ポケの細道   作:柴猫侍

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第九十五話 ひとりぼっちじゃない

 

 エイセツシティのとある広場。

 そこでは二人の子供と彼等の手持ち達が、楽しげに雪だるまを作っていた。昨日に引き続きかなり気温が低く、外を歩くには厳しいものとなっているが、お構いなしに雪だるま作りに精を出す子供とポケモン達。

 

「ふんふ~ん♪」

 

 上機嫌に押し固めた雪の形を丁寧に整えていくコルニ。

 比較的力持ちなポケモン達が多い為、それなりに大きな雪だるまを作ろうとしていた彼女達の作品とは、

 

「できた! カビゴン!」

 

 丸いフォルムに気の抜けた顔のカビゴン。

 主観的に見てもそれなりにいい出来の雪だるまだと感じたコルニは満足げな顔を浮かべる。そのまま隣の雪だるまを作っているライトを見遣ったコルニ。

 自分達とは違って、手を扱えるポケモンが少ない彼等は一体何を作っているのだろう。

 デキの良い作品を仕上げた後の高揚を胸に秘めたまま、彼女が目にしたのは、地面にべったりと広がる雪の塊。

 

「……ベトベトン?」

「メタモン」

「……うそ」

「信じられない顔で僕を見ないでよ! これでも真剣にやってるんだからさ!」

 

 一見ベトベトンやベトベターのように見える雪の塊の正体は、メタモンを模して形作っているものだったらしい。

 しかし、どうにもメタモンにしては横に平らな気がしてならない。

 引き攣った笑みを浮かべるコルニに、ライトは寒さ以外の理由で顔を赤くしながら雪だるま作りを進めていく。

 

 比較的造形が簡単なポケモンを選んでいたにも拘わらずコレだ。

 

 恐らくそういった類の事が苦手なのだろう。

 コルニはそのような事を考えながら、カビゴンに続く別の作品に取り掛かろうと振り返る。

 

「クゥ?」

「きゃあ!?」

「どうしたの、コルニ―――……って、ラティアス!? どうしてここに!?」

 

 コルニの眼前に居たポケモン。そのポケモンとは、一昨日からポケモンセンターの病室に収容されている筈のラティアスであった。

 可愛らしい鳴き声を上げながらフヨフヨと漂う体は、この雪だらけの銀世界では非常に目立つ。

 普通の個体とは違う体色―――所謂色違いである個体である彼女は、悪質なポケモントレーナーに襲われて傷だらけであったが、どうやら傷は既に治っているようだ。

 

 あれだけの事をされていても、ここまで人間に近寄ってくるとは、どこまで人懐っこい性格なのだろうか。

 

「もう……どうして病室を抜け出して来たのさ?」

「クゥ~」

「え? なに?」

「クゥ!」

「ちょ、ポロックケース!」

 

 呆れた顔で歩み寄ってくるライトに対し、【エスパー】タイプらしく“サイコキネシス”を繰り出すラティアス。

 勿論攻撃の為ではないが、ラティアスは器用に“サイコキネシス”でライトのバッグの中にしまわれていたポロックケースを取り出した。

 

 そこには、ライトが手持ち達の為に作りおいているポロックケースが入っているのだが―――。

 

「クゥ~♪」

「あっ、コラ!」

 

 自分の手元に手繰り寄せたポロックケースの蓋を開けたラティアスは、ポロックが出てくる部分に直接口を付けてシャカシャカと振り、中のポロックを口に入れ始める。

 ラムネ感覚で食べているようだが、そのようなペースで食べ進めれば直ぐに底を着く。

 しこたまポロックを口に入れ込んだラティアスは、頬を餅のように膨らませながら咀嚼をしてからゴクンと呑み込んだ。

 ライトが『今日の分のポロックが……』や、その後ろでブラッキーやミロカロスがショックを受けた顔を浮かべているがお構いなし。

 余程ポロックを気に入ったらしく、まだポロックがないのかとライトの服の肩辺りを摘んでクイクイと引っ張る。

 

「ダ~メ! そんなに食べたら栄養が偏るから!」

「クゥ~!」

「怒ってもダ~メっ」

 

 ポロックをこれ以上食べさせないと謳うライトに、腕をじたばたさせて抗議するラティアス。

 しかし、いくら原料が木の実であると言えどお菓子。

 食べ過ぎれば糖分過多で体に悪い影響が出るのは目に見えていた為、ライトは一歩も退く事は無い。

 

 そんなライト達の向こう側に居るコルニは、雪の中で眠りに落ちそうになっているヘラクロスを起こそうとしたり、雪玉を食べようとしているゴロンダを止めたりと、非常に忙しなく動いていた。

 

「グオ」

「クゥ?」

 

