そして引き伸ばしたくせに大した内容でもないという……
色々と改善点が多すぎる今日この頃です
では、どうぞ!
1月15日(木)
ミカサから頼まれた伝言を伝え、約1日鏡ヶ原で過ごしたオレは……オレにとってはメインとも呼べる目的を達しようとしていた。そう……
「…………」
第一黒金班の副班長と会う……っていうな。
「簡単に話はしたと思うけど、改めて説明させてもらうよ。彼が第二学園からやってきた黒金班のメンバーだ。今回はあくまで向こうの班長から任された仕事として来たんだけど、ぜひ君たちに挨拶をしておきたいとのことで、急きょだが集まってもらったんだ」
そんな話になってたのか……。いや、つうか「ぜひ」とか言ってたけど別にそこまでじゃないんだけどな……。
(さぁ、悟君)
(あ、ああ)
隣にいるオレにしか聞こえないような声で、一期はオレにバトンタッチする。この流れなら……まぁ、自己紹介をすべきなんだろうな。う~ん……自己紹介ってそこまで得意じゃないんだが。
「……急な挨拶になってすまない。オレは第二学園副会長、そして第二学園黒金班所属の繰銀悟。えっと……いつも天国が世話になっている。そして……これから、よろしく頼む」
くそ……! なんか後半がすげーたどたどしくなった……!
「悟様……もしかして緊張なさってるんで──」
──バシッ!
「い、痛い……!」
「天国よ、そういうのは気付いても胸の内に秘めておくものだ」
お得意の天然が発動していらんことを言いそうになった天国に、オレは速攻でデコピンをくらわせた。手加減なんて一切しなかったからか、天国はデコを抑えて涙目になりながら悶絶している。
……さて、無難に自己紹介はしたが、肝心なのは第一側の反応だ。はっきり言って、今の
──ガタッ
と、オレが心配していたところで、一番手前にいた女子が立ちあがった。こいつは確か……
「こちらこそ、よろしく頼む。私は船阪玉鋼。天照からは三年生だと聞いているが……?」
「あ、ああ」
「なら私と同じだな。良い関係を築いていけることを期待している」
そう言って、船阪は右手を差しだした。さすが軍神船阪といういか……所作の一つひとつが滑らかだ。……オレ如きが握手なんてしていいんだろうか。
──ガシッ
「……軍神船阪との握手なんて緊張するな」
「さすがに知っていたか。だが、ここにいる以上は私も一人の生徒だ。楽にしてくれていい」
「……善処する」
そう言って握手を交わした船阪の手は、女性特有の柔らかさを有しながらもどこか力強い……“軍人”らしさを感じるようだった。
さて、この流れだと残りのメンバーとも一人ひとり話せそうだ。となると次は……
「…………」
こっちに目もくれずにスマホをいじる女子……。確か名前は…………石神虎鉄。
前に資料で読んだからわかるといえばわかるんだが、ここで名前を言ってしまえばオレへの不信感が増すだろう。あくまで何も知らない体で関わるしかない。
う~ん、どうすれば……
「ご、ごめんなさい! この子、そこまで話すのが得意じゃないっていうか……! 悪い子じゃないんです! ホントに!」
と、そんなことを考えていたらさらに奥から誰かが飛び出してきた。まるでお母さんのような口振りで石神のフォローを入れると、そのまま石神の肩をポンと叩いた。
「この子は石神虎鉄! 私たちは『こてっちゃん』って呼んでます! そして、私は村雨伏姫です! 同じ黒金班として、よろしくお願いします!」
「あ、ああ……よろしく」
あまりの勢いに、思わずたじろぐ。この感じ……コイツが前に天国との電話に出てきた『メー様』で間違いないな。
……ということは、天国はコイツと一緒に風呂に入ったということか。ふむふむ……
「……ね、ねぇテン? なんかすごい眼で睨まれてるんだけど、私何か変なこと言ってた……?」
「いえ、大丈夫です! 悟様は時々ああなるんです!」
「それはそれで怖いんだけど……」
おっと、オレとしたことが。実物を前にして妄想を繰り広げてしまうところだった。
とりあえず今ので女性メンバーとの挨拶は済んだ。そうなると後は楽だ。オレは屋台の中に立っている店主に向き直った。
