この素晴らしい世界にキル姫を!   作:戦無

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やっとこさこのすば本編の場所に入ります。まさかここまで長くなるとは思って無かったです。


アクセルの街へ

「着いたよ、ここがアクセルの街さ!」

 

あの世界の人類は日常的に異族に襲われていた為、毎日怯えて暮らしていた。だがこの街は違った。皆笑って、喜んで。自分達の元いた世界とは全く違うのだと、キル姫や俺は感じさせられた。

 

「まずは冒険者登録かな?君達がやるべき事は。」

 

「勝手に冒険者名乗るだけじゃダメなのか?」

 

「そうだね。それに冒険者登録をすれば君達にとっても身分証明が出来るからプラスだと思うよ?」

 

街を歩きながら冒険者登録の概要を教えてもらった。

 

「マスター、待ってくれ。僕達全員の登録、となればかなりの金額になるんじゃないかな?」

 

「なんで金が要るんだよ?」

 

「ラグナロク協会の登録とは違うと思ったんだ。聞くところによると何か証明用の媒体があるんだろう?」

 

「そうだね、冒険者カードっていうのがその媒体に当たるかな?もちろんお金もかかるけど、今回は私が全部立て替えてあげるし、いつか返してくれればそれでいいよ?」

 

「だとさ、パラシュ?」

 

「そうかい、ならよかった。」

 

確かに今の俺たちには金がない。クリスの申し出には素直に受ける事にした。

 

「んじゃ、まずは登録からだね!」

 

「クリス殿、冒険者登録にお金以外で必要な物はないのか?」

 

「とくに無いよ?どうしたの?」

 

「いや、聞いてみただけだ。すまなかった。」

 

「おいおいマサムネ、どうしたんだよ?」

 

「今まで通りすがった者たちを見ていたのだが、どうも異質な奴が多くてな…」

 

「安心しろ、お前らの方がこの世界じゃ異質だろうし。」

 

「何⁈ヘソ出しはやっぱり異質なのか⁈」

 

違う、そうじゃない。

 

「力の事だ。どうも俺たちはレベル1からのスタートでは無いように思うんだよ…」

 

あのレーヴァテインの手際の良さはレベル1の頃は無かったものだった。

 

「?何か言った?」

 

「何でもないから安心してくれ、クリス」

 

「まぁ、いいや。さぁ、登録しに行こうか!」

 

クリスに連れられて、俺たちはある建物の中へと入っていった。

 

 

 

酒をいっぱい持った、店員のような子が元気に挨拶をしてきた。

 

「いらっしゃいませー!お食事なら空いているお席へどうぞ!お仕事案内なら奥のカウンターへ!」

 

活気づいてるけど…ここって

 

「ここは酒場も一緒になってる冒険者ギルドなんだ。さ、登録はカウンターだから早くいこ?」

 

カウンターに行く途中にもう絡まれた。

 

「おうニイチャン、女の子沢山連れてんなぁ!羨ましいぜ!ガハハハ!」

 

酒くさー…

 

「もういいですか?俺達冒険者登録しないとなんで…」

 

「おう、邪魔したな!せいぜい頑張れよ!」

 

まぁ、いい人だった。

 

「はい、今日はどうされました?」

 

すっごい胸のデカイお姉さんだった。俺も男なんだな。少し立ち上がった。…何がって?髪の毛だよ?

 

「あの、俺達全員の冒険者登録をしたいんですけど…」

 

「そうですか、では最初に登録手数料を頂きますね?」

 

「あ、それは私が払うよ!」

 

クリスが全員分の手数料を渡してくれた。

 

「これで足りますよね?」

 

以外と安かった。クリスが金を貸してくれたのもその為だろう。

 

「確かに頂戴いたしました!ではまず説明を…」

 

さっきクリスから聞いていたが、登録したのは随分前らしく、これで全部かもわからないから説明は聞いた方がいいと言われていた。

 

「冒険者には職業という者がございます。そしてこれが登録カード、冒険者がどれだけの討伐を行ったかも記録されます。レベルが上がると、スキルを覚える為のポイントが与えられるので、頑張ってレベル上げをして下さいね?」

 

「よし、お前ら分かったか?」

 

全員頷く。よく出来た奴らだ。

 

「では皆様、こちらの水晶に手をかざして下さい。」

 

「あの、ちょっと質問があるんだけど…」

 

デュリンだった。

 

「いかがなさいました?」

 

「見ての通り私は妖精なんだけど、私でも登録できるの?」

 

「えーと…」

 

「いや、デュリン。登録はしないでくれないか?」

 

「何か考えでもあるの?」

 

「お前ここで働け」

 

「うんわかっ…ハァ⁈」

 

「小さな体は戦闘にゃ向かないし、お前もここでなら案内くらいできるだろうよ?」

 

デュリンはパタパタ飛びながら考えた。

 

「そうね…そういう事をするのも悪く無いかもね!」

 

納得してくれた。よし、これでギルドとの関係ができたな…。

 

「では改めて、水晶に手をかざして下さい。」

 

「俺から行くぞ?」

 

俺はここのリーダーとして臆するわけにはいかんと、水晶に手をかざした。

水晶は光を放ち、周りの装飾が動き始めた。水晶の光は下の針へと流され、カードに文字が記され始めた。

 

「これであなた方のステータスが分かりますので、その数値に応じて、なりたい職業を選んで下さいね!」

 

カウンターのお姉さんが俺のステータスを記したカードに手を伸ばした。

 

「はい、ありがとうございます。えっと…名前が無い…?すいません、ちょっと不具合があったらしく…名前を教えて頂けませんか?」

 

カードには名前が書かれてなかったらしい。

 

「俺の名前ですか?マルク レゾスですよ?」

 

俺のカードにMark Rezos と記された。

 

「マルクさんですね?えっと…えっ⁈」

 

お姉さんは明らかに狼狽えながら俺とカードを見比べていた。

 

え、まって、何?なんかおかしいの?お姉さんそんな狼狽えないで欲しいんだけど。まさか俺この世界から祝福されてないの?

 




長いのに中々進まないんです。ごめんなさいね?なるべく粗が出ないように努力している結果なんです…

一言ファンキル
ファンキルでゼロを入手して超喜んだのは内緒。
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