騒音部の一行   作:川端アイモ

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いよいよ悪ノリも最後です。伝わって……下さい……


落ちてくる空の下で

いよいよ最後の門に向かう時が来た。数々の激闘を経て遂にその時が来たのだ。

 

「ねぇ! ちょっと待って!」

 

最後の門に向かう途中、直美が全員を呼び止めた。

 

「どうしたの? 姉さん?」

 

「なんか最後みたいな雰囲気になってるけど、一つ門を忘れてない?」

 

「何を言うとるんじゃ? 四つ目の門はさっき通ったじゃろうが?」

 

「そんなはずは……まだ三つしかクリアしてないじゃない!」

 

直美の問いかけに一同は思わず笑いだした。

 

「おいおい! さっき巨神兵並にデカい鬼を倒した所だろ?」

 

「そうじゃ! ワシと宗一のファイナルオメガドライブで倒したじゃろうが!」

 

「そうだよ! 僕と姉さんと神父が囮になって姉さんを庇って敵の攻撃で神父が気を失ったじゃないか? その後、敵の踏みつけを僕と姉さんで恒例の重量挙げしたでしょ?」

 

(恒例?)

 

「全く! おどれと言う女は! 劇場版で言ったら一番盛り上がる所を覚えてないと言うんか!」

 

「待って! そんな激闘があったなら私が覚えてない方がおかしいわ!」

 

「はあ? それじゃあ何か? そんな大事な所がスッポリ抜けてるって言うのか?」

 

「そう言う事になるわね……」

 

「そんな打ち切りの漫画みたいな事がある訳ないわい!」

 

「でも! そうだわ! 神父なら何か分からない?」

 

その問いに神父は少し考え込んだ様子で口を開いた。

 

「もしそれが事実だとするならば考えられる可能性は二つだ……一つは『直美だけが何らかの攻撃を受けている』だが、それなら実害がないのは不自然だ……あるとすればもう一つ……」

 

「もう一つ?」

 

「なにか精神的にショックを受けて記憶が不鮮明になっているかだ! 直美……まさか私の事が……しかし私には……」

 

「うん! 無いわね……気のせいだったみたい。行きましょう……」

 

何事も無かった様に進む直美だったが……

 

「で……次はどっち?」

 

完全に呆れた様子の一同だったが伸二と神父が仕方なしに答える。

 

「姉さん……さっきも言ったけど僕達が次に向かうのは大上神社だよ……」

 

「へ? でもあそこは……」

 

「そうだ。最初に我々が辿り着いた場所だ。しかし、この門とやらはどうやら直線でつなぐと五芒星になるようだ。つまり五芒星の終点は全ての始点と言うことだ」

 

「あのクソフィギュア! 最初に言えよ!」

 

「アルファでありオメガ……か」

 

悪態をつきながらも一同は最後の門に向かいだした。

 

大上神社の麓まで来ると石段の所でオオカムズミノミコトが待っていた。

 

「おお! 来たようじゃな!」

 

その言葉に直美がキレながら答えた。

 

「ここが最後の門ってことはアンタをブチのめせば終わりってわけね!」

 

「なにぃ! 違うわい! 確かに最後の印はワシが持っとるがお主らが四つ集めなければ押せんのじゃ!」

 

そう言うとオオカムズミノミコトは印をポイントカードに押してくれた。

 

「ほれ。あとはその札を御神木にかざせば門が開くわい」

 

「それじゃあ……やっと……」

 

「ふむ……長き試練をよくぞかいくぐった! グッジョブ! ワシ!」

 

それぞれが悪夢の終わりに安堵した時、突然ラッキーがしゃがみこんだ。

 

「うぅ……ワシは……ワシは……」

 

「ラッキーさん!」

その場にうずくまるラッキーに伸二が思わず駆け寄った。しかし何事かうわ言の様に呟く様は異様であった。

 

「ワシは……ワシは……そうか……ワシはあの時!」

 

ドゴオオオオオオンッ !

 

「ガハッ……ラッキー……さん?」

 

突如ラッキーは伸二に一撃を加えた。吹っ飛ばされた伸二を神父が抱え上げた。

 

「ラッキー……貴様!」

 

「伸二? ちょっと……目を開けてよ……」

 

「そうじゃ……ワシはあの時……既に死んだんじゃ……」 

 

「おいっ! ラッキー! てめぇ……」

 

「そうじゃあ! おどれ等の命と引き換えにワシが生きるんじゃ!」

 

ラッキーの言葉に宗一が構える。

 

「てめえ! 裏切りやがったな!」

 

「何が裏切りじゃあ! 誰だって死にたくないわい!」

 

「ねえ……ラッキー? 私達は仲間じゃない?」

 

