この素晴らしい世界にキル姫を!   作:戦無

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異世界での日常

「んー…わからん」

レゾスは頭を抱えていた。あっちにいた時は何かと魔術の使えるキル姫が助けてくれていたのだが、今回はそうはいかない。

「なぁクーゲル、分かるか?この魔術の形とか方式とか…」

「さっぱり分かんない!」

魔弾を使うクーゲルが頼りだったが、そのクーゲルも分からないらしい。というか気分でドーンと撃つとか言われても俺のような一般人にはさっぱりだって事くらい分かってくれ。

「大体なんだ、この精神力とか色々重要ってのは。魔術魔弾に関わらず、魔法ってのは生命を一時的に削るモンじゃないのか?」

「ところでダーリン?」

「ん?どうした?」

「他の皆は何処に行ったの?朝起きたらダーリン以外誰もいなかったし」

「あぁそれか。まずアルテミスとロンギヌスは街で情報収集。んでそれ以外は他の人のクエストを手伝ってもらってる。ちなみにティルはカズマ御一行と一緒らしい」

「ふーん…。まっ、こうしてダーリンと二人きりだから別にどうでもいいんだけどねっ!」

「実は心配してたろ?」

「なっ…!そんな事無いよ!」

「ハハッ、まぁいいさ。さ、続きだ。今日中にはこの資料全部読み解くぞ!」

「え、今日中に⁈そんな事聞いてないよ〜!!」

「言ってないからな!ホラホラ、早くしないと夜更かしだぞ!」

「夜更かしはso bad なのにぃぃぃ…」

ウエーンと泣き叫ぶクーゲルと笑いながらページをめくるレゾスだった。

 

さて場所は移ってカズマ御一行

「ハァッ!」

モンスターを斬り、それと同時に血を払う。だがピンクのロングヘアーが血に染まる様子は無い。

「ほぇー…凄いなティルファングさんは。声はうちのアクアとそっくりなのにめちゃ強い…最悪アクアをレゾスに躾けてもらうのも有りか?」

「…?。どうしましたカズマさん?まだクエストは終わってないでしょう?」

「あぁ、すまないティルファングさん。ちょっとアクアと変わってくれませんかっていう考え事を…」

「カズマさん!あの子は剣士で私はアークプリーストよ!役割が全然違うじゃない!」

アクアは喧嘩腰でカズマに攻撃を仕掛ける。

「バカいうな!大体な、お前がアークプリーストってのが謎なんだよ!宴会芸全振りみたいな奴をアークプリーストって呼ぶのは全国のアークプリーストの皆様に失礼だ!」

「何よぉ〜!貴方を何度も生き返らせてるのは誰だと思ってるのよ!」

「うるせぇバーカ!」

「女神に向かってその態度は許さないわよ!」

取っ組み合う二人

「…この二人はいつも通りですね…」

「…あぁ、そうだな。全く、そういうプレイなら早く…」

そんないつも通りの会話が続く中、ティルフィングが割って入る。

「あのー、皆さん?」

「「「「はい?」」」」

一斉にこちらを向くカズマ達の背後を指差すティルフィング。

「後ろ、危ないですよ?」

「「「「えっ?」」」」

出てきたのは大ガエル、オチはいつもの丸呑みであった。

 

所変わってまたレゾスの仮宿。

「こうやって…こうか」

すると指からロウソクほどの火が出る。

「やっと出来ましたね…何故こんなにもこの世界の魔法は難易度が高いのでしょうか…一応は私達、高レベルなのですけども」

クーゲルは読み疲れて寝てしまったので代わりにアルテミスとロンギヌスに立ち会ってもらった。

「でも、こう出来てしまえばなかなか便利だと思いますよ?クリエイトウォーターっていう魔法を覚えれば、お花に水をやるのにわざわざジョウロを使う事が無くなりますし」

二人がそれぞれの魔法に対する感想を述べる。

「まぁ、それは家庭で使うくらいだな…これじゃ戦闘は無理か。…カズマは使えると聞いていたから俺にも出来ると思ったんだがなぁ」

「まぁ、得意不得意はそれぞれです。マスターが気にする必要は無いかと。」

「そ、そうですよ!マスターの戦闘力は私達キル姫の総戦力ですから!」

するとさらに凹むレゾス

「…ロンギヌス…その言い方は俺が無力だって事を言ってるもんだからな…?」

「あわわ…すいませんすいません!」

「いや、マスターが戦いには無力。別に良いと思いますが。」

アルテミスはそう言い放つ。

「何故だ?お前らの上に立つんだから強く在るべきってのは間違いじゃないだろ?」

「中途半端に強くなればマスターが私達の盾になろうとするでしょう?それでは意味が無いのです。まぁ、指揮官としての腕は必要になるでしょうが。」

「そういうもんなの?」

「え?あの…私には…「そういうものです」…らしいですよ、マスター?」

ロンギヌスは困惑しながらもアルテミスの考えにのる。

「…なるほどねぇ…」

その時、あの夢で見た…聞いた事をふと思い出す。

『強くなれ』

あれはどういう事だったのだろう。あいつの、ゼロの言葉はどんな意味で強くなれと言ったのだろう。

「…まぁでも、強くなって損するって事は無いだろうしな。アルテミスの忠告、頭に入れておくさ。ありがとな」

「いっ、いえ、これは…戦いの基本ですから…」

心なしかアルテミスの頰が紅く見えた。

 

 

 




お久しぶりです。このすば二期始まりましたね!…始まっちゃったよ…更新遅いのがひしひしと伝わってくるよ…。
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