 ライトの頬を摘んで引っ張っていたラティアスであったが、横からリザードンが歩み寄り、何かをラティアスに差し出してくる。

 白いコップの中で揺らめく深い琥珀色の液体。

 何やら心安らぐような香りを発する液体に目を輝かせたラティアスは、どんな物であるのかを味見しようともせず、一気に口の中へと流し込む。

 

「……クゥ」

「グォ?」

 

 苦々しい顔を浮かべるラティアスは、静かにコーヒーが入っていたカップをリザードンに返す。

 幸い苦いのはそこまで苦手ではなかったラティアス。

 寧ろ木の実などは苦い方が好みであるが、流石にブラックコーヒーは速過ぎたのだろう。

 

 ポロックはない。代わりにと渡されたコーヒーも好みではない。

 まだお腹が空いているラティアスは、美味しい物を持っていそうなライトの肩を掴み、前後にゆすり始める。

 

「うぅ~、わ、わかったよぉ!」

「クゥ?」

「今から作ってあげるから、少し待ってて」

「クゥ~♪」

 

 このままでは埒が明かないと察したライトは、本当に少しだけポロックを作ろうとポロックキットをバッグから取り出す。

 そして適当な木の実をキットのミキサーの中へと放り込み、ポロックを作り始めた。

 『ガガガッ』と木の実を削る音が軽快に鳴り響き、その音に合わせてラティアスは右へ左へとフヨフヨと漂う。

 

 翼は持っているものの、リザードンのように羽ばたいて飛ぶのではなく、エスパー的な能力で浮かんでいるラティアス。

 アルトマーレでも見たことはあるが、矢張り翼がある以上羽ばたいていないと不思議な気分になってしまう。

 

(まあ、それはいいんだけど……)

 

 ポロックが出来上がるまでの間、ポケギアで現在の時刻を確認する。

 

(そろそろだと思うんだけどなぁ)

 

 時刻を確認したライトは徐に空を見上げる。

 もしかすると陸路で来るかもしれないが、わざわざこのように広場を指定したのだから空を飛んでやってくるかもしれない。

 そのような想像を抱きながら見上げたライトであったが、どうやら当たっていたのは後者であった。

 

 遠くの方からこちらへと向けて近付いてくる影。

 次第に大きくなる影はボーマンダだ。凶暴な性格が多い【ドラゴン】タイプ―――その最終進化形を従えてやって来た人物は、雪が降り積もっている広場の中央へ降り立った。

 

「お疲れ様です、ボーマンダ」

 

 ボーマンダの着地の際に巻き上がった雪を背景に、こちらを見つめてくる薄紫色の髪の女性。

 早々何度も会えるような人物でもないが、こうして短期間で何度も会う事を思ったら、得も言えぬような笑みを浮かべるしかない。

 

「えっと……この前振りですね」

「こちらこそ。以前のことは本当にお世話になりました……それと昨日のタレこみは―――」

 

 国際警察の一員・リラ。

 レンリタウン以来見る事は無いだろうと考えていた人物だが、どうにも人生というのは奇妙な縁で繋がっていたりするらしい。

 昨日の内に国際警察に色違いのラティアスの事をタレこんだライト。

 国際警察が―――もとい、リラが色違いのラティアスの事を捜索しているのは、写真を見せてもらって以降知り得ていた事である為、こうして保護した以上伝えておいた方が良いのでは、と考えたのだ。

 

 ポロックキットの前で、いつポロックができるのかとウキウキした様子で待機しているラティアスを見たリラは、にこやかに微笑んだ後にライトを見つめる。

 

「ライト君が捕獲を?」

「いえ。僕はポケモンセンターに連れて行っただけで、捕獲は……」

「そうですか。では現段階ではまだ保護しているだけと」

「はい。それで話があるんですけど……コルニ! ちょっと席外していいかな!?」

「うん? 別にいいけど……」

 

 なるべく此方に関わらない方が良いと気を遣っていてくれたコルニに一声かけ、近くのベンチの方へと歩んでいくライトとリラ。

 昨晩まで雪が降り積もっていただろうが、燦々と降り注ぐ太陽の熱で一応乾いていたソレに腰掛ける二人。

 年端もいかない少年と、黒いスーツを身に纏う美女。傍から見ればどのような状況なのか見当もつかない組み合わせだが、ライトは神妙な面持ちでリラの方へと顔を向けた。

 

「あ、あのっ! ラティアスは僕が引き取っても―――」

「構いませんよ」

「大丈……へ?」

「ライト君が手持ちに加えたいのであれば……加えたのであれば、上にはそう報告するだけですので」

 