「ハンッ! ワシを置いて帰ろうとしてよく言うわい!」

 

なおも言葉を続けようとする直美を宗一が手で遮った。

 

「下がってろ直美……俺がケリを着けてやる」

 

「誰が来ても同じじゃあ! これがワシがあの方から授かった真の力じゃあ!」

 

そう言うとラッキーは一つの玉を取り出した。

そして、それを蛇に喰わせると禍々しい闇が周囲に光り輝いた。恐らく更なる異形に変化するのだと誰しもが思ったその時、ラッキーは持てる力で蛇を引き抜いた。

引きぬかれた蛇は闇を放ちながらその姿を杖に変えた。

 

「なんじゃと! あれは……」

 

「何か知ってるの? オオカムズミノミコト?」

 

先に口を開いたのは宗一だった。

 

「ラッキー……まさか! そのロッドは!」

 

「そうじゃ! これがワシの真の力! 『エンドレス吸魂ロッド』じゃあ!」

 

ラッキーの言葉に直美はデジャブを感じていた。

 

「えんどれす? なんか前にも似たような事が……」

 

正体を知る宗一は驚愕の表情を浮かべ続けた。

 

「まさか『暗黒白魔道士カナメちゃん』がお前の嫁か!」

 

「ふふふ……如何にも」

 

二人のやり取りを聞いていて直美は思わず「やっぱりソッチかぁ……」とどうしてコイツらと付き合って来たのだろと激しく後悔した。

 

「おい! お主よ! 思ったよりヤバイ事態じゃぞ!」

 

突然、オオカムズミノミコトが声を荒げた。

 

「何が? いや確かに、いい年したオッサンが深夜アニメの魔法の杖を片手に睨み合うのはヤバイってか今後の付き合いは考えるけど……」

 

「いや確かに見た目は……アレじゃけど、あれの正しい名は八尺瓊勾玉じゃ!」

 

「ヤサカニノマガタマ? 何ソレ?」

 

「最初に説明しときたかったんじゃが……宗一の持っているロッドが『八尺瓊勾玉』で、あのラッキーとか言うのが持っとるのが『凶ツ八尺瓊勾玉』じゃ!」

 

「で何が違うの?」

 

「ふむ……お主らの『草薙の剣』であれ『八咫の鏡』であれ、奴の『八尺瓊勾玉』と合わせて三種の神器と言うんじゃ名前くらい聞いた事あるじゃろ!」

 

「ああ、あの古事記とかに出てくる?」

 

「そうじゃ! じゃが続きがあっての黄泉の世界にも三種の神器はあるんじゃ! その一つが『凶ツ八尺瓊勾玉』なんじゃ!」

 

「でもあれでしょ? 神器っても私や神父みたいにちょっと特殊な力が使えるって話でしょ?」

 

「あぁもう! 分かっとらん! お主の『草薙の剣』も真の力を使えば都一つ焼き払えるんじゃぞ!」

 

「えっ……マジ?」

 

「しかも八尺瓊勾玉の能力は『思考の具現化』じゃ! 自分が出来ると思った事は地震でも火山の噴火でも引き起こせるんじゃ!」

 

「それマズくない? なんで変態二人がそんな能力持ってるのよ……」

 

「ワシが聞きたいわい! じゃが制限もある! 本当に強く信じるなんて簡単に出来ないんじゃ……例えば二人共、ロッドが本物と信じこんどるから原作通りの魔法なら使えるはずじゃ」

 

「じゃあ……そこまで害は無いんじゃない?」

 

「いや……さっきからあやつら『時間』を止めて戦っておる」

 

「そんな馬鹿な……」

 

直美が少し呆れていると話を聞いていた神父が補足するように告げた。

 

「直美よ。私の記憶が確かなら原作ではアイリスとカナメは時を止めれたはずだ。それに二人をよく見てみろ! いつのまにか傷が増えてる」

 

直美が神父の言葉に目を凝らしてみると二人共、知らない間にあちこち血が滲んでいた。

 

「時間よ止まれ!」

「ワシだけの世界じゃっ!」

 

止まった時の中で二人は激闘を繰り広げていた。

 

「デッドリースクリィィィィィィム!」

「無駄じゃあ! 暗黒嗚咽!」

 

凄まじい烈風の嵐が衝突し空間を破壊していく。刹那、爆風が二人を襲った。

 

ズサササササササササササッ……

 

時が動き出し盛大にボロ布の様に吹き飛ぶ二人。

 

ふと涙が出た。

 

あんなに一緒だったのに……

 

騒音部って呼ばれて疎まれても頑張ってきた。

 

馬鹿もやったし喧嘩もよくした。

 

それがなんで殺し合いなんかしなくちゃいけないのか……

 

「勝つのは俺だあああああああああああ!」

 

