ポケの細道   作:柴猫侍

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第九十四話 話せば分かる。話さないで分かる訳がない

 

 話は十分前に戻る。

 

 20番道路の入り口辺りで、道路全体を包み込む幻覚を作りだしている主であるゾロアークを捜索するライト達は、鬱蒼と木の葉が生い茂る森の中を当てもなく歩き続けていた。

 ルカリオの波動を頼りに探しているものの、もしゾロアークが奥の方に居るのであれば、それだけ入口から離れてしまう。

 出来るだけ迷うリスクを減らしたいと考えている二人は、はぐれないよう一定の距離を保ちながら、歩んでいくが―――。

 

「あっ……オーロットだ。どうしたんだろう?」

 

 ふと横に目を向けたライトが、群れのオーロットを目撃した。

 ろうぼくポケモンであるオーロットは、根っこを神経のようにして森を操るというポケモンであるが、あれほど焦って一体何から逃げ出そうとしているのか。

 う~んと唸って考えるライトだが、すぐに答えが出る筈もなく、バッと前に視線を戻す。

 

「わっ!?」

「……」

 

 先程まで無かった木に驚くライト。

 顔のすぐ近くまで近づいていた木を避けるようにして、少し前を進むコルニ達を追おうとするライトであったが、木の後ろ側に回ってようやく気が付いた。

 

「あっ、ウソッキーか」

「……ウソッ」

「……ごめん、気にしなくていいよ」

 

 呆気なく正体を見破られてしまったウソッキーは、哀しそうな泣き声を上げる。

 思わず申し訳なくなってしまったライトは、一言謝罪を入れてからコルニ達の下へとたどり着いた。

 ライトが追いついたとき、ルカリオは掌をあちこちに翳して何かを探っているようであったが、

 

「……バウッ?」

「ルカリオ、どうかしたの?」

 

 何かに気が付いたルカリオが、バッと顔を上げて鬱蒼と草が生い茂った森の中を軽快な動きで突き進んでいく。

 そんなルカリオを目の当たりにし、思わず見合ってしまったライトとコルニは、同時にルカリオの後を追うべく駆け出す。

 

 暫く歩いていると、遠くの方から大きな音が響いてきた。

 大木が倒れたように重く、鈍い音だ。振動も響いてきた為、音が鳴った場所では相当の衝撃があったのだろう。

 

「これって……ポケモンがバトルしてるのかな?」

「どうだろ? ルカリオ! なにがあるって言うの!?」

「クァンヌ!」

 

 主人の問いかけに対し、切羽詰った表情で無我夢中に前へ突き進んでいくルカリオ。

 余程、焦るような事態に陥っていると言う事は、主人であるコルニのみならずライトでさえも分かる。

 

(―――声? ポケモンの……)

 

 ガサガサと草を掻き分けて進む音で聞こえていなかったが、どうやら前方ではポケモンが鳴き声を上げているようであった。

 誰かに助けを求めるような悲痛な声。聞いているだけで胸が締め付けられるような、甲高い鳴き声だ。

 しかしその鳴き声をどこかで聞いたことがあるように感じたライト。

 今までに会ったことのあるポケモンなのか。

 

「……ッ! バウッ!」

「ルカリオ!? ここ……ッ!」

「……はっ?」

 

 徐にルカリオが立ち止まった場所。

 その先に広がる光景に、思わずライトとコルニは絶句してしまった。

 

 二人のポケモントレーナーと思しき女性。そのどちらも森の中で見るには、目が痛くなってしまいそうなほど赤い服を身に纏っており、普段の生活では絶対に見かけないようなゴーグルまで着用している。

 それだけであれば、ここまで絶句などはしないだろう。

 

 問題はここからだ。

 

 彼女達の手持ちであろう四体のポケモン。その内の一体、マニューラが執拗にとあるポケモンに攻撃を繰り出していた。

 しかも、そのとあるポケモンは既にボロボロであるにも拘わらず、クリムガンによって押さえつけられて真面に抵抗できないという状態だ。

 

 捕獲であるとしても、余りに行き過ぎた攻撃であることには間違いない。

 しかもそれを見ている女の一人は、楽しそうにニヤニヤと笑っていた。

 

(なにしてるんだ……この人達は……?)

