「・・・・・・
アルフは冷めた目で敵の召喚した主天使を見据える。
「アインズ・ウール・ゴウンの部下であるそこの獣人の小娘を消し飛ばす、そのあとは貴様の番だ」
ニグンはアルフの後ろに下がったアインズを指差し、宣言した。
「はぁ・・・・・・熾天使が出ると身構えてたけど、こんな雑魚が出てくるとは・・・・・・」
「ざ、雑魚だと・・・・・・どういう意味だ!」
ニグンが驚愕の表情で言葉はを発したアルフを見つめる。最高位天使を前にしているにも関わらず、その態度は余裕がありすぎる。
「最高位天使のを前に、何故そんな態度ができる!」
「僕を相手にするなら主天使の一つ上、最低でも
目の前に降臨した最高位天使を前にして、態度に変化がない。
まさか、アインズ・ウール・ゴウンだけではなく、その部下ですら最高位天使を凌駕する存在なのか。
「いや! ありえん! ありえん! 最高位天使に勝てる存在がいるはずがない! 魔神にすら勝利した存在だぞ! はったりだ! はったりでしかない!」
もはやニグンに感情を抑えるすべはなかった。
「〈
〈
魔法の発動。そして光の柱が落ちてきた。そうとしか思えなかった。
第七位階 人間では決して到達し得ない極限級の領域。
しかし、その少女は魔法を受けても平然としていた。
アルフィリアというアインズ・ウール・ゴウンの部下は、消し飛ぶこともなく、地に伏すこともなく、燃え尽きることも、何もなく、大地に両の足でたっていた。
爪をカリカリといじりながら、つまらなそうな声が響いてくる。
「一応カルマは善方向だけど、流石に少しぴりぴりするな。 で、もう終わりなの?」
「・・・・・・ば、ばかな。 そんなはずはない! 最高位天使の一撃を耐えるなどありえない! もう一度だ! もう一度
「君のターンは終わりだよ」
そう言い、アルフはアイテムボックスに手をいれ、一つの指輪を取り出した。
指輪の名前は
その指輪を左手の親指に着けて言う。
「貴方に、本当の最高位天使の尊き姿を見せましょう」
左手を突きだし、指輪の力を発動する。
〈
その言葉とともに指輪が輝き、MPを吸われていく。
MPの吸引が終わり、指輪の輝きが増すと同時に空が砕け、この向こうから一体の天使が舞い降り、効果を使用した指輪が砕け散った。
その姿は人のようであるが、背丈は四メートル程あり、その背には三対六枚の翼、右手には黄金の炎を纏う剣、左手には美しい彫刻が彫られた盾が握られ、身に付けている鎧は銀色の淡い光をともしている。
ユグドラシルでの最高位天使の一角、敵はその神々しい姿を呆然と見つめていた。
「いけ、我が敵に聖なる裁きを!」
召喚された熾天使が動き出す。
炎を纏った剣を一閃、
主天使が完全に消滅し、辺りは静寂に包まれている。
その場には
「・・・・・・バカな・・・・・・お前たちは一体何者なのだ・・・・・・」
そんな中ニグンは声を発したが、それしか言葉に出来なかった。
「僕は神になったただの獣だよ」
そう言いアルフは魔法を発動する。
〈
魔法が発動し、敵が麻痺によって次々と倒れていく。
「ではアインズさん、僕とペロロンチーノさんは先にナザリックに戻るので後は頼みます」
アルフはそう言って振り返り、熾天使を送還した。
「うむ」
アインズの返事を確認し、ペロロンチーノとともに転移する。
その心境は、処刑台を登る罪人のように重いものだった・・・・・・。
原作であったアルベドの発狂はカット。
あの部分好きですよ?、性器をミンチにして・・・・の部分は少し引きましたが、そんなアルベド様も大好きです。
設定説明
MPを消費して熾天使をランダムで召喚する、一回限りの使い捨てアイテム。
便利でありレア度が高めであるが、ガチャからよく出てくる。
カルマ値が善に傾いていないと使えないため、カルマが悪に傾いているギルドメンバーが多いナザリックでは使える者が少ない、ガチャで引くと善に傾いているギルドメンバーに譲渡されるので、アルフは三桁近く保有している。
姿に関しては完全に想像です。