オーバーロード 月下の神狼   作:霜月 龍幻

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ノリと勢いで書きました。
いつも以上におかしな部分があると思いますが、気にしないでいただけると助かります。


番外編・ナザリックのクリスマス

クリスマス数日前。

暗い部屋の隅の方に3つの影が集まり、何らや怪しげな事を話し込んでいた。

 

「前回はシャルティアの妨害でうまくいかなかったけど、あれが有効な事は確認が取れた。ケモ耳少女、手回しの方はどんな感じ?」

 

「それはうまくいきましたし、物の準備も終わってますけど何ですか、そのケモ耳少女って」

 

「コードネームよ、その方が雰囲気出るでしょ?」

 

「じゃあ俺は、THE・バードマン」

 

「何か安直ね、エロ魔神でいいんじゃない?」

 

「そう言う姉ちゃんはどうなのさ」

 

THE・バードマンの言葉を聞き、ピンクの粘体が声の調子を調え名乗りをあげる!

 

「性なる夜に舞い降りる、我が名は性戦士プリティー・マーラー‼守護神マーラーに代わって夜の四十八手、貴女の体に刻んであげる‼」

 

プリティー・マーラーはロリ声を響かせ決めポーズをとる。

 

「・・・・・・姉ちゃん、それいろんな意味でアウト。てかプリティー・マーラーって何よ、守護神がマーラーって時点でプリティーからかけ離れグボァ‼」

 

THE・バードマンの脇腹にプリティー・マーラーの肘が突き刺さる!

 

「以前やったエロゲのヒロインよ。OPで邪神マーラー様がピンクのリボン頭に付けて花畑スキップしてたけど別にいいじゃない。とりあえず準備は整ったってことね、これから作戦決行までアインズさんに勘づかれないように行動しましょう」

 

 

 

 

 

 

 

 

「皆、俺の提案に乗ってくれてありがとうございます。ユグドラシルのサービス終了から数えてクリスマスの日に常日頃、我々プレイヤーにつくしてくれるシモベ達にプレゼントを贈りたい、そんな思いを共有できて嬉しいです」

 

サンタ服を着て無限の背負い袋を持ったアインズがそう告げ、皆を見渡す。

ペロロンチーノもアインズと同じ感じのサンタ服を着て、アルフはミニスカサンタ、そこまでは良いのだが・・・・・・。

 

「・・・・・・茶釜さん、本当にその格好でいいんですか?」

 

「私の魅力的な体が気になるんですか?」

 

ちなみにぶくぶく茶釜の格好は、上からサンタ帽、嫉妬マスク、マイクロビキニ上、マイクロビキニ下である。

しかもマイクロビキニ下が食い込んで凄いことになっている。

 

 

「・・・・・・いや、そうではなく」

 

「と、とりあえず、今回はテストケースだからセバスと守護者達にプレゼントを渡すってことでいいんですよね」

 

「はい。プレゼントの方はアルフさんが用意したものや、ギルドメンバーが作ったアイテムを渡します。プレゼントは2手に別れて置いていきます」

 

ペロロンチーノが空気に耐えきれず質問し、アインズが答え、さらに説明を進めていく。

 

「シャルティア、アウラ、マーレにはアルフさんとペロロンチーノさん。コキュートスとデミウルゴスには俺と茶釜さん。第九階層にいるセバスとアルベドには後で合流して回ります。では、行きましょう」

 

 

 

 

 

第二階層 死蝋玄室

 

シャルティアが住居として使用している場所にペロロンチーノと一緒に忍び込む。この時間帯、シャルティアは吸血鬼の花嫁と一緒に風呂に入っているはずだ。

 

シャルティアの寝所につき、誰も居ないか確認する。耳をすますと風呂の方から喘ぎ声が聞こえてくる。

 

「俺もあっちに混ざりたい」

 

「ペロロンチーノさん、無駄話は命取りです。今度余計な事言ったらプリティー・マーラーに矯正してもらいますよ?」

 

「・・・・・・アルフさん最近俺への当り強くない?だが、エロこそが俺の正常な姿!矯正されようとエロは滅びぬ!」

 

「・・・・・・そうですか」

 

アルフはそう言いながらアイテムボックスから物を取り出す。

 

「6分の1ゴーレム式アインズさんフィギュア」

 

「いつ見てもリアルですね」

 

「まぁアルベドが作った設計図を元に作ってますから」

 

アインズフィギュアとクリスマスカードを枕元に置く。

 

「任務完了、次行きますよ」

 

そう言うと、リング・オブ・アインズ・ウール・ゴウンを起動させ、第六階層へと転移した。

 

 

 

