やはり俺の青春ラブコメにこんなにヒロインがいるのは間違っている。 作:とまとと
なんとなーくですが書いてみました。
安定の短さですがご了承ください・・・
感想お待ちしております!
「ねぇ、比企谷」
終業式の後、教室でいつものようステルスヒッキーを発動していた俺に誰かが声をかけてくる。・・・えーと、川、川、川なんとかさんだ。えーと、なんだっけ・・・
「なに?無視してんの?あんたに話しかけてんだけど?」
やだ、怖い!八幡かつあげされちゃうの?
そんなことを考えていると川なんとかさんがジトっと睨みつけてきている。
嫌々ながらこれ以上名前を考えても出てきそうにないので応答することにした。
「んで、なんか用なのか?」
「ちょっとここじゃ話しづらいからちょっと階段の踊り場まで来てくんない?」
やだやだやだこれ確実にかつあげコースじゃ無いですか。ドキがムネムネしながら川なんとかさんの後ろを5歩ほど離れてついて行く。
「ここまできたらいいでしょ。」
なにがいいんだ?ここなら人目を気にせずかつあげできるってこと??てかほんとに怖いんだけど・・・
「あのさ、今度たいし達のオープンハイスクールがあるんだけどさ」
それは知っている。なぜなら小町もオープンハイスクールだからな!と、なぞのドヤ顔を心の中で決めていると
「その日ちょうど私用事があってさ、両親も仕事だし、それでね、頼みづらいことなんだけど、もし、その日暇だったらけーちゃんの面倒を見てもらいたいんだけど大丈夫?」
夏休みのその日は暇、というか夏休みは全部暇だから大丈夫っちゃ大丈夫なんだがなぁ、と考えていると
「けーちゃんもあんたに会いたがってたしちょうどいいかなって、こんなこと頼めるのもあんたぐらいしかいないからさ。」
そんなしょんぼりした顔で頼まれると断れる筈もないし、俺もけーちゃんに会いたかったのでこのお願いを受けることにしたのだ。
「わかったよ、けーちゃんの頼みなら断れる訳もないしな。」
「・・・ロリコン」
「俺はロリコンじゃねーよ・・・」
「とりあえずありがとね、比企谷。」
「おう」
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けーちゃんを面倒見るのは俺の家でいいと伝えたのだがお昼を挟むので私の家で面倒を見て、家にある食材はなんでも使っていいからお昼を食べさせてあげて欲しいと頼まれた。
ピンポーン
「よう」
「今日はありがとね、これから私出かけなきゃならないからけーちゃんのことよろしくね」
「はーちゃん、今日は1日よろしくお願いします!」
「俺もちょうどけーちゃんに会いたい頃だったしな。
けーちゃんも礼儀正しいな、正直驚いたぞ」
前にあった頃ははーちゃんはーちゃんと抱きついてくるだけだったのに随分と成長したんだなと関心してると
「これはねー、さーちゃんにこう言えって言われたのー!
あんまりはーちゃんに変なとこは見せたくないって!」
あぁ、なるほどそーいうことか。
どうりで前から半年もたってないのに急に成長したと思った。
「けっ、けーちゃん!そんな事は言わなくていいの!」
そうだ、思い出しだ。川崎沙希だ。けーちゃんがさーちゃんと読んだことで思い出すことが出来た。
「それで川崎、時間は大丈夫なのか?」
「あっ、そろそろ急がなきゃ。
それじゃ比企谷、頼んだよ。
・・・くれぐれもけーちゃんに変なことしないでね。」
「・・・わかってるよ、なにもしねーよ。
それじゃ川崎、いってらっしゃい。」
すると川崎は顔を真っ赤にさせながら
「っ、・・・それじゃ、行ってくるね
けーちゃんもいい子にしてるんだよ。」
「あっ、さーちゃん照れてる!」
「けーちゃん!余計な事は言わなくていいから!」
こうして俺とけーちゃんのお留守番が始まるのだった。
ん?これはさーちゃんSS?
いや、けーちゃんSSなのか!?
お姉様2人の後にまさかのロリィ・・・
無いですよね!