ハルユキside
僕たちは任務に失敗し【極東支部】に帰ってきていた。
「先輩!これからサカキ博士?とか言う人の元へ行くんですよね?」
「ああ、その通りだ。」
「マスター!サカキ博士は今研究室へいるそうです!」
「でかした。パイル!では、行くぞ!」
「「「はい!」」」
そして僕たちはエレベーターに乗り研究室のあるフロアーに着いた。研究室前に行き、扉へノック......「入りたまえ!」よし!入った先には如何にも研究者という見た目の人がいた。
「君たちがアラガミ講座を受講したいという者達かな?」
「はい。」
「そうか!なら少し待ってくれ。今終わらさないといけないことがあってね。ふむ。......ん?......おう!......素晴らしい!......ふう。よし!すまない待たせたね!では、始めようか!」
そう言ってサカキ博士はホワイトボードを引いてきた。
「まず自己紹介を私はペイラー・榊。今現在この支部の支部長をしているものだ。どちらかと言えば研究の方が専業なんだけど。君たちのことは資料で見せてもらった。一般人がアラガミに対抗するため神機兵をもとにし服のように着込むことで防御力を高め専用の神機を使ってアラガミを討伐する。我々神機使いとは別の存在である君たち戦闘用凱殻デュエルアバター。君たちのことは期待しているよ!」
「はい(そう言うことになっているのか!)。」
「本題に入ろうか!では、君達。アラガミとは何だろうか?」
「人類の敵じゃないんですか?」
「そういえるけど本質的なことだよ!」
「アラガミの種類を確認しましたが生物としてはあり得ない存在だと思いました。」
「それはどういうことかな?」
「生物が体からミサイルなんて科学の物を生やすなどおかしいです!」
「その通りだ!普通ならあり得ない!だが、アラガミはそれを可能とする。それは何故か!アラガミは自らが食べた物の性質を取り込むからである。ミサイルを喰えばミサイルを生成する。世界には光合成をするアラガミもいるしね!・・・・・・」
「あの!アラガミの討伐に神機がいる理由を教えてください!」
「あっ、わかったよ。」
博士は話足りなそうにしていた。だけど質問に対して嬉しそうに笑顔を浮かべ、
「君達はアラガミの硬さについて理解しているかな?」
「我々の攻撃が意味をなさなかった!」
「アラガミの細胞は強固に結び付いているこれが硬さのわけだ!因みにアラガミは単細胞生物だ!」
「待ってください!さっき細胞が結び付いているって。」
「それはね。アラガミは複数の単細胞生物が集まっている群体でもあるんだよ!そのアラガミの細胞、オラクル細胞って言うんだけどそれらの結合が強固で普通の兵器では傷もつけられないほどなんだ。そこでアラガミに対抗するために作られたのが【神機】だよ。神機自体が制御に成功したアラガミだからまぁ危険なんだけど。君達はその凱殻のお陰でデメリットの一部が外れている。まぁ今日はここまでいいか。」
僕たちは榊博士の講義を終えラウンジへ向かった。そこでは小さな女の子が赤い子と一緒に談笑していた。って!
「レイン!」
「お~う!クロウか!お前らも来てたんだな!」
「何時来たの?」
「あ~。これで二回目だ。つ~かうちのやつらがいきなりのことでまだ警戒して入ろうとしねぇからパドと入ったわけだ。」
「ええ!パドさんもいるんですか!何処に!」
「あ~。今日はいねぇよ。んしてもテンション高けぇな!」
「赤いのはなぜそんなにテンション低いのだ。」
「お~。黒いのか。実はな。フリーのクエスト受けたんだが、そこでオウガテイルとか言うアラガミを模した仮面を被ったやつとナチスの軍服着た白髪のやつが笑いながら接触禁忌種とか言うの複数相手に無双していたんだよ。まぁ、無双していること自体は見応えがあったんだけどな。ここ無駄にリアルだろ!アラガミがグロい死体に成っていくとこも見えてな。気分が悪くなってな帰投したわけよ。」
「そこを私が慰めていたって訳です!」
「君は?」
「私はムツミっていいます。このラウンジで皆さんの食事を作っています!」
「幼いのに偉いな!」
「えへへ!そうだ!皆さん何か食べていきますか?これメニューです。」
そして僕たちはラウンジでムツミちゃんの料理を堪能しログアウトした。
その頃
「おい!マスク・ド・オウガ。これで500体目だ。つーか多くね?」
「ふむ。僕も500体はいったよ!確かに多すぎだ。設定ミスしたかな。確認してみるよ。あと一体で終わりのようだ。設定自体は桁が違ったようだったよ。」
「やっぱりか!まぁ素材乱獲出来たからいいか!でどいつで終わりだ?」
「あれ!」
マスク・ド・オウガの指差した方向にはウロヴォロスを一回り大きくしたサイズの黄金グボロがいた。
「でか!雑魚がでかくても殺りごたえ無くね!」
「確かに固さは普通のと同じみたいだけど体力とかはウロヴォロス並のようだよ。これは遊びがいがありそうだね♪」
「そうだな!じゃあ行くぜ!」
「「ヒィヤッハァー」」
そうして俺たちは全ての結合破壊を行い、やつの全ての歯を破壊し、細かいところを破壊していった。その様子を見ていたとあるアバターはこう語る。
『脆いであろうアラガミを狂ったように笑いながら蹂躙している姿を見て私は、私も混ぜてほしかった!私もあんな相手に立ち向かいたかった!』
『バルキリー駄目ぇ!あれらに混ざっちゃ駄目ぇ!』
『ハハハ。』
『バルキリー、悔しそう!』
『残念ながら次は一緒に行くことになった!ハハハ!ダンサーもどうだ?』
『よし!行こう!』
『え?』
『私はい、いや。』
『バルキリー、私は!』
『すまない。部長。向こう二人、こっち二人の四人で受けるから無理だ。』
『ええ!そんな~!』
『『『ハハハ。』』』
オリルート?突き進むだけだ!ってきな。これからどうしようマジで。