 

 今迄見たことのない悲惨な光景に、ライトの胸の内でとある感情が沸々と湧き上がってくる。

 すると、ライトのポケモンが入っているボールの一つが、激しく揺れ始めた。

 

 途端に頭の中がクリアになり、自分で自分が何を考えているのかすら分からなくなる。

 何かを叫んだが、その内容もおぼろげだ。

 気付いた時にはリザードンを繰り出し、メガリングに嵌められているキーストーンを触れ、リザードンをメガシンカさせていた。

 

 そのように夢現な中でも、はっきりとしていた考えは一つだけある。

 

―――ラティアスを助けなきゃ

 

 

 

 ***

 

 

 

「げっ……メガシンカ使い……! どうする、モミちゃん?」

「……完全にイレギュラーだけど、ここは逆転の発想でいきましょ。あの坊やとポケモンが持ってるキーストーンとメガストーン……奪っちゃいましょうよ」

「どうやって?」

「決まってるでしょ―――……実力行使よ! ヘルガー、“あくのはどう”!!」

「そうこなくっちゃ! アハハッ!! クリムガン、“げきりん”!!」

 

 リザードン一体に対し、ヘルガーとクリムガンの二体で襲いかかるよう指示するアケビとモミジ。

 接近戦を仕掛けてくるクリムガンに対し、リザードンは瞬時に“ドラゴンクロー”を展開して、クリムガンの“げきりん”を受け止めた。

 

 そこへヘルガーの“あくのはどう”が襲いかかろうとするが、リザードンの後方から飛来してきた光弾によって阻まれ、相殺されながら爆発を起こす。

 リザードンを援護した光弾―――“はどうだん”を放ったのは勿論ルカリオだ。

 怒髪天を衝く様子のルカリオ。そしてコルニ。

 

「……アンタ達が何してるのか理解し兼ねるけど、ソレ……人として恥に思いなよね!!」

「アハハ! 子供にそんな事言われたってね! ほら、グラエナ! アンタも加勢!」

「邪魔な坊やとお嬢ちゃん達には、即刻退場をお願いしたいわね。アレを倒したらご褒美上げる! マニューラ、“れいとうパンチ”!」

「ッ……四対二だなんて!」

 

 ライト側がリザードンとルカリオの二体であるにも拘わらず、更にグラエナとマニューラを嗾けて四体で襲いかからせようとする二人。

 フェアプレー精神の欠片も感じさせない所業に、顔が歪むコルニ。

 何とか数を揃えようと他のポケモン達が入っているボールに手を掛けるコルニであったが、間に合わないことは直感で理解できた。

 リザードンはクリムガンと。ルカリオはヘルガーの対処で動けない。

 

 このままでは攻撃を受ける。

 

 そう思った時であった。

 

「バウァ!!?」

「マニュァ!!?」

「ッ……何!?」

「上から……!?」

 

 突如、グラエナとマニューラの上から落ちてきた緑と赤の影。

 緑の影はグラエナに橙色の巨大な光弾をゼロ距離でブチ当て、赤い影は鋭利な鋏を拳のように振るってマニューラをなぐりつけた。

 完全に不意を突いた上で命中した強力な攻撃。

 それらを繰り出したのはポケモンの正体は、土煙の中から颯爽と出現してきた。

 

「ジュカインと……ハッサム!?」

「バカな! 20番道路に生息なんかしていない筈……はっ、まさか!!」

 

 現れた二体のポケモンを前に、何かに気が付いたようにライトへ視線を送るモミジ。

 するとライトは、帽子のつばの陰に隠れている瞳で睨みつけながら、ドスの効いた声で語り始める。

 