「改めて、繰銀悟だ。よろしく」
「大包平。二年ッス」
「ところでこの店……もしかして自分の?」
「いや、オレはあくまで代理ッス」
とても代理とは思えない貫禄があるんだが……そこには触れないでおこう。
……さて、ここまできたら残るは一人。向こうもそれを察しているらしく、向こうの方からオレの方に近寄ってきた。
お互いの距離がちょうどいい距離になったところで、オレも相手の方を見る。そこでオレは初めて……白銀正宗と対峙した。
「白銀正宗。第一黒金班副班長で、平と同じ二年」
「正宗様! 天国の婚約者が抜けてますよ!」
「……とりあえず、すまん。本当に、色々な意味で」
「……察してもらえて助かります」
言葉を交わした感想としてはいたって普通な感じだ。そして、案の定というか予想通りというか……やはり天国には苦労しているようだった。天国も悪い奴ではないんだが、こればっかりはどうしても暴走気味だからな。
「まぁでも、会えて嬉しく思う。個人的に興味はあったからな」
「そんな大した人間じゃないですよ」
「大した人間じゃなきゃ黒金班の副班長はできないと思うけどな」
ひとまず天国の件は後回しだ。こうして実際に会うことができたんだから、彼がどんな人間なのか……ある程度は知っておきたい。資料にも書かれていたが、やっぱりこういうのは実際に話さないとわからないものだからな。
と、穏やかに話が進んでいたところで……スッと彼の眼が細くなったような気がした。
「それにしても、仕事でこっちに来たってことらしいですけど……わざわざ副会長を寄越すとは。つまり、それだけ大きな仕事ってことですか?」
「……まぁ、その辺りについては追々一期から話があると思う。それに、オレはたまたま会長の近くにいたから任されただけだしな」
「たまたま……ですか」
……なんというか、完璧に探りを入れられているな。ま、急に第二黒金班の人間が仕事とか言って現れたんだ。警戒するのは当然だ。
だが、それでも実際に探りを入れるとなれば話は別だ。思うだけなら誰でもできるが、実行するとしないでは大きな差がある。そして、彼はそれができる側の人間……ってわけだ。
──パン!
「さて、色々と言いたいことはあるかもしれないけど今日は気持ちよく終わろう。マスター、注文しても大丈夫かい?」
「まだ仕込み中だから簡単なモンしか」
「十分だよ」
白銀とオレのやり取りから何かを感じ取ったのか、一期が急に手を叩いて明るめの声で話し始めた。まぁ、正直言って助かった。このまま探りを入れられてたら、他の連中も便乗してきそうだしな。
しかし、開店時間前に大人数で押しかけて、さらに注文しようとしても嫌な顔一つしないとは。随分と懐の深いマスターだ。
「どうぞ、悟君。ちなみにこの店、ラーメン屋ではあるけど大抵のものは作ってくれるからメニューに限らず好きな物を注文していいよ」
「大抵のものって……野菜炒めとか?」
「いけます」
「……丼ものは?」
「親子丼とかカツ丼とかならすぐに」
「……焼き魚」
「いけます」
「ピザ……とかはさすがに──」
「時間かかってもいいなら。大した具はないッスけど」
「……プリン! つか、デザート全般!」
「いけますよ」
「参りました」
「恐縮ッス」
いや、ここまでのレパートリーに対応できるとか完全にラーメン屋じゃないだろ! うぅむ……ここまで幅があるとなると逆に迷うな。いや、ここはシンプルに考えよう。今、オレが食べたいものを……パッと頭に浮かんだものを注文すればいい。う~ん…………
「んじゃ、卵かけごはんで」
「ブフッ!」
「あいよ」
「あ、卵は溶いた状態で入れてくれ。あと、あれば刻みネギも頼む。……そうだ、一味ってあるか?」
「あいよ。一味も一緒に出す」
やはりスムーズに食べられるのが一番だ。しかし、試しにと思って色々言ってみたけど見事に対応されてしまった。この店の懐は奈落レベルだな。(※褒めてます)
ていうか、伏姫って子が思いきり吹き出してたんだが……そんなに変だったか?