 あっけらかんとしたリラの応答に、拍子抜けしたような顔を浮かべるライト。

 てっきり、『ラティアスは国際警察が保護する』と一蹴されるだけの願い出だと考えていたが、杞憂だったらしい。

 しかし、余りにも呆気なさ過ぎた為、ライトは少し混乱し始める。

 それを見かねたリラは、ポロックキットを凝視し続けるラティアスに目を向けながら語り始めた。

 

「あの子はまだ野生のポケモンですので、善意ある人物の……そして優秀な力を持つトレーナーの庇護の下に入るのであれば、私達国際警察はあれこれと言うつもりはありません」

「ゆ、優秀な力を持つトレーナーって……その、僕なんかで大丈夫なんですか?」

「ええ、勿論!」

 

 『優秀な力を持つトレーナー』の定義とは一体なにか。

 ジムリーダーや四天王のようなポケモントレーナーを想像したが、そのようなライトの考えを否定するかのように、晴々とした笑みを浮かべるリラ。

 

「私達にとって大事なのは、優秀な力というよりも善意であるかどうかです。例え優秀な力を持っていたとしても、悪意ある人間に渡してしまえば、渡ってしまったポケモンは悪意に染まってしまう……それだけは絶対に阻止しなくてはなりません」

「でも、だからこそ奪われないようにジムリーダーみたいな強いトレーナーに―――!」

「謙遜するんですね。でも分かりますよ。初めて会った時と、今のライト君が纏う雰囲気は違う、と」

「えっ……?」

「ライト君の実力は、ライト君がよく一番理解しているんじゃないんですか?」

 

 真っ直ぐ見つめてくるリラ。

 彼女の瞳を目の当たりにしたライトの右手は、自然とバッグの中に納められているバッジケースへと向かっていく。

 ジムバッジをコンプリートした今、その実力は旅を出た時とは比べ物にならない程強くなっている。

 確かにリラが言う通り、自分の実力の成長は自分で理解しているライトであったが、自分より強いトレーナーがごまんといる事も理解していた。

 だからこそ、あのラティアスに相応しいトレーナーが自分であるのかと、自問自答を繰り返しているのだ。

 

 引き取って、広い世界を共に見渡していきたい。

 

 だが、もし悪意ある人間に遭遇した時に、彼女を守り切れるのか。

 

「……一日二日一緒に過ごしただけですけど、あのラティアスって凄い人懐っこいんですよ」

「……」

「だから、正直言えばどんな人にでも付いていけるような気がして……僕なんかよりあの子を幸せにできる人が居るんじゃないかとも思います」

「成程。だからライト君は、私にあの子を引き取るのは貴方しか居ないという一押しを欲しているんですね」

「お恥ずかしながら……」

 

 苦笑を浮かべながら頬をポリポリと掻くライト。

 引き取るとは言っても、本当に自分でいいものかというモヤモヤした感情を胸に秘めており、それを晴らす為にもリラの最後の一押しを欲している。

 

「……才能」

「へ?」

「物事を巧みにこなす能力……人はそれを『才能』と呼びます。ですが、ライト君がラティアスを幸せにするのに才能はいりません。必要なのは『努力』。築いていくのは『絆』です」

「努力……絆」

「仮にもキーストーンをコンコンブル氏から受け取ったライト君であれば、すぐに理解できることでしょう。キーストーンが結ぶ光は、ポケモンとの絆なのですから」

 

 コンコンとライトのメガリングを指で叩くリラは、柔和な笑みを浮かべる。

 徐にメガリングを見つめるライトは、今迄の旅の事を走馬灯のように思いだす。その中で強烈であったのがメガシンカだ。

 クノエジムでリザードンをメガシンカさせてメガクチートに対抗しようとした時、メガシンカの力に振り回されたリザードンは一方的にやられてしまった。

 それをエイセツジムにおいて、同じメガシンカポケモンを相手に勝利を掴みとれる程までにしたのは一体何だったか。

 

 紛れもない。それは努力。

 

 努力を続けて絆を深め合い、トレーナーとポケモンの絆の象徴であるメガシンカを使いこなせるようになったのだ。

 生まれつき使えたものではない。

 努力の結晶というべき結果なのだ。

 

 そのことを示唆されたライトは、ポロックが出来上がったのにも拘わらず、開け方が分からなくてポロックキットをシャカシャカと振っているラティアスを目にし、クスリと微笑む。

 あのような無邪気な子に、深く考えすぎるのは馬鹿馬鹿しかった。

 

 ただただ愛情を注いであげれば、それでいいのだ―――。

 

「……ありがとうございます。お蔭で自信がつきました!」

「いえいえ」

「それじゃあ、行ってきます!」

「ふふっ」

 

 バッグの中からモンスターボールを一つ取り出したライトは、依然ポロックキットを振り続けているラティアスの下へと駆け寄っていく。

 ライトに―――そして手に握るボールに気付いたのか、ラティアスは一瞬体をビクッと跳ねあがらせる。

 だが、森の中の時のようなあからさまな嫌悪感を見せることはなく、笑顔で歩み寄るライトの瞳をジッと見つめていた。

 

