『魚雷音聴知!左80度、雷速44ノット!距離3200!!!本艦と接触まで、2分10秒!!!』
「魚・・・雷?」
艦内では、艦娘達や、自衛官達が同じ旗を掲げた艦に魚雷を撃ってきたので、動揺していた。
「落ち着け!!!全力即時退避!!!訓練通り躱して見せろ!!!」
「「「了解しました!!!」」」
尾栗の指示で艦娘達や、自衛官が持ち場に走って行く。
『対潜戦闘用意』カーンカーンカーン
「全力即時退避となせ!!!ソナー、曳航機投入よーい!一秒たりともロスするな!!!」
鈴谷が艦内電話に叫んでいる。
「魚雷までの距離!」
CICの自衛官2「距離2000!」
「うっ・・・・。」
副長の尾栗に魚雷までの距離を言った時、それを聞いていた砲雷長の米倉は、動揺し始めた。
『主機起動異常なし。』
「軸ブレーキ脱!最大戦速!」
「最大戦速。」
機関士から主機起動の報告が来た後、尾栗は、航海士に最大戦速の指示を出した。そして、航海士がコンソールを前に倒すと「あおば」はガスタービンを唸らせながら急発進した。
「躱せ!!!」
尾栗が叫んだ後、後部甲板ギリギリを魚雷が通過していった。
「躱した!!!」
「や、殺られる・・・。」
交わした後、CICではまだ、米倉が震えていた。
「機関始動から・・・、たった30秒で・・・!?あんな艦を・・・、米海軍が・・・。」
「あおば」が魚雷を回避していたところを見ていた駆逐艦文月乗組員の
「1番魚雷発射管!!!次いで、2番魚雷発射管!!!どちらに舵を切っても命中するよう、放射状に撃て!!!」
「了解!!!」
橋場が指示を出すと、魚雷発射管は、直ぐに発射準備を完了した。
「1、2番発射管、発射準備良し。」
「攻撃開始!!!」
橋場の指示でまず最初に魚雷が2本発射された。そして、10数秒後、魚雷がまた2本発射された。
「方位210度、距離3700、進行中・・・。」
CICでは、米倉が周りに聞こえない声でブツブツ呟いていた。
「鈴谷!!!」
「面舵一杯!!!」
尾栗の指示で鈴谷は、面舵の指示を出した。
「大丈夫だ。「あおば」の脚なら絶対に躱せる。頼んだぞ、鈴谷。」
艦長席からCICに移動した菊池は、モニターを見ながら鈴谷に全てを託した。
「ソマリアに行けるだって?どうせ僕らはここで沈むんだ・・・。」
米倉は、未だに震えていた。
「新たな魚雷音、魚雷計4本、右に広がってきます!!!」
「やってくれるわね・・・。」
「どうする?」
魚雷の接近報告を聞いていた鈴谷は、急かす中島を少し落ち着かせ、直ぐに指示を出した。
「慌てないで下さい、10度に戻して!!!」
「そんなに・・・、俺達の・・・、力が見たいのか?
