居酒屋鳳翔(2号店)
俺は今居酒屋鳳翔の2号店で一人酒を飲んでいる
居酒屋鳳翔つっても鎮守府内にある跡地の方じゃない
艦娘を引退した鳳翔が自分の力で一年前に鎮守府の近くに店を構えたんだ
ブラリと酒を求め歩き回っていたら全く同じ名前の居酒屋を見つけ
入店したらそこには鳳翔夫妻が……あっという間に常連になっちまった
ちなみに鳳翔は結婚して諫早翔子(いさはやしょうこ)になっている
「グスッ……グスッ……」
「お父さん?何で泣いているかは分からないけど泣くのを止めたら?らしくないですよ?」
「うっへぇ……グスッ……ビールお代わり……」
鳳翔は「はいはい」と言うと店の奥へと姿を消した
「お義父さんどうしたんですか?入店してすぐ泣いて……」
話しかけてきたのは鳳翔の旦那さん諫早雄二
料理は出来ないが鳳翔の自分の店をもつという夢の実現のため
自分の夢を諦めてまで鳳翔の夢を叶えようとした
接客や配膳担当なので結構俺とも仲が良い
全く鳳翔……いい旦那と出会ったな……それだけで俺は嬉しい……
嗚呼……目元から汗が……(涙)
ちょうど鳳翔がビールを持って戻って来たので話すことにしよう
「グスッ……グスッ…………ちょっと寂しくなってな……」
「「寂しい?」」
「昨日な……隼鷹が帰ってきたんだ」
「まぁ!隼鷹さんが?」
「道理で昨日珍しくいらっしゃらなかったんですね?」
余談だが俺はこの店に毎日通っている
「そんでな……ちょっと飲酒すると豹変する隼鷹の事だからな……結婚できないのでは?
と本気で悩んでたこともあった訳よ……そしたらな」グスッ
「「そ……そしたら!?」」
「結婚していやがったんだあの呑兵衛。おまけに娘までいてな……俺は嬉しくて嬉しくて……」
「!!……そうだったんですか!?今度赤飯持ってお祝いに行こうかしら……」
「よかったじゃないですか!!それじゃあその娘さんはお義父さんにとってはお孫さんって
ことになりますね!!」
孫……かぁ……考えたことなかったな……
「馬鹿言え……いくら俺の元で生まれたとはいえ血も繋がっていないからな……隼鷹の実の父親
って訳じゃねぇ……表面上は孫かもしれんがあくまで仮初めのじいさんさ……」
「だが……自分に孫と呼べる存在ができるだってのはいいもんだ……グスッ……」
「よかったじゃなですかお父さん。それで…可愛い娘が帰ったあと寂しくなった…
という訳ですか?」
「……なんとでも言え……グスッ……今じゃただの親バカさ……グスッ……」
それから俺は閉店時間ギリギリまで鳳翔で酒を飲んでいたらしい
気が付けば鎮守府の執務室室のソファーに横になっていた
ああ……誰か帰って来ないかなぁ……
そして酒を飲み過ぎて酔っぱらった俺が
鳳翔夫妻の前で歌ったり踊ったり、色んな本音を話していたことを鳳翔に教えてもらって
赤面したことはまた別の話。
悶え死ぬかと思った……マジで……
今回は少なめですね……すいません
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提督の後日談
提督は隼鷹の里帰りをきっかけにお父さんと呼ばれることに抵抗がなくなった