機動戦士ガンダム ‐inherited force- 作:群雲 沙耶
オマージュ(パクりっていっちゃだめ)や流用が多々ありますが、「機動戦士ガンダム ‐inherited force-」という作品をこの様な形で連載させていただきます。
不定期投稿な上、ひどく文才がなく読みづらい文章になりますがどうかお付き合い戴ければなと思います。
地球同盟軍とアイゼンラート帝国軍が戦争を始めてから8ヵ月が過ぎようとしていた。人々から<アイゼンラート独立戦争>と呼ばれ始めたこの戦乱はなお続いており多くの爪痕を残していた。その中でも特に大きかったのは地球への環境汚染だった。
原因は両軍の主戦力であるモビルスーツだった。モビルスーツは動力源に核エンジンを利用しており、補給が続く限り半永久的に戦闘が可能であった。しかし被撃墜時に放射性物質を周囲にばら蒔いてしまうという欠点があった。当時戦線にモビルスーツを投入することを焦った両軍は、想定される被害に十分な対策をしていなかった。結果、地球上で破壊された数多くのモビルスーツ達は核の毒を撒き散らし、多くの大地を不毛の土地へと変えた。
A.A.2180年11月。両軍はモビルスーツを始めとした戦術兵器及び戦略兵器への核の使用を禁止する<クリプストン条約>と核動力を用いた戦術兵器、戦略兵器の使用を禁止し、以後段階的に核動力機を解体しその数を減らしていく旨の<ハーヴェルト条約>を締結。主戦力を失った両軍の間では停戦条約も成立し、一時的ではあるが地球圏から争いは去ったのだった。
しかし、平穏はそう長くは続かなかった。条約締結から2ヶ月後のA.A.2181年1月。アイゼンラート帝国軍は侵攻を再開した。予め核動力を使用しない新機軸のモビルスーツを開発に成功していたアイゼンラートに対して、地球の一部大陸を汚染され国力か著しく低下していた上に、それまでのモビルスーツが使用できなくなり、ほとんどの兵力を戦後処理にまわしていた地球同盟軍はまともな戦力を整えることも出来ず、再度大打撃を受けたのだった。これにより条約締結前に拮抗していた戦線はアイゼンラートに大きく傾く事となった。
再びモビルスーツが無い状態で開戦となった地球同盟軍。モビルスーツ投入以前と同様、戦闘機や戦闘用車両の数で対応するがもはやそれらで誤魔化せるほどの戦力差ではなかった。アイゼンラート帝国軍は日に日に勢いを増し、多くの地球同盟軍の基地を陥落させるほどであった。
A.A.2181年4月。地球同盟軍も漸く核動力をしようしないモビルスーツの開発に成功し反撃を開始するも、停戦前を遥かに凌ぐアイゼンラート帝国軍の猛攻に再び膠着状態となった。
現状を打開すべく、地球同盟軍は再び新機軸のモビルスーツを開発する<G兵器開発計画>とそれで開発されたモビルスーツの運用に特化させた独立部隊を発足させる<ノブレス・オブリージュ発足計画>を始動。戦力の立て直しを計る。
それからさらに3ヵ月が過ぎたA.A.2181年7月。物語はここから始まるのだった。
<用語解説>
・A.A.(アフターエイジ)…現在使われている世界共通の年号。それ以前の世紀 B.F.(ビフォーエイジ)については資料が少なく、判明していることは少ない。
・地球同盟軍政府…通称EAG(Earth Allies Government)。実質的 に地球圏の実権を握っている国際組織。ヨーロッパ統制同盟、アジア共和国、アフリカ統一機構が主な主権国である。
・地球同盟軍…EAGが保持している国際軍事組織。主な場合、EAと略される。
・アイゼンラート帝国…第5スペースコロニー郡<エウクレイデス>がEAGから独立を宣言した際に名乗った組織名。独自の軍隊を所有している。
・スペースコロニー郡…5つのラグランジュポイントに存在するスペースコロニーの群集。
・アイゼンラート独立戦争…アイゼンラート帝国が地球同盟軍政府に仕掛けた独立戦争。開戦から17ヵ月が経過している。
・クリプストン条約…A.A.2180年に地球同盟軍政府とアイゼンラート帝国間で結ばれた条約。モビルスーツを始めとした戦術兵器及び戦略兵器への核の使用を禁止する旨のもの。
・ハーヴェルト条約…A.A.2180年に地球同盟軍政府とアイゼンラート帝国間で結ばれた条約。核動力を用いた戦術兵器、及び戦略兵器の使用を禁止し、以後段階的にその数を減らしていくという旨のもの。
・G兵器開発計画…戦力的に大きく劣っている地球同盟軍が打開策として立案した新モビルスーツ開発計画。
※機動戦士ガンダムSEEDより(改変あり)
・ノブレス・オブリージュ発足計画…<G兵器開発計画> で極秘開発された新型モビルスーツを運用するための独立部隊を発足する計画。地球同盟軍所属の中から選りすぐりの人材が集められる予定である。