにいてください…ずっとずっと…」

 

 

 

あぁ…やめてくれ忘れられなくなる

 

 

 

別れたくない

 

 

 

一緒にいたい

 

 

 

だけど違いすぎたんだ。俺とお前じゃ・・・

 

 

 

なぁ…文香

 

 

 

俺が言葉を発しようとした時、それを遮るように文香が立ち上がり叫んだ

 

 

 

「大好きです…愛しています。ずっと隣にいてください」

 

 

 

これはもうダメだ

 

 

 

泣いているのに、こっちをしっかり見つめて逃がさないと言っているみたいだ

 

 

 

俺も大好きだと言いたい

 

 

 

愛していると言いたい

 

 

 

無邪気すぎてたあの頃に

 

 

 

戻りたいのに、戻れない

 

 

 

抱きしめたいのに、抱けなくて

 

 

 

嗚呼…どうか神様

 

 

 

もう一度やり直したいんだ

 

 

 

「今からでも遅くないです…一緒に歩んでいきましょう。―――がいないなら私はアイドルなんて…」

 

 

 

そんなこと言わないでくれ

 

 

 

輝いてるお前を見ていたいんだ

 

 

 

「それくらい大事なんです。あなたが」

 

 

 

もう色んな気持ちが溢れてきて抑えられない

 

 

 

ちゃんと言わないといけない

 

 

 

覚悟を決めて、俺に真っ直ぐに想いを伝えてくれた文香のために

 

 

 

ちゃんと言葉にしろ

 

 

 

言え。言うんだよ

 

 

 

こんなかっこ悪い姿もう見せらんないだろ

 

 

 

「なぁ、文香」

 

 

 

「はい」

 

 

 

「俺はお前の枷にしかならない」

 

 

 

「そんなことありません。あなたがいなきゃ私はだめなんです」

 

 

 

「俺は・・・俺は…!」

 

 

 

「私のために悩んで苦しんでくれているあなたが枷なんてそんなことあっていいわけないんです。私を助けてくれた。私を救ってくれた。だから今度は私があなたを救う番です」

 

 

 

いつのまにか泣いていたのは俺の方だった

 

 

 

「苦しかったんですよね。辛かったんですよね。痛かったんですよね。気づいてあげられなくてごめんなさい。もうあなたを置いて行きませんから」

 

 

 

別れを告げようとしていたのに

 

 

 

いつのまにか俺はもっと惹かれていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「文香。」

 

 

「はい」

 

 

 

 

 

 

 

 

「愛してる」

 

 

「私もです」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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