「……昔、姉さんから話を聞いた。洞窟や森は悪い人に会うから、何かあった時の為に、できるだけ手持ちは外に出しておいた方がいいって」

「ッ……!」

「お前たちがその『悪い人』だ。早くラティアスから退いて下さい」

「……くっ! 任務を遂行―――」

「“バレットパンチ”」

 

 刹那、タイマーボールを取り出したアケビにハッサムが肉迫する。

 半ば突進するような形でアケビに襲いかかったハッサムは、ボールを取り出した腕を鋏で掴み、もう片方の鋏でアケビの顔を挟み込む。

 所謂アイアンクローでアケビを拘束したハッサムは、次第に顔の方を挟む鋏の力を強めていく。

 

「えっ、ちょ……止めてよ! これ! モミちゃん!!」

「止めるったって……ポ、ポケモンが……!」

「ポケモンが何!?」

「もう……倒されて……くっ!! なんてイレギュラーなの!!」

「はぁ!? ホント使えない奴―――……ヒィ!!?」

 

 次の瞬間、悲鳴のように軋む音を奏でていたアケビのゴーグルが砕け散る。

 それと同時にアケビの素顔が晒されるが、生憎ハッサムの鋏の陰となってみる事は叶わない。

 すると今度は、鋏の鋭い部分がジャキンと音を立てて、アケビの蟀谷に刃を立てるではないか。

 このままサクッと行けば―――そう考えるだけで、アケビの顔はモミジの髪の色のように蒼く染まっていく。

 

「あ、あぁ、あの……」

「ここ、迷いの森って言われてますよね」

「は、ひ?」

「人の一人や二人、行方不明になってもおかしくはないと思いませんか?」

「―――ッ!?」

 

 この子供、今とんでもない事を言わなかったか?

 

 そう考えるアケビやモミジと同じように、コルニも信じられないといった顔でライトの顔を窺おうとする。

 しかし、余りに恐ろし過ぎる為、顔を直視することなど出来る筈も無い。

 

 すると、横にリザードンを連れたライトがスタスタと軽い足取りで、ハッサムに拘束されているアケビの眼前まで歩み寄る。

 

「……尻尾を巻いて逃げるか、行方不明になるか。どっちがいいですか?」

「は……あの……」

「キシャアアアアアアアアアアアアアア!!!!」

「はいはい逃げます!! ここでドロンしま~す!! モミちゃん、命あっての物種!! さ、行こ!!」

 

 最後のリザードンの咆哮が効いたのか、捲し立てる様に敗走宣言するアケビは、何時の間にやられたポケモン達をボールに戻し、どこへとも知らぬ場所へ走っていく。

 その背中を追うモミジは、『あなた達、イレギュラーね!』と捨て台詞を吐いて、同じように森の奥の方へと消えて行った。

 

「……ん?」

 

 突然、ライトが体をビクッと跳ねさせて辺りをキョロキョロと見渡し始める。

 その途中で怯えた様子のコルニと目が合い、ライトはこのような発言を口にした。

 

「僕、何か言ってた?」

「へ?」

「なんか……ちょっとの間の記憶がないんだけど……」

「し、知らなくていい!! すっ、そ、それよりも!!」

「あ、ラティアス!」

 

 慌てふためくコルニの様子にどこか納得いかない表情を浮かべるライトであったが、それよりも優先すべき事項を前に、動きが俊敏になった。

 傷だらけのラティアス。

 瀕死寸前のラティアスに近付けば、こちらに怯えるように体を竦めるラティアス。だが、ライトの後ろに佇んでいるリザードンと目を合わせ、逃げようなどという様子は見せようとしない。

 

「よ~し、イイ子イイ子……こんなこともあろうかと、傷薬は一杯あるからね。傷薬が嫌だったら、木の実もたくさんあるから!」

「クゥ?」

「大丈夫。僕はキミをいじめたりなんかしないから」

「クゥ……」

 

