向こうでは、第二次世界大戦中のイギリス軍の軍服来たとってもブリテン訛りのおっさん(ただし武器はソ連製)だけど、俺のとこは爆乳の長身な姉ちゃんっす。
それと、丸々やっても面白くないので、色々と変えてます。ご注意を
廃墟となったショッピングモールの屋上にて、一組の男女が銃を携え、屋内へ入ろうとした。廃墟周辺には、突撃銃や散弾銃で武装し、アーマーやタクティカルベストなどで装備した男達が居り、出入り口にゾロゾロと雪崩れ込むように突入してくる。二人はその男たちこと、傭兵たちの迎撃を行おうとしているのだ。
突入してくる武装した男達の武装はAKMと呼ばれるAK-47突撃銃の改良型モデルや、AK-74突撃銃のカービンモデルであるAKS-74Uに、ソビエト連邦崩壊後に生産が開始されたTAP TOZ-194散弾銃と言ったロシアの銃火器を中心としている。
一方で、彼らを迎え撃つ男女の装備は、第二次世界大戦下のイギリス陸軍歩兵のP-37野戦服と一式装備を纏った女性は服装に似合うステン・ガンMkⅤ短機関銃であり、男はウェンチェスターM1912散弾銃と言った古臭い物だ。
装備の差では突入してくる男達が圧倒的に上だ。しかし、戦術を生かせば勝機はある。
「シュン君、準備は良い?」
「あぁ、いつでもOKだ」
長い黒髪の上に濃い緑色のベレー帽を被った一目で女性と分かる程の胸が豊満な女性に問われたシュンと呼ばれる背丈が190㎝はある男は、彼女が軍人であると認識してか、返事を敬礼で返した。問う彼女も、女性ながら身長が176㎝とかなりの高身長だ。
「準備は良いようね。私が先に行くから、シュン君はその後ろからついてきて。それじゃあ、行くわよ!」
その返事を聞いて満足した女性は、鉄パイプにピストルグリップと引き金、木製クリップとストックを付けた短機関銃の右側のボルトにある安全装置を外し、廃墟の屋内へと入った。
屋内へと入り、下の階へと下る階段近くに来れば、前衛を務める女性がハンドサインで「止まれ」の合図を出し、足を止める。どうやら何名かの敵が階段を上がっているようだ。
階段を上がって来た三名ほどが見え、直ぐに女性は今手にしている短機関銃の引き金を引く。数十発ほど撃ち込めば、上がって来た三人のうち、二人がばら撒かれた9mmパラベラム弾を浴びて倒れた。最後の一人は、シュンが持っている散弾銃の散弾を浴びて息絶える。
『先行した三人がやられた!』
「他に何人か上がってる。手榴弾を使ってやりましょ」
階段の下からまだ残っている傭兵たちの声が聞こえ、彼女は手榴弾を投げるように命じる。女性の指示に応じ、シュンはソ連のF1手榴弾を一つ手に取り、安全ピンを外して更にレバーを外し、少し間を空けてから階段の下に向けて軽く投げた。
『手榴弾!?』
下から声が聞こえ、その後に手榴弾が爆発する音が聞こえた。爆発の影響でほこりが舞い上がり、前衛の女性に降り掛かる。
「これで大概片付いたかな? じゃあ、行きましょうか」
少し衣服についた誇りを振り払ってから、女性はシュンを引き連れて階段を下った。
階段を下った先には、無残な形となった二人の傭兵の亡骸が確認できる。これを見た女性は顔を引き付けたが、一気に全滅してくれたことにホッとする。
「良かった、さっきので全滅してくれた」
後ろからついてくるシュンに感謝の意をウィンクで表しつつ、彼女は通路から広いバルコニーへと出ようとした。
バルコニーへと出ようとした時、左側面から敵の銃撃を受け、被っていたベレー帽を吹き飛ばされた。直ぐに彼女は通路側に退避し、数発ほど撃ち返してから身体を遮蔽物の壁に引っ込める。そんな時に、自分達がやって来た通路側に、一人の敵兵が現れた。
「死ね!」
敵兵である傭兵は、手にしている突撃銃を撃とうとしたが、撃つ前にシュンの散弾銃の散弾を浴び、血飛沫を上げながら息絶えた。これに彼女は例の言葉を述べる。
「ありがとう。何から何まで」
そうお礼を言った後、女性は短機関銃を撃ちながら目の前に見える柱に移動した。敵が撃ち返してくる中、何とか柱まで到着し、短機関銃の再装填を始める。再装填を終えれば、短機関銃を左手に持ち変え、こちら側まで来るよう銃声に負けないくらいの声量で告げる。
「援護射撃するからこっち側に来て!」
この指示にシュンは無言で頷いた。それを確認した女性は、援護射撃の準備を始める。