攻撃してくる・・・、お・・・、お前らが・・・、悪いんだぞ・・・。」
米倉は、勝手に操作盤をいじり、ある兵器の目標を文月にロックした。
そして、「あおば」の前部のVLSの1セルの蓋が開く。
「殺って・・・、やる・・・!」
「距離、1000ヤード!!!」
「殺られる・・・、前に!!!」
その瞬間、「あおば」のVLSからトマホーク改がドシュゥ!!!という音とともに発射された。
「前甲板、VLA開放!!!トマホーク改飛翔中!!!」
「何!?」
「!?駆逐艦文月に向かっています!!!」
「誰が発射ボタンを・・・。」
自衛官の報告で菊池が米倉を見ると米倉は勝手に発射ボタンを押していた。
「米倉!!!貴様ァ!勝手に何やってる!!!」
菊池は米倉の胸元を掴んだ。
「殺らなければ、殺られます。艦長・・・。」
『CIC、艦橋!!!誰が撃てと言った!!!現状を報告せよ!』
菊池は暫く米倉の胸ぐらを掴んだ。そして、尾栗から罵声が聞こえた後、米倉を操作盤に突き飛ばした。※してはいけません
「ヒューマンエラーだと報告しろ!それからコイツをCICから叩きだせ!!!」
「魚雷、計4本のうちの2本、本艦との距離、1,000ヤード!!!」
「多分酸素魚雷よ!!!航跡は見える?」
「見えます!!!左130度!!!相対速度約5ノット!!!」
「面舵一杯!!!」
鈴谷から大丈夫だったら航跡を知らせろと言われた。柳は、酸素魚雷の航跡を知らせた。その知らせで、鈴谷は、指示を出した。その指示を出して、「あおば」が横に動いた後、「あおば」の真横スレスレを魚雷が通過する。
「躱した!」
「まだよ!!!残り二本!航跡知らせ!」
「雷跡真艦尾!広がりつつ接近!距離500!!!」
「もどーせー!!!」
柳の報告で鈴谷が指示を出し、その指示で「あおば」が動く。
「距離150ヤード!接触します!後5秒!4秒!3秒!2秒!1秒!」
2本の酸素魚雷が「あおば」の後ろをVの字に別れて遠ざかって行った。
「魚雷全弾躱しました!遠ざかります」
「(相手は、こちらの世界に来てまだ何も知らない・・・。それに、誤認で攻撃している可能性もある・・・。沈めてしまい、生き残った乗組員を収容しようとしても自害されてしまえば・・・、考えたくもない・・・。しかし、僕はトマホークを撃ってしまった・・・。こうなったら・・・)」
魚雷が遠ざかった後、菊池に怒鳴られ、冷静になった米倉は、艦内電話を手に取った。
「艦橋、CIC。艦長、トマホーク改の自爆を進言します。」
「尾栗。」
「何だ?」
「俺らにとって帝国海軍たちは・・・敵なのか?」
米倉の進言を聞いた後、艦長の菊池に問いかけられた後、副長の尾栗は少し黙った後、自分の意見を菊池に言った。
「・・・攻撃してくる脅威を敵と判断し、排除することは、正当な自衛権の行使だ。」
「・・・分かった、尾栗、指示を頼む。」
「おう!!!」
菊池の指示を受けた尾栗は艦内電話を手に取った。
「CIC、艦橋!!!トマホークそのまま、指示を待て!」
「なっ!?」
米倉は、尾栗からの指示を聞いて、彼らを殺してしまうだろうと考えた。
トマホーク改は、そのまま文月に一直線に飛んで行った。
『トマホーク改、命中まで、15秒!!!』
「今だ!!!米倉、トマホークを自爆させろ!!!」
「了解!!!」
ドォォォォォン!!!
米倉が操作盤のボタンを押した瞬間、トマホーク改は、文月の手前で自爆した。
「「「うわぁぁ!!!」」」
文月甲板は爆風に包まれたが、乗組員に被害はなかった。
「今だ!!!艦娘出撃!!!」
尾栗が指示を出すと、艦娘出撃カタパルトが直ぐに動き、大甕鎮守府第7艦隊を海上に射出した。
「イージス重巡、青葉、抜錨します!!!」
「照月、出撃します!!!」
「防空護衛艦、秋月、出撃します!!!」
「護衛艦吹雪、出撃!!!」
「護衛艦曙、出撃よ!!!蹴散らしてやるわ!!!」
「青葉、取材、いえ、出撃しまーす。」
‐現在の情報‐
トマホーク
射程 270マイル
弾頭重量 454kg
威力 駆逐艦沈めるくらいじゃね?
深海棲艦に対する威力 重巡沈めるくらい
トマホーク改
射程 295マイル
弾頭重量 知らん
威力 特型駆逐艦1隻蒸発させるくらい
深海棲艦に対する威力 戦艦沈めるくらい
トマホーク改二
射程 295マイル
弾頭重量 知らん
威力 重巡沈めるくらい
深海棲艦に対する威力 レ級、鬼級沈めるくらい
トマホーク改二乙
射程 295マイル
弾頭重量 知らん
威力 戦艦沈めるくらい
深海棲艦に対する威力 鬼級蒸発させるくらい