「ワシが帝王じゃああああああああああ!」

 

「もう……やめてええええええええええええ!」

 

直美は叫ばずには居られなかった。そこに伸二が目を覚ました。

 

「無理だ……姉さん……」

 

「伸二!」

 

「あの二人に……もう僕達の声は届いちゃいない……」

 

「でも! このままじゃ二人共!」

 

「二人は今、現実の黄泉比良坂じゃなくて遠い二次元の原作の中で戦っている。もし二人を止められるとすれば、それは同じ情熱を傾けた者のみだ……」

 

「同じ情熱……」

 

今まで黙っていた神父が突然、口を開いた。

 

「元はといえば私の責任だ……ラッキーの事はわかっていた。だが、敢えてここを脱出する為に利用した! 決着はつける! オオカムズミノミコトよ! 貴様の能力を借りるぞ!」

 

「何じゃと! グボアアアアッ!」

 

神父はオオカムズミノミコトを吸収し二人の元へ向かった。

 

「やめろおおおおおおおおおおおおお!」

 

神父の突然の怒声に手を止める二人。

 

「なんじゃと? この聖戦に口を出す気か?」

 

「神父といえども邪魔すれば容赦しないぜ?」

 

二人の恫喝に怯みもせず神父は続ける。

 

「お前たちの『愛』は間違っている!」

 

「なにぃ? 愛じゃと? ワシのカナメちゃんに対する愛は本物じゃあ! 二人の愛を綴った同人誌も出しておる!」

 

「あっ! テメー真似すんじゃねえ! 俺なんてアイリスちゃんとの日々をブログにアップしてるぜ!」

 

「それが一人よがりの愛だと何故わからない!」

 

「「何だと!」」

 

「私は! 神を愛する様に『水野葵』を愛している!」

 

「水野……葵だと?」

 

「水野葵と言えば『ファイカツ』の水野葵か?」

 

ファイカツとは……アイドル養成学校スタープラチナ学園に編入した形意拳の使い手である星野苺が仲間と共に序列一位で伝説の八極拳の使い手である神崎美夜を目指す格闘アイドルコメディである。ファイティングアイドル活動を略してファイカツ。

 

水野葵……星野苺の才能を見抜きアイドルへの道へ誘った張本人。頭脳明晰でアイドルヲタクでもある。自らは八卦掌の使い手であり常に冷静沈着。なお女優としても活動しており「イケナイ暗殺者」で女優デビューまたスペシャルドラマである「イケナイ暗殺者フィレンツェ行き特急列車」では星野苺らと暗殺チームの一員として共演している。

 

「待て……聞いた事がある!」

 

「なにをじゃ?」

 

「ウチの大学には伝説のファイカツおじさんがいると……そしてそのおじさんの一番の推しは水野葵……」

 

「なんじゃと! まさかあの前人未到のシークレットホログラフィックコーデでノーミスハイスコアを叩き出しランキング上位入賞の原動力となったとされる……あのファイカツおじさんの事か!」

 

神父は静かに笑うとその問いに答えた。

 

「私はファイカツのおじさんではない……」

 

「はあ? なんじゃ人違いか……」

 

「人は私の事を敬意を込めてこう呼ぶ」

 

((ファイカツの『聖』おじさんと!))

 

「なっ……」

 

「だが! それがどうした! お前も俺たちと変わらんじゃないか!」

 

「私はお前達の様に汚れた感情を抱いていない……純粋に応援してあげたい……一位にしてあげたい……そこに見返りを求めていない!」

 

神父が放つ謎のスゴ味に沈黙する二人……しかし、ここで引き下がる訳にはいかない。

 

「な…何が水野葵じゃ! 伝説の八極拳使い『神崎美夜』と伝説の喧嘩師『花山みくる』が登場したら『花山みくる』に人気を根こそぎ取られたじゃろうが! あんな背中に彫りもん背負ったアイドルの何処に萌えるんじゃ!」

 

「そ…そうだ! 新キャラの『天空寺まどか』にも負けてるじゃないか! 大体、ファイカツ自体、『ファイカツ一番星』になってから『プリズンパラダイス』に押されてるだろうが! 今、神囚人グランプリが始まったし……」

 

二人の反論を静かに聞いていた神父だったが突然、声を荒げた。

 

「やかましいいいいいいいっ! お前たちの薄っぺらな藁の家で私と葵の深淵なる砦に踏み込んで来るんじゃあない!」

 

((えぇ~!))