 ラティアスはテレパシーで人間と気持ちを通い合わせることができる。

 

 既にライトの心の奥から発する『共に歩みたい』という気持ちを感じ取っていたのだろう。

 ずっと一人で歩んできたラティアスへの想い。

 悪い人間から逃げる生活を強いられていた彼女が感じ取った、ライトの心の声。

 

 

 

 

―――君は、ひとりぼっちじゃない

 

 

 

 

「ラティアス。僕達と一緒に来てくれる?」

 

 ふと少年の周りも見渡してみれば、彼と共に歩んできたポケモン達が笑顔で彼の下へ歩み寄っていくではないか。

 明るく、楽しく、温かい気持ち。

 

「クゥ♪」

 

 恐れる必要など、とうになかった。

 

 

 

 ***

 

 

 

 エイセツを西に出れば、21番道路―――通称『デルニエ通り』がある。豊かな自然が溢れるその道を過ぎて行けば、チャンピオンロードに入る為のゲートに辿り着く。

 しかし、チャンピオンロードを踏破した先にあるカロスポケモンリーグ本部では、大会を行うことがない。

 バッジを八個集めた者が向かうのは、カロス地方の中心都市であるミアレシティ。

 ミアレの街のシンボルとして第一に挙げるのはプリズムタワーであるが、第二に挙げられるのはカロス一の規模を誇るバトルスタジアムだ。

 

 ポケモンリーグはそこで行われる。

 

 予選も本選も。

 バッジを集めた猛者たちは、そのバトルスタジアムへ向けて足を進め、一年に一度開かれる大会の頂点を目指して激闘を繰り広げるのだ。

 頂点に立つことができれば、このカロス地方最強の座を賭けて四人の番人―――四天王と戦い、最後にチャンピオンと戦うことができる。

 カロス地方は大会と四天王への挑戦の間に六か月の期間を設けているが、その理由とは―――。

 

「エンターテイメント、だ・か・ら」

 

 氷と酒の入ったグラスを傾ける四天王の一人パキラ。

 小洒落たバーで呑んでいるのかと思いきや、彼女が居るのは酒とは無縁の場所であるカフェだ。

 『フラダリカフェ』と呼ばれる内装や外装まで真っ赤な彩のカフェで酒を口に含むパキラは、サングラス越しに天井の電灯を見つめる。

 

「幾らその年のチャンピオンと言えど、大体は四天王との実力は隔絶している……だからこそ六か月の猶予期間を挑戦者に与える。いい勝負ができるようにね」

「ふっ……テレビ局も大変だな。カロスでは年末の特番にその年のカロスリーグチャンピオンと四天王のバトルを流すが、生放送じゃないのもそれが理由なのか?」

「ええ。生放送は枠を事前に決めなきゃならない……結構な時間をね。それなのに無様に一人目で負けたりしたら、時間が余っちゃうもの。だからこそ撮影した後は良い感じの時間になるように編集するのよ、フラダリ」

 

 カフェのカウンターの向かい側に座る男―――フラダリに、そう語ったパキラ。

 オスのカエンジシの鬣のように逆立つ赤い髪は、一目見れば二度と忘れないであろうビジュアルだが、フラダリは至って真面目な顔でパキラの話を聞き続けた。

 名前で分かる通り、このカフェのオーナーは彼だ。

 更に彼は、カロス地方でも有数の大企業『フラダリラボ』のトップでもある。カロスで連絡手段などに使用されている機器『ホロキャスター』を開発したのも、彼が経営するフラダリラボだ。

 その売上げは、一部の優秀なトレーナーやポケモン研究に支援金として送るなど、トレーナーや学者の界隈では有名になっている。

 

 優秀なトレーナーに支援金を出す。

 故に彼が目を付けるのは必然的にポケモンリーグに出場し、良い成績を残すトレーナーだ。

 つまり毎年開催されるポケモンリーグは、彼にとって宝石―――若しくは、原石の採掘場のようなものである。

 

「……パキラ。今年は、私達が望むようなトレーナーが現れると思うか?」

「どうでしょう。実際に見なければ分からないものです」

「ふっ、それもそうだな。年に一度の王者の祭典―――……私も、公私ともに楽しませてもらうつもりだ」

「うふふっ、そうなることを期待しましょう」

 

 パキラが傾けてきた酒の入ったグラス。

 それに対してフラダリもまた酒を入れたグラスを傾け、パキラのグラスと合わせ、室内に響き渡る甲高い音を奏でるのであった。

 

 

 

―――そう。もう直ぐ、ポケモンリーグ(王者の祭典)が開催される

 


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