できるだけ無欲で生きていきましょう   作:タクロス

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キリがいいところ?まで書けたので投稿。

少し糖分が不足した状態で書いたので違和感があるところがあるかもしれませんが、もしよければ感想などで指摘してくださると幸いです。

今回だけじゃ一夏くん助けれなかったよorz
ふがいない私を許しておくれ


モンドグロッソ 〜発見と接敵〜

 

公園から約5km離れた廃工場

 

「うっ、ここは・・・どこだ?

なんで俺はこんなところに、っ!」

 

一夏は目を覚ます。だがそこは大会の会場の中という雰囲気はなく、錆びれた地下のような場所だった。薄暗く人の気配もない。一夏が立ち上がろうと手を動かすとジャラン、と金属音がなった。手に視線を動かすとそこには、手首の部分に腕輪のようなものが付いていた。そこから鎖が後ろへと伸びており一定の範囲しか動けないようになっていた。

 

「なんだこれ、どうなってんだよ。

だれか、だれかいませんか!」

 

一夏の叫びは虚しく室内は静寂を保ったままだ。一夏はどうしてこうなったのかを思い出す。

たしか、新人と別れたあとに千冬姉に会いに行ったんだ。そのあとは会場に行って時間があったからトイレに行って、そこでいきなり後ろからハンカチで口を塞がれだと思ったら急に眠くなったんだったよな。あれ?これ、誘拐されてね?流石に今まで弾や新人に鈍感って言われてたけどこれは流石にわかるぞ。なんか鎖も付けられてるし。やばいなこれ、どうしようか。一応鍵穴があるからだれかが鍵を持ってるんだろうけど今の俺じゃ何もできないし。だれかが助けてくれるのをただ待つのはごめんなんだけどなぁ。

一夏がそう考えていると、ザァーと部屋の扉が開けられだれかが中に入ってきた。

 

「なんだ、ガキ。起きてたのか」

「なら寝かしといてやるか。その方がうるさくなくて済む」

「な、なんだよあんたら。俺をどうする気なんだ?!」

「はあ、やっぱりか」

「うるさいぞガキ。少し寝てろ」

 

そう言われ一夏は抵抗する間もなく首に何かを押し付けられると、バチィという音とともに意識が刈り取られうつ伏せに倒れた。

 

 

 

 

 

『着きましたね。ここに一夏くんがいるはずです』

『そ、はあ、そうか、はあ、なら、はあ、はやく、行くぞ』

『だから途中で無理しないでくださいと言ったじゃないですか』

『う、うるさい、はあ、まさか、ここまで、体力がないとは、思ってなかったんだ』

『これから敵地へと潜入しますけど大丈夫なんですか?』

『弱っていても私は軍人だ。それくらいこなしてみせる』

『そうですか。ならはやく行きましょう。一夏くんが心配です』

『まあ待て。何も作戦を立てずに行くのは自殺行為だ。最低限ハンドサインや万が一私とお前が分断されてしまった時の行動パターンを決めよう』

 

二人はおよそ10分かけてハンドサインなどの作戦を決めると工場の裏口からゆっくりと中へと侵入していく。中は薄暗くドアのガラス越しに入ってくる光以外の明かりがない。二人は慎重に歩を進めて行く。途中でたまたま落ちていた鉄パイプを拾い、何度か誘拐犯の仲間たちをやり過ごしながら奥へ奥へと進んでいく二人。そして二人には扉が開いている部屋から男性二人の声がするのが聞こえてきた。

 

「にしてもこのガキはどうするんだ?あの女の弟とか言ってたけど人質としての価値がなくなったら邪魔にしかならん」

「別に殺していいんじゃないか?ドイツの国の連中も自分の首を自分で締めるなんてことはしないだろうしな」

「まっ、とりあえずこいつは用済みになったら殺すでいいんだな?」

「ああ、それで構わん」

 

新人たちはこっそりと部屋の中を覗くと、薄暗く二人の人が部屋の奥の方を見ながら一夏の処分について話していることがわかった。声から男だということと一夏がここにいることもわかった。

 

『どうしますか?助けるにも二人の見張りがいますが』

『ああ、後ろから奇襲を仕掛けて鉄パイプで一撃で仕留めたいが成功させれるかイマイチだな。確実に気絶するとも限らないわけだしな』

『ボーデヴィッヒさんは銃などは持ち合わせてはいませんよね?』

『生憎だが私は銃やナイフは休暇中で持ってない』

『そうですか。ならボーデヴィッヒさんはここで見ていてください。自分がやられたらすぐにここから出てドイツ軍の人たちが来るのを待っていてください』

『なっ!貴様一人で戦う気か!』

『ええそうです。自分一人なら行けば成功で無事救出、失敗なら人質か死体ができるだけでボーデヴィッヒさんが生き残りドイツ軍の方々に正確な情報を伝えることができます。ですが二人で行って失敗した場合、自分はともかくボーデヴィッヒさんがどうなるかわかりますか?』