 

「お前たちなぞ! ファイカツの神と呼ばれた私の手の平を回る孫悟空ですらない!」

 

二人を止めるはずだった神父だが二人を始末するに方針を変えたようだ。

 

静かに行方を見守っていた伸二と直美だが色々と裏切られた気分だった。

 

「ねぇ……伸二?」

 

「どうしたんだい……姉さん?」

 

「男ってみんな……ああなの?」

 

「僕にもわかんないや……」

 

遠くを見つめる二人。

 

いよいよ三つ巴のバトルが幕を開ける。

 

「貴様らに真の信仰と言うものを見せてやる! WRYYYYYYYYYYY!」

 

神父の八咫の鏡が光り輝き姿を変えた。

 

「な…それは!」

 

「そうだ! これが私の八咫の鏡の真の姿だ!」

 

「水野葵が真の姿じゃと!」

 

「これが私の心を写した真の姿だ!」

 

神父の八咫の鏡は水野葵に完全にトランスフォームした。

神父の心の姿と言われ驚愕の表情の二人だったが互いの目を見ると不敵な笑みを浮かべた。

 

「神父よ~確かにクオリティは大事だぜえクオリティはよ~」

 

「じゃが忘れとらせんか? 戦いに必要なのは力じゃあ!」

 

(時よ止まれ!)

(ワシだけの世界じゃ!)

 

時を止めて同時に神父に襲いかかる二人……

しかし止まった時の中で神父と水野葵は円の動きで二人をいなし的確に急所に攻撃を叩き込んだ。

動き出した世界で二人は地に伏せていた。

 

「なぜじゃ! おどれに時を止める力はないはずじゃ!」

 

「確かに私に時を止める力は無い……だがオオカムズミノミコトを取り込んだ私は動く事は出来る!」

 

「クッ……だが動けたとしてもよ! 力で負けた訳じゃねえ! ラッキー! 俺に協力しろ!」

 

「うぅん? ハッ……あれをやるつもりじゃろ?」

 

二人は同時にロッドを掲げた。

 

そして、正真正銘の全力を込めた。

 

「出し惜しみは無しだああああああ!」

 

「砕け散れえええええええええええ!」

 

破壊の塊とも言うべき高エネルギー体が神父を無に帰すべく放たれ、それを迎え撃たんと神父の前方に透明な壁が現れた。

 

「ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」

 

神父は全力でそれを受け止めた。

 

ギギギギギギギ……

 

神父の前の空間が今にも砕けそうに歪んでいった。

二人が更に力を込めた時、とっさに神父は受け止めるから逸らすに方針を変えた。

向きが変わり巨大なエネルギー体は空へと飛んでいった。

 

「ふう……ふう……少しばかり肝を冷やしたが……運命は私を選んだぞ!」

 

「ぐむぅ……まだじゃ……まだ終われん!」

 

「もういっちょうおおおおおおおおおお!」

 

さらに戦いが続くと思われたその時、異変が起こった。

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴ……

 

「な……なんじゃあ!」

 

「……おいっ! あれを見ろ!」

 

宗一が空を指差して青ざめた顔で叫んだ。

その先を見ると空が落ちて来ていた。

 

「なによ……あれ……」

 

「隕石……なのか? 姉さん! とにかく逃げよう!」

 

「隕石じゃと……ハッ! まさかアレは最終黒魔法かあ!」

 

「おいおいおいおいおい……いくら何でもあれは無理だ」

 

「と……とにかく逃げるのだ! 印はある! この世界に用は無い!」

 

神父が駈け出しポイントカードを持って御神木へと走った。

 

「あっ! おい待て! 俺を置いて行くな!」

 

「かあっ! ワシもじゃああああ!」

 

三人が御神木へ向かう間、直美は呆然としていた。

 

「あは……そんな馬鹿な……」

 

「姉さん! 急いで!」

 

直美と伸二が御神木へと着くと三人は既に居なかった。

御神木に渦巻いた空間が出来て何処かへ繋がっているようだった。

そこに突如サイレンが鳴り響いた。

 

 ウォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォンッ !

 

薄れゆく意識の中で直美はその音を聞くのであった。

 

「姉さん! 姉さん! 起きてってば!」

 

直美が目を覚ますと伸二が見えた。

 

「うぅ……ここは……?」

 

「それが……姉さん……」

 

「お目覚めになられましたか? 勇者さま……」

 

「へっ? 勇者?」

 

「あのね……姉さん……僕達、違う世界に召喚されたみたいなんだ」

 

「はいっ? 召喚? ナニソレ?」

 

「だから……僕達、これから魔王を倒さなきゃならないみたい……」

 

「え? 魔王?」

 

「おお! 勇者さま! どうかこのロージアの国をお救い下さい!」

 

その言葉にもう一度寝ろうとした直美だったが伸二が必死に起こした。

 

「だから! 姉さん! 夢じゃないんだって! 起きてよ!」

 

「もう……イヤアアアアアアアアアアアアア!」

 

 直美の絶叫が虚しく空を切るのだった。

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