 

 

第五階層 大雪球(スノーボールアース)

 

コキュートスの住居兼トレーニングルーム。

アルフの調べによれば、コキュートスはリザードマンの集落に泊まっているはずだ。

 

「コキュートスへのプレゼントはやっぱりこれですかね」

 

ぶくぶく茶釜はそう言うと、アイテムボックスから一振りの刀を取り出した。

 

「建御雷六式ですか」

 

「まぁ、コキュートスが今持ってる武器よりは性能が落ちるけど、武人としてはいろんな武器が欲しいかなと思って」

 

建御雷六式を地面に突き立てる。

 

「後はこれを枕元に置いとけば完了です」

 

そう言いながらアイテムボックスから一冊の本を取り出した。

 

「茶釜さん、それは?」

 

「これはですね、この世界の昆虫のメスの写真集です」

 

ぶくぶく茶釜が本をこちらに向け、パラパラとページをめくっていく。

そこには甲虫のようなモノが仰向けにされてジタバタしている時の写真があったり、樹液を吸っている姿が写ってたり、交尾している写真もある。

 

「男にはこう言ったものは必需品でしょ?」

 

「・・・・・・否定はしませんが、あまり想像したくないのでそう言ったものはやめてください〈上位道具破壊(グレーター・ブレイク・アイテム)〉」

 

魔法が発動し、ぶくぶく茶釜が手に持っている本に火が付き、灰となって消滅した。

 

「あっ‼せっかく作ったのに~・・・・・・」

 

アインズは凹んでいるぶくぶく茶釜の肩を掴んでリングを起動し、第七階層へと転移した。

 

 

 

 

 

 

 

第六階層 巨大樹内

 

ゆっくりと巨大樹の中を移動し、まずはアウラの寝所へと近づく。

アウラはかけ布団を掛けておらず、丸まったフェンを枕にして寝ている。

 

「一応風邪引かないようにしてあげようか」

 

アルフはベッドの端に追いやられていたかけ布団をアウラに掛け、アイテムボックスからぬいぐるみを取り出す。

ぬいぐるみはアルフの完全異形形体をデフォルメして作られており。毛は自身の尻尾から少し採取して錬金術で増やして材料として使用しているので手触りが良い。

 

「アルフさんの毛並気に入ってたし、ちょうどいいな」

 

ぬいぐるみを近くに置いて、アウラ頭を軽く撫で、マーレの寝所に移動する。

 

 

 

マーレは姉のアウラとは違い、かけ布団にくるまって寝ている。

 

「マーレにはこれを」

 

アイテムボックスから一冊の分厚い本を取り出す。

本の中身はアルフが集めたこの世界の神話や英雄譚等を翻訳してまとめた物、読書が好きらしいマーレのために作った一点物だ。

 

「でペロロンチーノさんは何を置こうとしてるのかな?」

 

「男の子の必需品。この世界の春画は微妙なのばかりだから集めるの苦労しましたよ」

 

「・・・・・・そんなの置いたら茶釜さんにミンチにされますよ」

 

「・・・・・・そうですね。じゃあ次行きましょー」

 

ペロロンチーノは本をアイテムボックスにしまい、二人で第九階層へと転移した。

 

 

 

 

 

 

第七階層 赤熱神殿

 

「いつ見ても凄いね」

 

そこにはギリシャ風の神殿の残骸があり、辺りは溶岩が流れ、そのなかではモンスターが泳いでいる。

デミウルゴスは、最近スクロール作成に必要な羊皮紙を確保するための牧場に寝泊まりをし、ここにはたまにしか帰ってきていないようだ。

 

「そうだな。デミウルゴスには何を渡そうか。ウルベルトさんが作ったアイテムはあげてしまったし・・・・・・」

 

「じゃあこれはどうでしょう」

 

ぶくぶく茶釜はアイテムボックスから6分の1アインズフィギュアを取り出して掲げた。

 

「・・・・・・それは」

 

「アルフさん制作の6分の1アインズさんフィギュアです」

 

『よくやった』

 

フィギュアからアインズの声が聞こえ、ポーズをとっている。

 

「それ喋るんですか⁉」

 

『騒々しい、静かにせよ』

 

「はい。アルフさんの説明だと100パターンあるらしいですよ?」

 

「・・・・・・」

 

魔法とは偉大なものだが、それが今自分に牙を向いている気がする。

 

「とりあえずこれ置いて次に行きましょう」

 

『期待している』

 

何か複雑な気持ちになるが、一応プレゼントなので見逃すことにし、メッセージカードと共に置いて第九階層へと転移する。

 

 

 

 

 

 

第九階層

 