「走って!」
言った後に、女性は短機関銃で敵の牽制を始めた。向こう側から撃ってくる敵は、遮蔽物に身体を引っ込め、銃撃を止める。敵からの銃撃が止んだところで、シュンは全力疾走して彼女は要る場所まで来た。そこで彼女が撃つのを止めたため、敵が銃撃を再開する。
「向こうの窓まで走って!」
銃弾が柱や壁に当たり、埃や砂塵が舞う中、女性は板で覆われた窓の方まで走るよう大声で指示を出す。これに応じ、シュンは窓まで走る。窓を塞ぐように釘で付けられた板の間には、回り込もうとする傭兵が数名ほど見えていた。直ぐにシュンは散弾銃を構え、窓の間に照準を向けて引き金を引く。
「ぐわっ!?」
「気付かれた!」
窓の間から撃たれた傭兵は息絶え、残っている三人ほどが直ぐに持っている銃で撃ち返そうとする。彼らが撃ち返す前に、シュンは窓のバリケードに思いっきり体当たりを仕掛けて突き破り、屋上に飛び出した所で三人の傭兵に対して散弾銃を浴びせた。
一発目で狙った傭兵の左腕が引き千切られ、二発目で二人目の傭兵の腹に大穴が開く。残る傭兵の一人に向けて引き金を引こうとした時、散弾銃の弾が切れた。
「クソッ!」
「貴様もこれで終わりだ…! ぐっ!?」
散弾銃が弾切れとなった所で、傭兵はバラクラバ越しで笑い、手に持っている銃口の短い突撃銃でシュンをハチの巣にしようとしたが、持っている散弾銃を投げ付けられ、怯んでしまう。怯んだ傭兵は視界からシュンを離し、その隙に彼は敵兵に接近して突撃銃を持つ手を素手で攻撃する。
「ぶっ!」
「オラぁ!」
「う、うわぁぁぁ!!」
敵が銃器を離すまで右腕を殴り続ければ、シュンは左手で相手を外際まで追い込んだ後、思いっ切り力を込めて相手を突き飛ばした。四階あたりから突き飛ばされた傭兵は、悲鳴を上げながら地上へと落下し、やがて鈍い音がしてから悲鳴を上げるのを止めた。シュンはそのこと気にせず、突き落とした傭兵が持っていたAKS-74Uを回収して、自分の相棒に銃撃を加えている傭兵たちの背後へと回り込む。
「おい、お前!?」
戦友達の背後を守る傭兵がシュンに気付き、手に持っている銃を撃とうとしたが、引き金を引く間もなく彼に撃ち殺される。殿を仕留めたシュンは、女性に向けて銃撃を加えている傭兵らの背後を取り、背中を晒している傭兵らに、容赦なくフルオート射撃を弾切れになるまで浴びせて制圧した。
自分の脅威を取り払ってくれたシュンに対し、女性は例の言葉を述べてから、彼の近くに吊り下げたリフトを使って梁によじ登るよう告げる。
「そこのリフト使って梁に上って! 下から何人か来てる!」
「了解!」
シュンはこの指示に応じ、弾切れになった騎兵銃を捨て、目前のリフトに掴まり、高いところによじ登ってから近くの梁に飛び移った。少し勢いを着けて飛び移ったので、危うくバランスを崩しかけたが、何とか持ち直し、周囲警戒をしながら自分が潜んでいる場所に来る傭兵らを確認する。
奇襲を仕掛けるタイミングを見計らい、前衛の傭兵が自分の居る梁の近くまで来れば、ナイフを抜いてからその傭兵に飛び掛かり、喉元にナイフを思いっきり突き刺す。喉元を強く突き刺された傭兵は、物の数秒で息絶える。
「このゴリラ!」
残っている二人が直ぐにでも持っている銃を撃とうとしたが、シュンは素早く動いて左手の傭兵が持つAKMの銃身を掴み、一旦自分の所へ引き寄せてその傭兵の顔面を右手で思いっきり殴った。怯んだのを確認すれば、魔も開けずに右手の男が銃を撃つ前に、数秒ほどで男が持っている銃の弾倉を引き抜き、弾倉で男の頭を力強く殴る。
「ぶべっ!?」
弾倉が圧し折れるほどの強さで殴られた傭兵は脳震盪を起こし、その場に倒れ込んだ。
「ゴリラが…! ごばっ!?」
左手の男が直ぐに復帰して、鼻血を垂らしながら腰のホルスターから抜いたPMマカロフ自動拳銃をシュンに向けて撃とうとするも、続けて顔面を強く殴られ、最期は離してしまった自分の拳銃で撃ち殺されてしまう。
「うっしゃ!」
「うっしゃじゃねぇ! 今すぐ駆除してやるぜ、このゴリラ野郎!」
本の数秒ほどで、プロの傭兵三人を片付けたシュンであるが、最後に来た傭兵の散弾銃が向けられた。反撃に出ようにも、間に合わず、後は散弾銃を浴びせられて肉塊へと変えられる運命かと思ったが、パイプにピストルグリップと木製のグリップにストックをくっ付けたような短機関銃の銃声が聞こえ、散弾銃を持っていた傭兵は倒れた。