『ど、どうなるんだ?』

『まずはひどい暴力を受けますね。そこから性欲のはけ口にされます。相手が紳士なテロリストならそんことはしないと思いますが、可能性はゼロですね……といってもこれは自分の友人からの受け売りなんですが』

『そ、そうか…だが私は軍人だ。一般人だけに任せてはおけない』

『わかりました。では自分が一人で先行して一人を奇襲で潰します。そうしたらもう一人はこっちに意識が向くか一夏くんの方へと意識を向けると思いますのでその間にボーデヴィッヒさんは部屋の隅に隠れて隙を窺ってください。三撃以内で相手を詰みにします』

『何を言ってる!そう言うのは私のしごーー』

『行きますよ。二人目は頼みます』

 

そう言って返事も聞かずに飛び出す新人。そして、音を立てずに相手へと近づき鉄パイプを勢いよく振るう。ゴンと鈍い音をたてテロリストの一人を床に沈める。もう一人は突然の事態に驚くもすぐに落ち着きを取り戻す。しかし、突然の襲撃者を見て彼は油断してしまった。子供だからである。不意打ちだからたまたまあいつを倒せただけだ。銃を見せればすぐにビビって何もできなくなる。そう考えてしまったが故の油断。テロリストが胸から銃を取り出した瞬間、その手に鈍い衝撃が走る。テロリストの目の前には鉄パイプを振るい切った新人と素手の自分の手があり、銃がなくなっていた。そして二度目のゴンという音ともに強い衝撃を受けテロリストは気を失った。

 

『ふう、なんとかなるものですね』

『馬鹿か貴様は!もしあのまま銃を撃たれていたらどうなると思っているんだ!』

『いえ、大丈夫だと思っていましたが』

『ふざけていているか!』

『いえ、ボーデヴィッヒさんが確実に仕留めてくれると思っていましたし、実際どうにかなりました』

『確実に仕留めるなんて何を根拠に言っているんだ!私みたいな弱い奴のどこでそんな確証を持てるんだ!?』

『信じていましたから』

『は?』

『信じていたからですよ。周りからなんと言われても諦めなかったあなたを』

『たったそれだけのことで私を信じたと言うのか?この弱い私を』

『弱くなんかありませんよ。ボーデヴィッヒさんは十分に強い人です。心が強い人なんですよ』

『心が強い?』

『そうです。たとえ手術のせいで体が弱くなってしまったとしても、心が折れることなく今まで頑張ってきたあなたはとても強いです』

『そんなものなのか?』

『強さの価値観は人それぞれですが自分から見たら今のボーデヴィッヒさんは十分強く見えますよ』

 

いつも通りに無表情で言う新人にそうか、とボーデヴィッヒは呟く。近くでは一夏を起こしながら一夏につけられた手枷に鍵穴があるのを見つけ、テロリストが持っていた銃と一緒に鍵を見つけて鍵を開ける新人がいた。一夏くん起きてくださいと起こそうとするが反応はなく、仕方ないと一夏を背負う新人。

 

『ボーデヴィッヒさん、銃が二丁あるので両方使ってください。自分は一夏くんを背負って手が離せないので』

『わ、わかった』

『それではいきましょう…っ!』

 

突然、新人がボーデヴィッヒを巻き込みながらコンテナが積まれている左側へと飛び込む。瞬間、パンという乾いた音が部屋の中に鳴り、次にガンと何かが強くぶつかる音が鳴り響いた。倒れこんだボーデヴィッヒは音から銃の銘柄はわからないが、ハンドガンであることはわかった。そして倒れた新人を見ると、無表情のままではあるが腕を怪我しているのがわかる。新人はすぐにかすり傷だから大丈夫ですと言うが出血量はかすり傷にしては多く、深い傷なのは明白だった。

 

「なかなかヤルじゃないか、ガキのくせに。少しは楽しませてくれよぉ、この私をさぁ。

アハハハハハハハハハハッ」





UAが七千越え一歩手前、お気に入りは八十件越え、読んでくれている皆さんに感謝の心は忘れずに頑張ります。
そして、感想を書いてくださった、wwwさん、ゴオーさん、マス大地さんありがとうございます。感想は作者の励みになります。
さらに、評価の8をくださったカザミドリさんありがとうございます。前は評価1という手厳しい評価がつけられていて、少し気持ちが沈みかけていました(気がするだけ)。ですがなぜかその評価がいつの間にか消えていてなんだったんだろうと思っていました。それは置いておいて、高い評価をもらえて作者はとても嬉しいです。

今回は書くのが少し難しかったです。糖分不足によって作者の働かない頭がさらに働いてない状態で書いたのでおかしいところが多々あるかもしれません。ラウラさんの原作前の性格ってどんなかなって考えて書いていて、これも書けているか心配です。もしかしたら消して書き直すかもしれません。

次回の投稿は夏休みの宿題(読書感想文など)を終えてから書こうと思っているのでかなり遅くなります。

次回こそはようやく救出です
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