俺はエイミーの仲間に15発弾倉の拳銃だけ持たされ、スナイパー女の住んでいる町近くに車から降ろされた。
町は完全に包囲して俺を逃げれない状況に追い込んでいる。
おそらく10人以上はこの計画に参加しているだろう。
町を完全包囲していて、武装した素人でも数の力で制圧できると思うが、それだけいて制圧できないということは防衛が完璧か相当凄腕の元女兵士かだ。
そんな相手を殺しに行くなんて逆に殺されに行くようなもんだ。
そう考えながら町に入った瞬間、爆音が響いた。
何かが爆発したのだろう。煙も上がっている。
煙が上がっている場所に行くと狙撃された。
運よくその弾丸は当たらなかったが、煙がなければ顔に命中していただろう。
適当に家に侵入し、身を潜めた。
家の入口には手作りの地雷があった。
あやうく踏みそうになった。
他にも罠がしかけられていたが、中央の部屋に行くと軍の倉庫の様に武器が貯蔵されていた。
立てかけてある武器に手を伸ばした時、
「手を挙げなさい、そこから離れて!」
黒いマスクをした女に拳銃を向けられた。
俺は手を挙げた瞬間ピンを抜いた手榴弾を足元に落とした。
女は慌てて部屋を出て床に伏せた。
俺も女とは別のドアから中央の部屋を出て伏せた。
部屋は爆発し、瓦礫が降った。
女は拳銃を構え、爆発した部屋の周辺を調べる。
女が瓦礫についた血の跡に気を取られた時、隠れてたドレッサーから横から女に飛びついた。
その時女は発砲したが俺には当たらなかった。
ゾンビはすでに町に侵入し、俺と女がいる家に四方八方から入ってくる。
「ゾンビが来たぞ。」
俺と女は殺し合いをやめ、一緒に階段の方に逃げた。
ゾンビは脱出する道をことごとく塞いで歩いてくる。
女はゾンビの頭に次々と弾丸をぶちこむ。
「おい、早く来い。」
俺は階段で女に声をかけ女の背後に近づくゾンビを支給された拳銃で15発すべて使って足止めする。
俺は一足先に二階に上り、女も後から二階に上った。
女は二階に上った後すぐに階段を爆破し、ゾンビが二階に侵攻出来ないようにした。
俺と女は一息ついた後、顔を合わした。
自然に2人は拳銃を出してお互いに相手に対して向けていた。
「クソ。」
俺の銃は弾切れであった。銃を投げ捨て両手を挙げた。
「さあ、撃て。俺はお前を殺しに来たんだ。」
「いえ、まだよ。」
手錠を投げられ両手を後ろにして掛けるように指示された。
俺は女の言う事に従った。
すると女はマスクを取った。
マスクから出た顔はエイミーに似ていた。
「エイミーにそっくりだな。姉妹か?」
「ええ、姉は町の人を洗脳し女王気分よ。」
「なんで最初この町に来た時俺をスナイパーライフルで撃たなかった?」
「あなたは銃の構え方が慣れてた。あなたなら姉を殺せると思って見送ったのよ。私の計算違いだったけど。」
ため息をつきながら、
「つまり俺は姉妹で利用されたってことか。」
「私はミシェル・ベイカー。あなたは?」
「俺?ここであんたに殺されるのに名乗る必要あるのか?」
ミシェルはスナイパーライフルで突くように腹を殴った。
俺はよろけて倒れた。
「そうやっていたぶって情報を引き出す。よくある手だ。姉とそっくりだ。姉には守衛を使って脅されたがな。」
「姉に言われて来たんでしょ?」
「ああ、だが失敗した。だから殺せばいい。」
「いえ、あなたには生きてもらうわ。」