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──
「ごちそうさん、満足だ」
「何よりッス」
まぁ、頼んだのが卵かけごはんだからよほどのことがない限り満足しないってことは無いんだがな。強いて言うなら……米が美味かったな、うん。いい米だ。
「ところで悟君、この後は宿に戻るのかい?」
「……いや、今日はこのまま向こうに帰る。用事は済んだし、リニア使えばすぐだからな」
「送っていこうか?」
「それは可愛い女にやった方がいいと思うぞ」
悟からこの後の予定を聞かれ、オレは少し考えてもう帰ることにした。別に明日ゆっくり帰ってもいいんだが、オレだって学生だ。学校は公休扱いになっているが、授業を受けていないのは同じ。そう何日も休むわけにはいかない。
……え? お前のことだから授業中も寝てるんだろうって? バカ言うな、オレは授業中は基本的に寝ないようにしているんだ。これでも副会長だ、バカヤロー。
「じゃ、すまないがオレはそろそろ失礼する。……お代っていくらだ?」
「もう僕が払っておいたよ」
「なんかもうすみません」
席から立って会計しようとしたんだが、まさかの一期がすでに済ませていたという事実が発覚する。うーん、こういうことをさらっとやってしまうところもイケメンだな。やはり金持ちは違う……。
「え? もう帰っちゃうんですか?」
「せっかくの機会だから色々と話をしてみたかったが……まぁ、仕方ないか」
「そんなー! 悟様、天国とも全然話していないじゃないですか! 帰るのは明日にしてください!」
わがまま言うな、天然娘。というか、話があるなら容赦なく電話してくるだろうが、お前は。
オレは身なりを軽く整えると、そのまま店の戸を開いた。……ああ、そうだ。共同作戦のこと自体はまだ秘密だけど……これくらいなら言っても大丈夫か。
「……そう落ち込むこともないだろう。どうせ、すぐにまた会うことになるさ。すぐに、な」
「……?」
オレの言葉に、ほとんどの奴は疑問符を浮かべている。まぁ、それが当たり前だ。だが……
「…………」
副会長様は勘付いてそうだけどな。
こうして、オレの初鏡ヶ原来訪は無事に終わったのだった。
そして、戻った後のオレが戻った報告もせずに寝たことは言うまでもない。
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1月16日(金)
「ずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるい~~~~~~!!」
鏡ヶ原から帰った翌日の放課後、オレは体育館で国綱と一緒に駄々っ子を相手にしていた。
「なんで先輩だけテンちゃんに会いに行ってるの! 私だって行きたかったのに~!!」
「だから、それはミカサに言われたからだって何回も言ってるだろ……。文句ならそっちに言え」
「そうだぞ、ロッコ。あまり先輩に迷惑をかけるなよ」
「うるさい、うるさい! 先輩のバーカ! アーホ!」
「……今どき子どもでもそんな低レベルな悪口言わねーぞ」
「変態! スケベ! 性犯罪者!」
「よし、そのまま暴れてろ。ぶん殴って止めてやる」
「お、落ち着いてください!」
両手両足をバタバタさせながらあることないことを叫び散らす瀬織に我慢の限界を迎えたオレは、込められるだけの力を込めた握り拳を振りかざす。
止めるな、国綱! HA☆NA☆SE!!
