ヴィレムside
ラプターとのあっけない戦いが終わった数日後、梅郷中学で入学式があった。いつの間にか災禍の鎧についての出来事が終わっていたようだ。これから【ダスク・テイカー】こと能美征二との話があるが修学旅行編の方に行く俺には関係ない。だが問題はある。それは今の俺が留学生扱いだからだ。教師たちにより修学旅行の班は生徒会の二人の下へ組み込まれた。今、三人でそのこと及び修学旅行中のことを話しているわけだが、
「それで、姫はどこの行きたいんですの?」
「いや、私は………。」
「では、ハーケンベルグ君は?」
「いい土産が買えそうな所ならどこでもいい、後名前で呼んでくれ。」
「土産とは家族にか?」
「いやいや、いちいちドイツに送るわけねぇだろ。最近知り合ったゲームのリア友だよ。馬鹿と男装と戦闘狂と最近入ったウサギにな。」
「「個性的な集団だな(ですわね)。」」
「それより、どうしますの?私が決めてもいいんですの?」
「「ああ、面倒だからな。」」
「では、私は予定を決めるためお先に失礼します。」
そう言って生徒会二人組の一人、若宮恵は帰っていった。話し合いをしていた所は教室だったがもう俺たち二人以外もう帰った後だった。すると、
「先ほどの四人はバーストリンカーだろう?」
「ああ、よく分かったな。まあ、あえて伏せたからな。その中の戦闘狂にあたるやつがお前のファンでな。幼いころに兄から物語として聞いて憧れたらしい。あ~なんだ、いつか胸貸してやってほしい。」
「それはアバター名か?対戦については一応承諾しておこう。」
「いや、お前の場合は黒蓮の姫てな感じで言われてたぜ。たぶんお前とはリアルであったことのある人物だと思うぜ。何故ならその兄は黒雪姫=【ブラック・ロータス】ってことを洩らしてたらしいからな。」
「な!?そいつは何者だ!」
「探しても無駄だぜ。そいつリアルで死んでるからな。」
「なに?そうか。で?、そいつの名前は?」
「【グラス・モナーク】だ。知り合いか?」
「ああ、彼は入退院を繰り返していたからな。そうか、死んだのか。」
何故かシリアスになってきたようだ。どうしよう?と考えていると、
「為らばこそ、いずれ相手をしてやるべきだろうな。主戦地とアバター名を教えてくれるか?」
「中野区でアバター名は【アルミナム・バルキリー】だ。」
「ふむ。メタルカラーか、面白くなりそうだな。」
「そう言ってくれて助かる。俺は帰る。お前は彼氏の下でも行ってきたらどうだ?」
「ハ、ハルユキ君は彼氏ではないぞ!!」
「じゃあな………早く頂くことをお勧めする。」
「ま、待て!」
黒雪姫の制止を無視し帰った。途中、馬鹿を除いた演算武術研究部の三人に【ブラック・ロータス】がいつか【アルミナム・バルキリー】と戦ってくれることをメッセージにして送ってやった。