ハルユキside
僕たちは新しく導入された新フィールド【神々の食卓】に入っていた。入ったところは【フェンリル極東支部】という所だった。ここでは、タクの【シアン・パイル】のように片手がふさがっているアバターや先輩の【ブラック・ロータス】のように両手が武器になっているアバターも等しくしっかり両手が手になっていた。ただ、強化外装の換装や元の腕に戻すことも可能だった。この【神々の食卓】は無制限中立フィールドのように広大なフィールドではあるが《変遷》がないことや通常のエネミーは存在していなく《アラガミ》という生物が闊歩しているらしいのだ。《アラガミ》には通常の兵器は効かないということなので、まず今のままでどれくらい行けるのかを試してみようということになった。ここのクエストは復活回数が一つのクエストごと異なるらしい。また、クエスト失敗してもデメリットらしいデメリットは無いそうだ。パーティーは僕、先輩、パイル、ベルの四人で始めた。最初は一番簡単そうなクエストで【オウガテイル】という《アラガミ》を一体討伐するというものだ。
用事を済まし討伐ステージに移動した。そこは廃墟だった。
「え? 何ですかこれは?」
不自然な穴の開いているビルだった物の廃墟が遠く先にあるのが見えた。
「これは、自然にできたものではないな。まるで、何かに食べられたような跡だ。」
「これが《アラガミ》によって荒廃された世界!」
先輩とパイルはそれぞれの感想を述べた。
「ねえねえ、クロウ? これから討伐するのは小型の奴だよね? あんな風にどでかい穴を作ったやつじゃないよね?」
「小型だからあれとは関係ないんじゃないかな? ここに来る前に《ターミナル》っていう端末で画像見れたのに見なかったの?」
「え~、そんなの有ったの。教えてよ~。」
「二人ともそろそろ行くよ。」
「「はーい」」
「では、諸君。行くぞ。」
先輩の掛け声で僕たちはこの廃墟に入っていった。
散策していると近くから何かの鳴き声が聞こえた。
「総員、警戒。戦闘用意。」
「「「了解」」」
鳴き声が聞こえた方に行くと《ターミナル》で確認した【オウガテイル】がいた。まだ、こちらに気付いていないようだ。小声で、
「先輩、どうしますか?」
「クロウは攪乱、パイルはクロウの援護、ベルは支援、私は遊撃を行う。」
「「「了解」」」
「では、攻撃開始!」
「よーし、おい! こっちだこっち。」
――――グオォォォォォ
「よし、釣れた。」
「Niceだ。クロウ。くらえ!」
先輩の攻撃が【オウガテイル】に当たった。しかし、奴の体には傷はなかった。
「な? 硬い!」
「マスター、危ない!」
――――グアァァァァァ
「くっううう、数が多い。」
【オウガテイル】が尻尾から射出している棘のようなものが先輩を襲った。
「なら、お前もこれをくらえ! 《スプラッシュ・スティンガー》」
パイルの攻撃で先輩に向かっていた棘が落とされた。
「Niceだ。パイル!」
「はっ、クロウ、上だ。」
「え? 二体目? ウワァァァ。」
突然現れたもう一体の【オウガテイル】が頭上から襲ってきた。突然のことで対処できなかった。喰われる。と思っていると、
「ボーっとするな!」
大剣らしき物を持った生身の男が【オウガテイル】を叩き潰した。
「あの…「例は後で良い。」…わかりました。」
その人はもう一体の【オウガテイル】も先程と同じように大剣?で叩き潰した。
『ソーマさん! そちらの地域に中型の反応が複数近づいています。その数ざっと30 到着までおよそ15分これを殲滅してください。【贖罪の街】付近にいらっしゃる方は、すぐソーマさんに援護若しくは物資の補給を!』
『こちら、コウタ。自分の討伐対象はすでに倒したから、今向かってる。』
『こちら、エミール。今………参上した。』
「とーう」
スタっと着地するように現れた男はこちらを向き、
「君たちは早く撤退したまえ。話があるのなら帰投後聞こう!」
僕たちが反論しようとするとその人はまくしとるように話を終えさせた。
「では、名前だけでも教えてください!」
「ふむ。よいだろう。僕は、エミール(サッ)・フォン(シュッ)・シュトラスブルグ(キラン)だ!こちらは」
「ソーマだ。」
僕たちは彼らの名前を聞き撤退ポイントへ向かった。
帰投中ヘリの中で
「クエストは【オウガテイル】一匹だったのに何で?」
と全員で考えているとヘリ内にいたメカニックが教えてくれた。
「はっははは、新人が驚くのも無理はねぇ。この仕事はイレギュラーが良く起こる。討伐任務中に別の《アラガミ》が乱入することが多々あるからよ。俺たちもそれに合わしてバックアップや何やらやんなきゃならねぇからな。前までは帰投中でもヘリが《アラガミ》に襲われるってことあったがな。」
「ええ? 今は大丈夫なんですか?」
「ああ。ほら、向こう側に白くてでかい山?見たいものがあるだろう? あそこは《聖域》って言ってあそこ近くでは《アラガミ》もととなっているオラクル細胞がまともに機能しないからよ。《アラガミ》も近づかねぇんだ。まあ、後は自分で《ターミナル》で調べときな。わからないことが有ったら支部長のサカキ博士にでも聞けば講義してくれるだろうよ。」
彼の話で解ったことと解らなかったことを頭の中で整理しそれについて考えていると【極東支部】に戻ってきたようだった。
PSO2チーム作っても集まりません。定期的に名前変えて反応を確かめた方がいいんですかねぇ?