「味方、応答しろ。」
ミッシェルのインカムからアーミーの声がする。
「アーミー、どうやらこの町には私達しかいなさそうね。」
「そうか、これで魚を釣るつもりだったが無理なようだな。泣いてるのか?」
涙を拭いた後、
「いえ、泣いてないわ。それよりひとまず合流しましょう。」
俺とミッシェルは車を走らせて、ミッシェルの町に向かっていた。
「これで俺たちはお別れだな。よかったな、これで安泰だぞ。」
俺はミッシェルの町に到着したら、町を出て行くつもりであった。
「そうね。」
すると転倒したスクールバスが道にあった。
「俺が見てくる。待ってろ。」
近寄ってくるゾンビ数体の頭を撃ちながら、
俺はスクールバス車内を確認したがゾンビしかいなかった。
まだ変化して数時間経過したとこだろう。
俺はミシェルの乗ってる車に戻って、
「みんな死んでた。さあ行こう・・・」
「・・・」
ミシェルは無言のままアクセルを踏んだ。
町に戻ると俺は荷物をまとめ、ミシェルはエイミーのUSBメモリーをチェックした。
ミシェルがPCで何かを見ていた。
「おい、どうしたんだ?」
「いえ・・・監視カメラをチェックしてただけよ。」
ミシェルは何かに動揺していたようだが、もう俺には関係ない。
ミシェルから車と物資をもらい、
「じゃあ、俺はこの町を出て行くよ。」
「気を付けてね。アーミー、物資がなくなればここに戻って来ていいから。」
「ああ。」
そう言い放って俺は町を去った。
それから数日間生きている人間には会わなかった。
進展もなく記憶も思い出せない、さらに物資がなくなってきてミシェルの町に戻ろうと決断した日であった。
道のど真ん中に人が膝をから下を地面につけ、両手が後ろで縛られていた。
俺は周りを見渡し、車から静かに降りた。
拳銃を構え、ゆっくりと人に近づく。
人は男のようだ。男は顔をしたにうつむかせうめいていた。
「おい、大丈夫か?」
口は布で縛られていた。
男は俺の方を向き、助けてくれと目で訴えてきた。
俺は銃を向けながら、布を前から解いてやると。
「間抜け野郎。」
と男は言った。
俺の周りには野郎共が集まり武器を俺に向けていた。
「畜生、はめたのか?」
男は仲間に解放され、武器を仲間からもらった。
俺は銃を捨て、両掌を見せ、
「ボスは誰だ?」
「ボス?そんなの教えると思うか?」
俺は野郎たちに車に乗せられ、俺の車も別の男が回収した。
俺が向かおうとしたミッシェルの町とは逆方向に連れて行かれた。
拉致された場所は発電所のような施設であった。
そして小部屋に監禁された。