感謝…圧倒的感謝ッ!
つーわけで、俺らは目の前の煉瓦造りの建物の前に来てるわけなんだが…
キョン「古泉、俺はどうも既視感を感じるんだが…」
古泉「奇遇…ですね。私もそう思っていますよ。」
そう。俺らは前にも似たような目に遭っている。
とある吹雪の日に、謎の館に迷い込んだんだ。
その中では、場所によって時間の流れが違うというトンデモ屋敷だった。
その時は長門が助けてくれたが、あまりあいつの手は借りたくない。
なんてったって、男がただの一般人だからって超能力持ちの女性に守ってもらうのはおかしいもんな。男なら女性を守ってなんぼさ。
長門「その考えは推奨しない。貴方が死ねば、涼宮ハルヒがどう動くかわからない。」
キョン「長門、その忠告はすごく嬉しい。だが人の心を読むのは辞めてくれ…」
朝比奈さん「キョンさん、何を考えてたんですか?気になりますよぉ〜♪」
たまに朝比奈さんは俺の考えを知っているのでは?と思うときがある。
ハルヒ「そこっ!今から謎の館に入るんだから少しは緊張しなさい!
…これは私からの命令よ。絶対に…何があっても死なないで!」
古泉「了解致しました」
朝比奈さん「はいっ!」
長門「…了解」
キョン「応ッ!…てかオメーも死ぬんじゃねーぞ?」
ハルヒ「わかってるわよ!」
こうして俺らは謎の館の入り口に立ったんだ。
ドアに手をかけると、至極簡単に開いちまった。
中は整っており、立派な造りだ。
あの館と違う所は、なんといっても見晴らしがいい。
ここから見えないのは二階と、部屋の中だけだ。
これなら何があっても安心だな。
建物の一階中央には、大きな階段がある。その左右の扉は食堂のようだ。
行く当てもなく、とりあえず二階に行くと、目の前すぐに、
二枚ドアの一際豪華な扉が俺らを待ち構えていた。
俺らはかなりの用心をしたんだ。
ハルヒ「入るわよ…」
俺らは無言で頷いた。もちろんハルヒも小声さ。
念のため、二回ノックをしてみた。
中からの返事はない。ここは俺が行こうと言って、扉に手をかける。
少し重い扉を開けて中に素早く入ってみると、何もなく、
周りを確認しようとした瞬間、軽い破裂音が二、三回なったんだ。
キョン「うわぁッ!こっちくるんじゃねぇ化け物ッ!」
キョン以外のSOS団「キョン(くん)大丈夫(ですか)!?」
みんなが一斉に入ってきた。
「化け物とは酷いにょろねー♪」
…この声はまさか…
SOS団「鶴屋さんっ(先輩)!?」
鶴屋「はーい。お馴染み、不思議少女の鶴屋さんっ!華麗に登場っさねー♪」
俺らの目の前には、白い軍服を着て、いつものように楽しそうに笑っている、いつもとは少し違う鶴屋さんが居た。
SOS団及び、鶴屋提督が着任しました!これより、海域の突破及び、艦隊の指揮に入ります!
そんな声がどこからか聞こえた気がした。
続く。
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