 優しく頬を撫でながら、傷の部分に傷薬を吹き付けるライト。

 染みるのか、ラティアスの目尻には涙が浮かぶものの、ジッと我慢してライトの治療を受け続ける。

 その間ラティアスは、既にメガシンカが解けて元の橙色の皮膚の姿へと戻ったリザードンの足をギューっと掴んでいた。

 困ったような顔を浮かべるリザードン。しかし、特に振り払う様子もなく、寧ろ心配そうに涙を浮かべるラティアスを見守り続ける。

 

「……ふぅ。傷薬でどうにかなるのはこのくらいかな? 後はポケモンセンターに連れてってあげたいんだけど……」

「クゥ?」

 

 スチャ。

 

「クゥ!?」

 

 ライトが空のボールを取り出してみると、途端に怯え竦むラティアス。

 どうやら、先程の二名の所為で『ボールを掲げる=ヒドイことをされる』という図式が頭の中で出来上がってしまったのだろう。

 その様子に溜め息を吐いたライトは、仕方なしと言わんばかりの表情でラティアスを背負い始める。

 

「ちょ、ライト!? なにしてるの!?」

「なにって……おんぶ」

「おんぶは分かるけど!」

「だって……出来ればボールに入れて連れてった方が早いし楽だけど、怖がってる物に入れるのもねぇ」

「それは確かにそうだけど……」

「クゥ?」

 

 二人の会話を聞くも理解し切れていないラティアスは、クリンとした瞳を輝かせながら首を傾げる。

 

「あと、ラティアスって結構軽いよ?」

「え? そうなの?」

「うん。そうだねぇ……コルニくらい?」

「アタシくらいって、そんなアバウトな感じで……」

 

 徐にポケモン図鑑を取り出すライト。

 調べるのは勿論、

 

「え~っと、ラティアスの体重は四十キ―――」

「言わないでいい!!」

 

 その日、森に一際響く渇いた音が鳴るのであった。

 

 

 

 ***

 

 

 

 次の日。

 昨日よりも更に冷え込む中、ポケモンセンターの中に在るポケモン専用の病室に、一体のポケモンが収容されていた。

 白いシーツの上で横たわる彼女は、体の至る所に包帯を巻いていたり絆創膏を貼っていたりと痛々しい姿を見せている。

 しかし、

 

「クゥ♪ クゥ~♪」

 

 意外に元気であった。

 ライトが差し入れにと持ってきたポロックを頬一杯に詰め込んでいる姿は、育ち盛りの子供のように見えてしまう。

 そんな微笑ましい光景を、ライトとウルップはガラス越しに眺めていた。

 昨日遭遇した怪しい二人組の事はすでに伝えたが、20番道路を幻覚で包み込んでいた原因と、今の所因果関係が認められない為、警察が動くかどうかは分からないとのことらしい。

 しかし、既に幻覚は晴れ、20番道路は普段通りに戻っている。

 

 それが逃げ去って行った女達に関係するかどうかは、ライト達にとっては今では知る由もないことだ。

 

「それは兎も角よ……アレだよ、お前さんはどうするんだ?」

「? なにがですか?」

「あのポケモン……ラティアスとか言ったか? 野生に帰すのか、そのまま引き取るのか……ってことだ」

「……少し考えさせてください」

「そうか。まあ、退院まで時間があるだろうし、たっぷり考えればいいだろう」

 

 そう言ってウルップはポンとライトの肩を叩いて、通路を去って行った。

 逞しい背中を見送った後は、再びガラス越しにラティアスに目を向ける。どうやら、ポロックでお腹が一杯になったのか、幸せそうな顔で眠りに入ろうとしていた。

 涎を口の端から垂らし、モゾモゾと腕を動かす仕草は非常に愛らしく、思わずクスりと笑ってしまうライト。

 