その銃を持っているのは、第二次世界大戦下のイギリス陸軍の野戦服を着た彼女だ。
「また助かったぜ、ありがとな!」
「お礼は良いから下に敵が来てる! 直ぐに迎撃態勢!」
例の言葉をまた述べるシュンであったが、彼女の言う通りに下の階を覗いてみると、一個分隊程の人数が居り、彼が頭を出すなり一斉に持っている銃を撃ってきた。
「うぉ!?」
『上の連中がやられた! 何人か奴の背後に回り込め!!』
直ぐに頭を引っ込め、まだ残っている手榴弾の安全ピンを抜き、それを下の階に向けて投げ込んだ。爆発音が聞こえたが、断末魔の類の悲鳴は聞こえなかった。下に居る傭兵たちは、銃を撃ちながら上階へと上がろうとするが、二階ほど上に居る彼女がそれを妨害する。
一体多数の銃撃戦が行われる中、未だ身を隠しているシュンは、女性が撃ち殺した傭兵が持っていた散弾銃とAKMの予備弾倉を取り、前の死んだ三人の傭兵と同じ場所から出て来た傭兵一人を散弾銃で射殺してから、ポンプを引いて空薬莢を排出し、自分の背後から襲い掛かろうとする傭兵が来るとされる自分から見て左手にある階段に向け、手榴弾を一つ投げ込んだ。
「グワァ!」
「ビンゴ!」
爆発の後に悲鳴が聞こえ、両足を失った傭兵が見える位置まで飛んだ。これを見てシュンは見事に始末できたことを喜び、先ほど手榴弾で爆死した傭兵の死体がある階段に向けて走った。段差を飛び越えて室内へと入れば、こちらに向かってくる傭兵が一人見えた。
「あそこにうわっ!」
直ぐにシュンは散弾銃を撃って、敵兵が撃つ前に射殺する。次に先に殺された戦友の仇を討とうとする傭兵の銃撃を近くの柱を遮蔽物にして回避し、数秒ほどで数発ほど傭兵が隠れている場所へ撃ち込み、釘付けにする。動かなくなったのを確認すれば、そこへ敵が動かないうちに一気に回り込み、敵が反撃に出ないうちに散弾銃を撃ち込んで射殺した。
遮蔽物から出れば、連射の効くAKMを回収し、増援として室内に入ってくる傭兵に向けて発砲する。一人目を射殺すれば、右手の部屋から飛び出してくる二人目を射殺、続けて背後より自分を撃とうとする三人目が居る方向へ振り返り、コンマ単位で引き金を引いて撃ち殺す。
弾倉の中身もそろそろ無くなる頃合いなので、直ぐに敵から拝借した予備弾倉を取り、銃本体に付いてある弾倉を予備弾倉で弾き、その弾倉を銃本体に付けて再装填を終えた。
再装填を終えて敵が居ないことを数秒後で確認し、通路を進んでいけば、銃を構えながら前進する彼女の姿が見えた。最後と思われる傭兵一人が階段を上がり、彼女を見るなり掴み掛る。
「キャッ!」
「マリエ!」
傭兵の一人と取っ組み合いとなる彼女の名前をシュンがようやく叫べば、彼はしっかりとストックのパッドを右肩のくぼみに正確に当て、右頬をストックに密着させる。グリップを強く握り、左側のレバーをフルオートからセミオートに切り替え、しっかりと照準をマリエと取っ組み合いを行っている傭兵の頭部へ合わせ、引き金を引いた。
例え命中精度が悪いAKシリーズでも、他の突撃銃と同様に照準を合わせて単発で撃てば当たる。それに使っているAKM突撃銃は、先代のAK-47のよりも操作性が向上しており、割と命中率は高い。その為に正確に、マリエと取っ組み合いをしている傭兵の頭部を撃ち抜けたのだ。
自分と取っ組み合いをしていた傭兵が死んだのを確認すれば、マリエはその死体を階段に向けて蹴り飛ばし、シュンに向けて例の言葉を述べた。
「ありがとう、助かったわ」
「これでお相子だ。つっても、一回だけだがな」
「それもそうね。でも、今は関係ないわ。さぁ、早く武器庫へと行きましょう。敵が占拠してるかも。貴方の得物が無事かどうか確かめないとね」
「あぁ、そうだな。急ぐか」
マリエがお礼を言えば、彼女に何度も助けられているシュンは、これでお相子にはならないと笑みを浮かべながら告げる。これに対しマリエも同じく笑みを浮かべながら言った後、階段を降りながら武器庫の事を話し、敵に占拠されてどうか心配する。
それを聞いてシュンもマリエの後に続いて階段を降り、武器庫がある方向へと向かう彼女の後へ続いた。
取り敢えず、ようつべに上がったら見る予定です、はい。
ちなみにこの回。復讐異世界旅行のどっかでやる…かな…?