──ガラッ
「あらあら……暴力は嫌よぉ?」
「こうなった元凶が何を言ってんだ」
「テメェ! 会長様に向かって舐めた口聞いてんじゃねぇジャン!」
「お前こそ先輩に対する言葉遣いがなってねぇぞ」
「アンタのこと先輩だと思ってないから問題ないジャン」
「後輩の言葉のナイフが鋭すぎる」
まるで見計らったように入ってきたミカサと伊号に苛立ちをぶつけたが、返ってきたのは容赦のない言葉のナイフ。なんか一瞬で心が折れそうになってしまった。
と、そこでオレは伊号が何やら段ボールを持っていることに気がついた。
「なぁ、その段ボールなんだ? もしかして、それが今日オレたちを体育館に呼んだ理由か?」
「半分正解、ってところねぇ」
「半分だけでも正解か。賞品があればもらうぞ」
「キスでもすればいいかしらぁ?」
「ぶっ殺す!!」
「答える前に殺害予告かよ……」
冗談で賞品とか言ってみたが、ミカサにはお見通しらしい。返答に困る返しをされてしまった。
そんなミカサの言葉を聞いて、今にも伊号がブチ切れそうになるが……オレは何も悪くないだろ。
「といっても、もちろん口じゃないわよ?」
「安心しろ。期待してなかったし、元々『ノー』って言うつもりだ」
「あら……それは残念ねぇ、本当に」
「は?」
意地悪な笑みを浮かべるミカサから視線を外しながら期待してないことを言うと、何やら不穏な感じを漂わせる言葉が聞こえてきた。何かと思ってミカサの方を見た……のだが…………
「……いつの間にこんな近くに来た?」
「ふふ、いつかしらねぇ?」
「離れろ」
「あなたに拒否権はないわよ? 賞品がある以上、受け取ることができる人間はそれを受け取る義務があるもの」
そんな理論をかましながら、ミカサはゆっくりとその綺麗な顔を近づけてくる。
待て待て、口にはしないって言ったよな? てことはどこだ? 頬か? 耳か? 鼻か? ……は! まさか目にするつもりか!?(←軽く錯乱中)
「ふふ……」
色々と混乱してきたオレを差し置いて、ミカサはどんどんその距離を縮めていく。そして、ついに……
「──天国ちゃん、仕事の方は覚えていたのかしら?」
「……それを聞くためにわざわざこんなことしたのかよ」
「帰ってすぐに報告しないあなたのせいよ。それで?」
自分の顔をオレの耳元まで近づけて、ミカサはボソボソと天国の件について聞いてきた。……まぁ、どうせこんなことだろうとは思ってたよ。さて……
「……悪いな。色々とあっちで立て込んじまって、聞けなかった」
「あら……本当かしら?」
見えないが、今のミカサはジトリと疑うような眼をオレに向けているんだろう。だが、オレは微動だにしない。誤魔化すと決めた以上は最後までやり通してみせるさ。
「…………」
「…………」
「……そう。なら、それでいいわぁ」
「なんだ、随分あっさりだな」
「あくまでついでだもの。そこまで重要視はしていないわぁ」
……それってつまり、「どうでもいい」ってことだよな。第一学園を下に見ているのか、それとも天国にこういう仕事は難しいってわかっていたのか……。
……両方だったりしないよな。
「そりゃ何よりだ、怒られずに済んだ」
「でも、頼んだことをできなかった以上、お仕置きはしなくちゃねぇ」
「え」
ミカサのその言葉を聞いて、オレが身体を動かすよりも先……
──カプ
「ぬっ!?」
「ふふ……これくらいで勘弁してあげるから、感謝してちょうだい」
突然、耳から伝わる甘噛みの感触。ビクッと身体を震わせると、ペロッと舌を出したミカサがクスクスと笑いながら離れていった。……あいつ、結構耳を狙ってくるよな。耳フェチかよ。
「…………」
そして伊号さん。そんな今にも戦闘民族に変身しそうな殺気でオレを見ないでください。オレは被害者です。
その後、なんとか伊号を落ち着かせたオレたちはようやく本題へと入る。そもそも、オレたち黒金班がこうして体育館に集まっているのはミカサが急に集合をかけたからだ。
