問題児たちが異世界から来るそうですよ?~幻滅セシ十六夜ノ月~   作:ハーメルンの笛吹

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意志ヲ継グ月光

~第一章~

 

正式名称 ロシア連邦

人口 約1億4366万人

面積 約1707万km2

首都 モスクワ

世界面積最大で世界の8分の1を占める。

ユーラシア大陸の北部にバルト海沿岸から太平洋まで東西に伸びる広大な土地を持つ。

日本の約45倍に相当。

 

 

 ロンドンの街並みに二つの影──

その影は男女の者で──

 

 彼──逆廻十六夜は発電所を興味半分で殴り発電所を停止させテロリスト扱いされ海外逃亡し世界最大の山…エレベレストに許可無しで登り最年少で踏破した。

 

 説明を付け足すならば──十六夜は本来エベレストに登ることを少し先に予定していたが逃亡途中にエベレストが見えた為に付き人にお願いして登ったが付き人曰わく、『許可とか取らないから』と面倒くさそうに言い張り十六夜はエベレストに登り一時間も経たずに戻って来て『寄り道草道だ…ロンドンに寄る』っと現在に至る。

 

 彼女──逆廻十六夜の付き人な金糸雀は十六夜が起こしたテロ行為を笑いながら最適ルートを提示し逃げる。捕まるだの罪を認めるだの自重など知らんらしい。

十六夜がエベレストに登っている一時間の間に料理を食していた始末。現在は十六夜がロシアに行きたいと言い張るので同じくロシアに同行する金糸雀。

 

 十六夜は一人単独行動に望み金糸雀を置き去りにする。

 

 十六夜が初めに目指すのは色が多く絶景な景色では無く裏の暗く闇の景色。

 

 大体の目星を付けて居る為トットコ進む。

目指すはロシアンマフィアを壊滅させる事らしい。

 

 っと商店街から道を曲がる途中に白人の上美しい金髪を持つ少女が十六夜の前を横切り思わず目が移る。

少女はお世辞にも良い服装とは言えずボロボロに成って居て後ろには男集団が追いかけていたのを見る。

 

 十六夜は逸れを素通り…する事は出来ず後を追う。

 

「助けに行くとするかな」

 

 少女は何時しかスラム街の壁まで追い込まれていた。

少女は絶望を見たように座り込み目に涙を浮かべる。

 

「俺好みの美少女だぜ」

「さて、ひんむくか」

 

 嫌、嫌、と抵抗するも叶わず。

等々少女が諦めた次の瞬間──

 

 

 

──男は吹っ飛び壁に埋まった

 

 比喩無しにめり込み下半身のみ出す状態だ。

少女は今日一番驚き口をぽかーんと開けていた。

 

「大人数で美少女を襲うのは見過ごせねーな」

 

 十六夜は通路の真ん中に立つ。

他の男に睨まれるがその程度で怯む十六夜では無い。

 

「何だよお前…ナメてんのか、あ!? 」

 

 威圧的に言う男は次の瞬間先程の男隣に埋まった。

その程度と規格外から男共は恐怖を覚え皆思う。

 

(これ怒らせたらヤバい系だろ!?) と

 

「俺は逆廻十六夜──アンノーンって言えば分かるだ ろ?」

 

 アンノーン……今から二年前に起きた事件の総称。

十六夜と金糸雀が出会う少し前の時間に十六夜は世界を荒らし回る行為をした。

 彼曰く、『暇だ…』らしく世界各国に問題を振り撒いた存在であり世界を敵に回した。

 世界は一時休戦し共同開発により人類は大きく進み標的を一人の少年へと向けた。

 少年の名は不明でありその力は異常な程で、追尾ロケットも逆に向きを変えられ逆にロケットで発射場は崩壊した。

 凄腕暗殺者を寄越したものの銃弾は手の甲で弾かれ100メートルはあろう場所まで一瞬で跳躍し目にも留まらぬ速さで気絶させられ気づけば銃が二つに折られてたと報告がある。