―――アルトマーレのラティオスやラティアス達と会せたら、どのような反応をするだろうか。

 

―――あれだけひどい目に遭わされて、彼女は人間が怖くないのだろうか

 

―――どんな性格で、どんな事が好きで、どんな食べ物が好きなのだろうか。

 

 考えれば考える程、知りたいことが増えてくる。

 しかし、病室の前でジッと待っていて何かが進展する訳でもない。ライトは胸の中のわだかまりを吐き出すように溜め息をして、『自分もまた』と言わんばかりにエントランスへ向かう。

 

(確か、あのラティアスって……)

 

 随分前に見たことのある写真を思いだすライト。

 その写真を見せてくれた女性は、レンリタウンの病院からそろそろ退院しているころだろう。

 ライトはこのような事を考えた時、頭の中に浮かんだ一つの選択肢にキュッと胸が絞まるような気持ちになった。

 

(……国際警察の電話番号ってなんだろう)

 

 ジョーイやジュンサー辺りに訊けば教えてもらえるだろう。

 しかし、今はそのような気分になれない。気分転換に表に出て深呼吸でもしようと、外へ足を運ぶ。

 今頃、ポケモンセンターに隣接するように存在するバトルコートでは、ライトの手持ち達とコルニの手持ち達がバトルしている筈。

 

 自動ドアを潜れば激しいバトルの音が響いてくる。

 

「……くしょん!」

 

 冷え込みが激しい所為か、自然とくしゃみが出る。

 『あ゛ぁ~』と中年男性のような声を出してから鼻水を啜ったライトは、今頃どうなっているのだろうかとバトルコートへ進んだ。

 すると、バトルコートの中央辺りに立っているコルニが、一匹のクマのようなポケモンに抱き着いているのが見えた。

 体毛の柄でヤンチャムが進化したのだろうと予測をつけながら、ライトは図鑑を開く。

 

『ゴロンダ。こわもてポケモン。気性が荒く喧嘩っ早いが、弱い者いじめは許さない。葉っぱで敵の動きを読む』

「……ゴロンダが転んだ。なんちゃって、ははっ」

 

 

 

 ビュ~……。

 

 

 

「……くしゅん!」

 

 柄にもなく駄洒落を言えば、一際強い風が吹きすさぶ。

 寒くなったところで、ヤンチャムが進化したことに伴う小休憩に入っている皆の下へ向かう。

 すると、ミロカロスがライトに気付き、凄まじい速度で近寄ってくるではないか。

 六メートルを超える巨体の地上での全力疾走。迫力は満点だ。

 

「ミ~~~!」

「わっぶ!?」

「ミ~♪」

 

 圧し掛かるようにしてライトに寄り添うミロカロスは、満面の笑みを浮かべながら冷たく冷えた少年の頬をぺろぺろと舐め始める。

 控え目で、今迄甘えられなかった分を取り戻すかのように、ここ最近スキンシップが激しいミロカロス。

 流石にこれ以上強烈だと、何時か骨折でもするのではないかと心配になってくるライトは、舐められている頬を引き攣らせた。

 

「まあ、でもさ……」

「ミ?」

「ちゃんと訊けば、分かることだもんね」

「? ……ミ~♡」

「はははっ、くすぐったいよ!」

 

 首を傾げていたミロカロスだが、とうとう理解しないまま頬舐めを再開する。

 絶え間なく頬の上で動く生温かい舌に、ライトは耐え切れず笑い声を上げてしまう。すると、楽しげな雰囲気を察知したブラッキーが電光石火の如く速さで近寄り、地面に寝そべっているライトの胸元へダイブしてきた。

 二体分の重み(その九割はミロカロス)を胸に受け止めるライトは、流石に苦しくなってきたのか顔を真っ赤に染め上げていく。

 

 

 

 その数十秒後、ライトがダウンしたのは言うまでもないだろう。

 


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