そこに転移したと同時にアインズとぶくぶく茶釜が転移してきた。

 

「アインズさん。こっちはうまくいきました、そちらはどうでしたか?」

 

「・・・・・・アルフさん、後でお話があるので時間をつくってください」

 

アインズが真剣な雰囲気でアルフに言う。

 

「私、何かしました?」

 

「たぶんアインズさんフィギュアが原因かと」

 

「あー、その件はすみません。プレゼントが他に思い付かなくて。とりあえずセバス、アルベドの順で行きましょう」

 

 

 

 

 

セバスが使っている部屋をアルフが覗き込み、誰もいないことを確認してから中にはいった。

 

セバスは今、アルフの頼みで大図書館でツアレと一緒に探し物をしている。

 

「セバスへのプレゼントはどうするんですか?」

 

「ふふん、セバスにはこれを用意しております」

 

アインズの問いに、アルフはアイテムボックスから物を取り出して答える。

 

「これは」

 

「6分の1たっちさんフィギュアです」

 

アルフの両の手のひらの上に立つフィギュアは細部まで作り込まれ、今にも動き出しそうな感じがする。

 

「アルフさん、もしかしてそれ・・・・・・」

 

「ええ、喋って動きます」

 

『誰かが困っていたら助けるのは当たり前』

 

フィギュアからたっち・みーの声が発せられ、ポーズをとり、真紅のマントがはためき背後に正義降臨の文字が踊る。それはまさにたっち・みーだった。

 

「他にもいろいろ決めポーズとか戦闘時のモーションも仕込んであります」

 

『ここは私が引き受ける!』

 

「あ。これ欲しいかも」

 

アインズが物欲しそうにフィギュアを見つめている。

 

「これはセバスへのプレゼントなのであげれませんが、材料を貰えれば作りますよ?」

 

「本当ですか⁉」

 

「近い近い!本当ですから離れて下さい!」

 

詰め寄ってきていたアインズが離れ、しゅんとしている。アインズの姿にはなれたが、詰め寄られるとさすがに怖い。

 

「材料はヒヒイロカネ6キロ、スターシルバー3キロ、古の蒼玉(エンシェント・サファイア)1キロ、暁の切れ端、極光の糸です」

 

「うぐ、そんなに使うんですか」

 

「クオリティにこだわりましたから。それにアインズさんフィギュアと同じくレベル65のゴーレムを耐久値と防御力重視で組むにはこれくらい必要なんです」

 

「わかりました、後日材料を渡すので作成お願いします」

 

「では、アルベドのところに行きましょう」

 

『殿は私が務めよう!』

 

たっち・みーのフィギュアをベッドの枕元に置き、部屋を出て次の部屋へ向かう。

 

 

 

アルベドの私室前

 

「ここで最後だ。アルフさん、アルベドは今部屋にはいないんですよね」

 

「はい。今は私の頼みでセバスと一緒に探し物してますから」

 

それを聞き、部屋の扉を開き誰も居ないか確認し、中に入ろうとしたその時、背を押され部屋に放り込まれた直後、ガチャリと鍵が閉まるような音がした。

 

「え?」

 

慌てて扉を開けようとするが、押しても引いても動かない。

 

そんな時、部屋に不気味な笑い声が響いた。

 

 

『くふふ、くふふふふふふ』

 

振り返り、周囲を確認するが誰もいない。

 

「アルフさん、ふざけてないでここを開けてください!」

 

『それは出来ません、今この扉はアルベドにしか開けられないようになってます』

 

「くっ、こうなったら転移して」

 

リングを起動しようとするが、反応がない。

 

『くふふ。ここはアルフィリア様のお力で転移不可能となっています』

 

また声が部屋に響く、周りを確認して居ないとなれば。

 

「上か!」

 

視線を真上に向けると、そこには天井に貼り付いたアルベドがいた。

 

「ッ!!!?!」

 

慌てて扉から飛び退き、アルベドに視線を戻す。

 

「あ、アルベド。どうしてここに、アルフさんの頼みで図書館で探し物をしているのではなかったのか⁉」

 

アルベドは天井から離れ、翼をはばたかせてゆっくりと着地する。

驚いていて気付かなかったが、アルベドの服装は真紅のリボンを体に巻き付けただけ状態であり、いろいろと食い込んだりしていて目のやり場に困る。

 

「あれは嘘です。今夜は性なる夜、愛し合う者達が思いを伝え合い、まぐわう日とお聞きしております」

 

「その誤情報誰から聞いた⁉」

 

「ペロロンチーノ様とぶくぶく茶釜様からお聞きしました」

 