 そして、これらは同一犯とされ彼と彼の行為を“アンノーン”と総称した。

 

 男共は美少女を置いて逃走し始める。

無論、そのまま逃がす十六夜では無い。

 

「次に俺の目の前に現れたら叩き潰す」

 

 男共が完全に去りその場には十六夜と美少女。

美少女は落ち着く所か恐怖を覚え口をパクパクしている。

 

「大丈夫か金髪美少女様?」

 

 少し笑いながらも美少女を心配する様を見て美少女は安心したように礼を告げる。

 

「……あ、ありがとう…ございます。あ、あの…お礼はその…私なら大丈夫ですから…私を使って良いですよ。助けて戴きましたし」

 

 美少女の様を十六夜ニヤニヤと笑う所かヤハハと大きく笑う。

 どうやら十六夜のツボに入ったようだ。

 

「ヤハハハハ、そんな趣味はねーよ」

 

 十六夜は美少女に興味が失せたかのように手を振り立ち去るが一つ質問があった。

 

「俺は聞いての通りで逆廻十六夜だ…お前の名前は?」

 

 美少女は名前を聞かれて少し驚きを見せるが素敵な笑みを浮かべながら…

 

「私に名前は無いよ」

 

っとの一言により十六夜は立ち戻り再度質問を繰り返す事に成る。

 

「ふーん。じゃあ家族や友人は居ないのか?」

 

 背の高さは十六夜の方が高く上から下を見るように言い掛ける。

 

「う、うん 両親は見たこと無くて…でも、私はグループには入っているんだ」

 

 十六夜は腕を組ながら悩み一つの決断に至る。

それは十六夜の未来を大きく動かす事に成る。

 

「そのグループに入れてくれ…」 

「え?」

 

 美少女は驚き素っ気ない返事し、十六夜は反応を見てただ笑うのであった。

 

 

 美少女は十六夜と同じ速度で移動している──

──つまりお姫様抱っこの状態で屋根を渡る。

 

 その光景を見れる数少ない人間──金糸雀は特に止める訳でも無くレストランで食事をしている。

 

 途中見知らぬ男共に絡まれたが流石は十六夜の付き人と一瞬にして男共は地に伏せていた。

 

 金糸雀が食している物は──ボルシチだが…本来はウクライナやポーランドの民族料理で歴史的には古代ローマの民族料理らしく間違ってもロシア料理では無いがそこは置いて置こう。

 

 鮮やかな深紅色をしたボリューム多い煮込みスープを口に運びながら思う。

 

「十六夜君…何日滞在するのかしら?」

 

 まあ、何日でも良っか!など解釈して再度ボルシチを口にする途端に──

 

「まさか貴女が外界に居るとは!?」

 

 銀髪の男は金糸雀を見て驚き声を掛ける。

逸れに気づいた金糸雀は返事を返す。

 

「私は居るわよ…久しいわねエロシジイ」

 

 エロシジイと呼ばれた老人はイヒヒと不気味な笑いをしながら金糸雀に近づくが阻止される。

 

 この老人は──スラヴ神話 コシチェイと呼ばれる老人で悪人であり女性を襲う事で有名だ。

 悪人だが金糸雀に対して特に酷い仕打ちは無く尻を触りに行く程度なスキンシップだが阻止されるのが普通。

 

 彼の肉体は生命とは別であり普通の攻撃では殺せない

存在で、その魂は針の先にあり、その針は卵の中、その卵はアヒルの中、そのアヒルはウサギの中、そのウサギは鉄の箱の中、その鉄の箱は緑のオークの樹の下に埋められ、それは大洋に浮かぶブヤンの島にある。彼の魂が無事な限り死なず、箱が掘り出され開かれればウサギが逃げ出し、それが殺されればアヒルが出てきて飛び去る。卵を手に入れた者はコシチェイを意のままにでき、コシチェイは弱りはじめて病気になり、すぐさま魔力を失う。卵を揺するとコシチェイも自身の意思に反して揺さぶられる。針が折れるとコシチェイは死ぬと言った面倒な老人である。