いつもなら会長室に集まることが多いのにわざわざ体育館ってことは……もしかして身体でも動かそうってか? ……面倒くせぇ。
「さて、今日集まってもらったのは他でもないわぁ。雷」
「はい」
ミカサに呼ばれると、伊号はせっせと運んできた段ボールを開けて中身を取り出した。入っていたのは……スーツ? 随分と身体にフィットしそうな感じだが……。
「これは黒金班用の対戦闘用スーツ。正式名称は作戦行動用アーマースーツ。ようやく完成したから、今日はそのお披露目兼試着会よぉ」
「へぇ、これが……」
「話には聞いていたけど……性能は?」
「耐火面は現在ある最高技術、耐衝撃も申し分なし。特に防刃作用については従来の防護服の6倍らしいジャン」
「ほへぇ~……なんかすごそう」
すごそうじゃなくてすごいんだよ、バカ。
「従来の防護服っていうと……SWAMなんかが着ているのが世界最高峰の出来だったよな」
「えぇ。けど、あれは重過ぎてよほど鍛えていないとまともに動けないですけどね」
「瀬織なんかはぐちゃっと潰されそうだ」
「ちょっと! せめてくちゃっととか可愛い効果音にして!」
「そういう問題かよ」
「とりあえずSWAMが着てるのより軽くて高性能らしいわ。後は実際に着てみてちょうだぁい」
世界最高峰の防護服より堅いのに軽いとはな、興味が出てきた。
そうしてオレは国綱と一緒にスーツを手に取り、男子更衣室へと向かった。
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「おぉ……!」
「これは……いいですね」
実際にスーツを着てみてわかったのだが……めちゃくちゃ軽い。これでSWAMのガチガチ防護服より堅いなんて信じられないな。
「軽いし動きやすい。それに、まったく寒くないな。この体育館って今エアコン入ってないのに」
「快適ですね」
なーんて感想を国綱と一緒に言い合っていたんだが……一つだけ腑に落ちないことがある。
「……つうか、おい。なんでお前らはスーツ着ないんだよ」
今、スーツを着ているのはオレと国綱だけ。つまり男だけなのだ。段ボールにはちゃんと女性メンバー用のも入っているのに、ミカサたちは誰一人として着る素振りすら見せない。
「い、いやぁ……。着てもいいんだけど……ちょっとこのピチピチ具合がね……」
「これって機能性重視だからその辺は二の次なのよねぇ。身体のラインが出るのはちょっと勘弁だわ」
「会長様が着ないならアタシも着ないジャン」
「このわがまま娘共が」
まぁでも確かに……このスーツ、身体にフィットはする。ただ……フィットし過ぎなのだ。機能性を考えてのことなんだろうが、ミカサが言うように身体のラインが丸わかりになる。
ちなみに男は黒を主調、女は……ピンク? 紫? とりあえずその二色が混ざったような色合いのため、女性陣が着たらかなり目を引くだろうな。
「まぁ、心配せずとも私たちも後で一回は着ておくわ。もちろん女の子だけで、ね」
「そうしてくれ。いざ実働になって『やっぱり着られない』ってなったら間抜けすぎる」
「……見たいかしらぁ?」
「……ノーコメント」
また悪戯っぽい笑みを浮かべるミカサから、オレはやれやれと視線を外す。コイツ、いつもこんな態度で疲れないのかねぇ……。
「さて、冗談はさておき……もう一つの本題に入るわよぉ。他でもない……黒金班としての仕事の話」
『ッ──!』
仕事の話、と聞いて全員の眼の色が変わった。オレも気持ちを切り替えてミカサの方を見るが……タイミングを考えても、おそらく
「それも今回は今までとは違う、初の試みとなる仕事よ」
「初の試み……?」
「えぇ……。
第一黒金班との共同作戦で行う……ブルードラゴン拠点への襲撃任務。それが今回の仕事よぉ」
さて次回、いよいよ第一と第二メンバー初の顔合わせとなります
原作では波乱な展開でしたが、主人公はそれを防ぐことはできるのか
そして勝手なミカサさんは耳フェチ。(あくまで主人公独断でのイメージ)
原作でも正宗に耳責めしてたので。
さて、それではまた次回です!