アルベドの瞳は情欲に濡れ、息が荒い。まるで獲物を追い詰めた肉食獣のような雰囲気をまとい、一歩一歩近付いてくる。

 

「あ、アルベド、よすのだ。話せばわかる!」

 

「アインズ様。私は貴方の事を深く、深く愛しております。私のこの愛、たとえアインズ様が歪められたモノであっても、今は私の思いです」

 

「アルベドよ、私もお前を愛している。だが、今のそれは父性愛のようなものが強いのだ。だから、今はお前の思いに答えることは出来ない」

 

「・・・・・・」

 

アルベドは俯き、沈黙する。その沈黙はどこか不気味で、嫌な予感がする。

 

「・・・・・・くふぅーーーー‼言質いただきました!」

 

『アルベドよ、私もお前を愛している』

 

その手には録音のマジックアイテムが握られていたが、ちょうどいい所で台詞が切られている。

 

「なっ!!事実をねじ曲げるでない!!」

 

「アインズ様が私の事を愛して、愛して愛して愛して愛してあいして愛してあいして愛して・・・・・・」

 

次の瞬間アルベドの姿が消え、視界が回転し背中が地面に叩き付けられた。

 

「ぐっ!!」

 

「ももんがさまぁ」

 

視線を自分の体に向けると蛇のように這い上がってくるアルベドの姿が映る。

 

(何故こうなった、どこで見落とした)

 

そんなときふと思い当たるものがよぎった。

アルフが用意したフィギュア、それに使われていたローブとマント。あれは実物と大差無い出来だった、あれほどの物を作るには裁縫スキルが必要。

ナザリック内で裁縫ができる者はアルベドくらいしか思い付かない。

 

「最初から仕組まれていたと言う事か!」

 

「その通りです。アインズ様を模したフィギュアをシャルティアにあげるのは複雑だけど、それで足止めが出来るなら安いものだわ」

 

アルベドはアインズの上に跨がり、身に付けているリボンをちぎり、その豊満な乳房をさらけ出してマジックアイテムを取り出した。

 

「それは!!」

 

「完全なる狂騒。アンデッドが持つ精神安定化を無効化するアイテム。アルフィリア様から10個ほどいただきました」

 

アルベドは完全なる狂騒を発動させた。

 

「さぁ、モモンガ様。私と一緒に情欲と快楽の世界へ」

 

 

 

 

アインズ、第九階層 アルベドの私室にて散る

 

 

 

 

 

 

 

 

「アルベドが思いを遂げられて良かったよ、俺が用意したご立派様10㎝単装砲(Φ10㎝×35㎝)も役にたったみたいだし。で、姉ちゃん、録画の方は大丈夫?」

 

「その辺りはアルベドにも頼まれたし、大丈夫よ」

 

そう言いながらぶくぶく茶釜は胸を張る。

 

「このあとアインズさんに怒られると思うと少し憂鬱だなぁ」

 

「まぁ良いんじゃない?アルベドが愛する人と結ばれたんだから。それで、これから二人はどうするの?」

 

「俺はシャルティアの所に行くよ」

 

「私は部屋に戻ってクレマンティーヌとマリアとゲオルギウスにプレゼント渡す予定」

 

「私はアルフさんに渡したいモノがあるからついてくよ」

 

そう言い、ペロロンチーノと別れアルフの私室に向かう。

 

「茶釜姉、渡したいものって何ですか?」

 

「部屋についてからのお楽しみ」

 

 

 

 

第九階層 アルフの私室

 

扉を開け部屋に入ると、ベッドの上に裸リボン姿で縛られているクレマンティーヌがいた。

 

「んー!!」

 

「クレマンティーヌ⁉」

 

アルフはクレマンティーヌに駆け寄り、口に噛ませてあるタオルを取って手足を縛っているリボンを爪で切り、クレマンティーヌを抱き起こす。

 

「何があったの?」

 

「あーちゃん、ごめんね」

 

「え?」

 

次の瞬間、クレマンティーヌに腕を引っ張られ、うつ伏せでベッドに押さえつけられていた。

 

「クレマンティーヌ、よくやりました」

 

マリアが天井から降りてきてもう片方の腕を押さえつける。

アルフはうつ伏せの状態で両腕を押さえつけられ、尻を突きだした状態で体が固定された。

 

「マリアちゃん、クレマンティーヌ、よくやった。うん、絶景かな絶景かな」

 

アルフは尻尾で尻を隠そうとするが、ぶくぶく茶釜に持ち上げられしまった。

 

「茶釜姉何するつもりなの⁉」

 

「何って?アルフさんに女の子の快楽を教えてあげようと思って。それが私からのクリスマスプレゼントです」

 