 

 彼は金糸雀と十六夜に卵を奪われ意のままに操られた経験がある。

 

「あの少年に変化はあるのか?」

 

 コシチェイは実際十六夜を気に入っているらしくちょくちょく金糸雀に訪ねている。

 

「女性にしか興味無いエロシジイかとと思っていたけど以外と違うのね…少しずつ成長してるけど遅いわね。この調子だと召還前にギリギリの最低ラインって所かしら」

 

 金糸雀は溜め息しながらコシチェイにそう伝えるがコシチェイは笑いなが返事をする。

 

「確かに女性にしか興味は無いが十六夜は別だ。あの子には期待している…人類滅亡したから女性を襲えないからな!!!」

 

 そう。これが本音だ。

何時も決まって本音をぶちまけた後に

 

「前言撤回…お前はエロシジイだ!!!」

 

 金糸雀に殴られ吹っ飛ぶコシチェイは笑いながらそのまま消える。

 

 皆が騒がしくなったレストランで一人落ち着いてボルシチを食する金糸雀。

 

 

 美少女はお姫様抱っこされ顔を真っ赤にしながらもグループの拠点であるボロ屋敷にたどり着いた。

 

「あ、ありがとう///」

 

 人生初のお姫様抱っこを此処で経験するなど思いも寄らなかったであろ美少女は赤面しながら、お礼を言う。

 

「俺から始めた事だなら構わないが…それより悪かったな」

 

 などと会話をしていると…

美少女は少年に連れられ隠し扉の中へ

 すると十六夜が居る場所が爆発した。

 

その爆発は大規模の物で当たり一体が吹き飛ぶ程。

水素爆発と言えば分かるだろう。

 単純に水素+酸素の爆発だが幾ら何でもこの屋敷内でそれ程の原子を集められる訳が無い。

 

 十六夜は崩れた建物を鉄パイプにぶら下がり考察する。

 

 其処には犯人であろう…子供たちが拝見に現れていたので十六夜は10メートルある高さから着地する。

 

「よし!侵入者を排除出来たぞ!!」

「大丈夫か?変なことされて無いよな!?」

「水素爆発成功かぁ」

「爆発した!爆発した!水素爆発だぁ!」

 

 子供たち四人は侵入者を排除出来て大喜びだが美少女は違っていた。

 

「な、何でそんな酷い事するの!?」

「酷い事って…侵入者だろ?」

「違う…私を救ってくれた優しい人だもん」

「「「「!?」」」」

 

 美少女は一人泣き出し四人も罪悪感を受けていた。

その話を聞いた十六夜は笑って割り込む。

 

「ヤハハ、優しく丈夫なのは俺の美点だぜ?」

 

 十六夜の介入によって子供たちは目を疑い美少女は泣くことを止めた。

 

「イザヨーイ!!」

 

 美少女は十六夜に抱きつき無事だったことを幸せに思い子供たちは絶句していた。

 

「ヤハハ、水素爆発とはナメた真似してくれるじゃねーか」

 

 水素爆発の中爆発して空洞が出来其処から脱出した為特に怪我は無い。

 無論喰らっても命に別状は無いだろうが…

 

「本来ならタダでは済まない行為だが俺の好意に感謝しろよ?」

 

 特に十六夜の仕返しは酷い物だ。

子供も大人もテレビ放送されたらマズい事バラす。

地位の高い人なら極秘情報流失や悪戯をする。

 

「んじゃ、おまえ等が水素爆発起こせたのか説明して貰おう……か!」

 

 十六夜は手に持つ小石を第三宇宙速度以上で地面に投げクレーターを作る。

 

「場所を移しましょうか……」

 

 グループのリーダーらしき人物は本拠に案内してくれるらしいので付いて行く事にした。

 

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