帰っておいで故郷へin鎮守府   作:放火後ティータイム

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最近ネタがなくなってきてメッチャこまってます(泣


第一五話 お父さんと那珂と丸メガネ

時刻は太陽が見下すように真上に陣取る正午

いくら9月に入ったとはいえ正午は外に出たくない時間帯である。

 

昼食を済ませ、腹を膨らませた俺達はとある場所へ向かうべく

室内着から外出着へせっせと着替える。

目的?後々わかると思うが感覚としては娘のピアノ発表会にいく感じだな。

 

普段は基本鎮守府に引きこもっているので半パンにタンクトップといった

動きやすい服装なのだが、今日は外出着である紺色のジーンズに

袖をまくりあげた真っ白なシャツである。

普段はメイド服のフェーミナも真っ白なワンピースといった可愛らしい服装だ。

 

「準備できたか?行くぞ~」

 

「了解いたしました」

 

財布にチケット、携帯、カメラのみを入れた小さいショルダーバッグを背負い

俺達は鎮守府を出た。

 

 

 

 

話は変わるが、俺の鎮守府がある佐世保市はかつて長崎県第二位の都市であった。

自然豊かな観光資源に恵まれた佐世保市は深海棲艦の大規模進行により大打撃を受け

人口を大きく減らした佐世保市は他の市にその地位を譲らざるを得なくなった。

10年以上経ったとはいえ、復興は未だに進んでおらず所々に建っている住居を

除けば、焼け野原と化している。

人口は襲撃前の十分の一になり、市から町へと逆戻りしても可笑しくない状況だ。

 

「なんだこりゃ……」

 

それがどういうことか人で溢れている。

図体がデカイ俺にとっては動きづらい。

おまけに野外ライブときた。

正午の太陽+人混み+熱気=地獄である。

 

「お父さんこっち!こっち!!」

 

合流予定の鳳翔一家と合流

この人混みの中見つけられたのは常人離れした体格のおかげだろう。

動きづらさにイライラしていたがこれには感謝せざるを得ない……

 

こうして苦労しながらも会場に着いた俺達はようやく腰をおろすことができた。

やっぱ年取るとキツイっすわ……

 

 

 

 

 

 

 

話は数日前に遡るがあの日居酒屋のテレビで観た那珂はやっぱり元俺の鎮守府の

那珂だった。

あの翌日自宅に那珂からチケットが届きいくことになったのだ。

それは鳳翔一家にも届いたらしく一緒に観に行くことになったのだ。

 

 

「絶対これ万単位の人数いるよな。この会場……」

 

「分析の結果2万1698人の人が集まっています。」

 

2万……か……こんな田舎に人が集まるとは思わなかったよ……

てかフェーミナ分析とか止めなさい。

その神業とも言えるくらいすごい観察眼はもっと別のことに使いなさい……

商店街の値引きの駆け引きとか………

 

ライブが始まるとbgmが流れ出す。

テレテレテレテレテレテレ……

 

『那っ珂☆ちゃぁああああん!!!!』

 

急に周りの野郎共が騒ぎだした。

おとなしい鳳翔一家は心の中が軽いパニック状態である。

 

図ったかのようにパァァァンと

ステージ横に設置されたキャノン砲が紙吹雪を散らす。

雪のような紙吹雪に紛れ特設ステージの奥から

見覚えのある人物が出てくる。

勿論那珂……いや皆のアイドル那珂☆ちゃんである。

 

「みんな~!!元気~!?」

 

『元っ気だよぉおおおお!!!』

 

うわ☆きんも~

あまりに慣れないオタク文化を目の前に思わず心のなかでそう思ってしまう。

まるで鈴谷になった気分です。はい……

 

 

ライブは順調に進んでいく。

9月とはいえまだ暑いこの時期にノンストップで歌い続ける那珂を応援しながら曲を聴く

全然知らない曲ばかりです……

 

オタク達の声が聞こえ続けるが決して曲を邪魔するような声じゃなく

むしろ場を盛り上げるムードメーカーと言った方がいいだろう。

でも翔華ちゃんは涙目になってる……確かにこわいわな……

 

そんな中俺は一瞬違和感を覚えた。

聞き覚えのある声を聞いたからだ。

野郎共の声に混じっているのは明らかに女性の声

隣を見ると男性のひとつ奥に女性が見えた。

その女性は驚くほど白い肌で桃色の学ランのような服

 

「おい……おい……!」

 

隣の女性に話かける。すると……

 

「ふぇ!?ち…ちちち父上殿!?」

 

丸メガネをしたあきつ丸がいた。

どうしてこうなった……

 

 

 

 

 

 

 




最近、艦これとTHE COCKPITのクロスを執筆し始めました。
是非見てみてください。
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