そう言いながらぶくぶく茶釜はアルフのパンツを脱がせた。

 

「っ!!マリア、クレマンティーヌお願いだから離して!!」

 

力一杯対抗するが、拘束が解かれる気配はない。

 

「残念、マリアちゃんとクレマンティーヌには筋力強化系の装備を着けさせてるから」

 

「ごめんね。茶釜ちゃんが手伝えば混ぜてくれるって言うから」

 

「私も同じ理由です」

 

「ちなみにゲオルギウスは第六階層で寝てるから、呼んでも来ないよ」

 

この場所にはアルフに味方する者はいなかった。

 

「アルフさん、怖いのは最初だけです、すぐに気持ちよくなりますから」

 

「ちょっ!やめっ、嫌ああぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日

 

玉座の間にはアインズと、プレゼントを渡したシモベ達がそろっていた。

アインズは骨のはずだがどこかげっそりした感じがある。

 

「アインズ様、我々シモベの為にプレゼントを下さり実にありがとうございます。我々一同、よりいっそう任務に励む所存でございます」

 

「うむ。各々が好むと思われる物を置いたが、気に入ってもらえて良かった」

 

「そんな。至高の御方にいただいたものは全て宝でありんす。アインズ様を模したフィギュア、大切にするでありんす」

 

「おや、シャルティアもアインズ様フィギュアを貰ったのかね」

 

「も。と言うことはデミウルゴスもでありんすか?」

 

「ええ」

 

「あたしはアルフィリア様の完全異形形体のぬいぐるみ」

 

「ぼ、ぼくはアルフィリア様がまとめられた本をいただきました」

 

「私ハ武人建御雷様ノ使ワレテイタ武器ヲイタダイタ」

 

「私はたっち・みー様を模したフィギュアを戴きました」

 

「皆それぞれ適したものをが選ばれていますね」

 

「で、アルベドは何を貰ったでありんすか?」

 

それを聞き、アルベドは自分の下腹部を愛おしそうに撫でる。

 

「あ、アルベド。まさか!!」

 

「ええ、そのまさかよ。私はアインズ様から寵愛を戴きました」

 

「嘘よ、そ、そんな!!」

 

「嘘じゃないわ」

 

アルベドはスクロールを取り出し、シャルティアに放り投げた。

シャルティアはそれを受け取り、スクロールを開き再生する。

 

そこには横たわるアインズに跨がったり、全裸で絡み合うアインズとアルベドが映し出されていた。

 

「・・・・・・」

 

それを見たシャルティアは放心状態になってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第九階層 アインズの私室

 

あの後、アルベドとシャルティアによる死闘が行われたので、二人を放置し解散となり、やることもないアインズは自分の部屋で書類確認をしている。

 

書類確認をしてしばらくすると、扉をノックする音が部屋に響いた。

 

「入れ」

 

アインズが入るよう促すと、少し暗い顔をしたアルフが部屋に入ってきた。

 

「アインズさん、昨日はごめんなさい・・・・・・」

 

「元気がないようですが、どうかしました?」

 

仲間がへこんでいる様を見て、どうしてあんなことをしたのかと問う気力が失せてしまった。

 

「・・・・・・あの後私、茶釜さんとクレマンティーヌ、マリアにいろいろされまして。気が狂うと言う経験を無理矢理させられました」

 

「・・・・・・」

 

「襲われたアインズさんもこんな気持ちだったのかなって思ったらここに来てました・・・・・・本当にごめんなさい」

 

「いえ、あれはアルベドのためだったんですよね、それならもういいですよ」

 

「ありがとうございます。それとこれ、差し上げます」

 

アルフはアイテムボックスから物を取り出し、机の上に置いた。

 

『誰かが困っていたら助けるのは当たり前』

 

たっち・みーのフィギュアが決めポーズをとる。

 

「あ、そうだ。茶釜さんは今どうしてます?」

 

「茶釜さんですか。今はクレマンティーヌとマリアと一緒に恐怖公の所で反省中です。あと1週間くらいは出さないつもりです」

 

アルフは満面の笑みを浮かべてそう言う。

 

「・・・・・・」

 

「じゃあ、部屋に戻りますので」

 

アルフはそう言うと部屋を出ていった。

 

 

 

 

「・・・・・・因果応報、だっけ?アルフさんは怒らせないようにしよう」

 

そう呟くアインズの手には複数のスクロールが握られていた。

 

 

 

 

その一週間後、コキュートスによって放心状態の三人が黒棺(ブラック・カプセル)から救出されたそうな。




ラスボスはプリティー・マーラー。
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