ポケモンbwの世界で   作:ochimarupo

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Nと俺とポケモンと

この世界でのポケモンには数値としてのレベルの概念がない。ステータスも数値化されておらず、かなり不便である。もちろん、育てれば強くなっていく。けど、基準となるような数値化されたステータスがないので、トレーナーの判断能力が重要となってくるわけだ。理論的にも技術的にもステータスの数値化にはたどり着いていないらしい。が、ゲームの設定を知っている俺が、テレビで中継されているリーグ戦などを大量に見て考察、研究したところ、ゲーム準拠でのステータスは確かに存在するだろうという結果だった。このことはまだ誰にも教えていない。

 

そもそも、ポケモンの力というものは不思議だ。ハイドロポンプとか、そんな量の水をどこに保持してるの?って話だし、いわおとしにいたっては、まるで岩の召喚魔法のように何もない空中から岩が降ってくる。俺なりの考察だが、ポケモン達は物質に変換可能なエネルギーのようなものを持っている。イメージとしては魔力だ。物理攻撃にしろ特殊攻撃にしろ、物理防御にしろ特殊防御にしろ、そのエネルギー的なものを用いて行っていると考えられる。たいあたりという攻撃技は、単純に運動エネルギーを持ったポケモンが衝突するだけの技ではない。ヨーテリーが飼い主に飛びつくときと「たいあたり」という技を比べてみると、ほぼ同じ速度のヨーテリーでも破壊力が段違いである。「たいあたり」する際は、その不思議エネルギーを纏うがために破壊力の違いが生じるのだろう。ポケモン達は、バトルにおいてはニュートン力学に支配されない。これらの点はしっかり研究してみないと詳細はわからない。誰かが研究してそうなものなのに、この世界ではその現象があまりに当たり前過ぎて誰も疑問に思わないのかもしれない。将来の研究テーマとしてみるのもおもしろいかもしれない。

 

 

 

 

と、真面目に説明するのにも疲れたなー。トウヤです。ただいまカラクサタウンでゲーチスの演説を聞いてます。なんとなく主人公グループには会わないほうがいいと思ったので、遠巻きにだけど。おや、演説が終わって、しばらくしたらイベント発生のようだ。トウコがNらしき人物と会話している。と思ったらバトルに突入した。ほうほう、トウコはポカブを選んだわけね。と、バトルはトウコの勝利で終わったようだ。さすが主人公。ポケモンと完全な意思疎通ができる、この世界の戦闘ではチートと言ってもいい能力を持ったNに勝っちゃったよ。あ、一応気になると思うんでバトルについて簡単に説明するけど、ポケモンがトレーナーの支持を聞いてすばやさや熟練度に応じた攻撃速度で戦うから、擬似的にとは言えターン制のようなものとして成り立っている。もちろん、ゲームのようにガチガチのターン制ではない。「よけろ」もあるしね。

 

さて、原作イベントも終わったし、サンヨウシティに向かうとするかな。

 

「キミのポケモンの声を聞かせてくれるかい?」

 

・・・うわー、Nさんに話しかけられてるー。ヤダー。い、いつの間に・・・。

 

それにしてもものすごい早口だな。そしてイケメン。でも目が死んでる。まぁ育った環境がアレだからなー。

 

「キミはさっきのバトルを遠くから観戦してたよね。僕の名前はN。」

 

「俺はトウヤ。それにしてもさっきは惜しかったな。」

 

「彼女のポケモンには驚かされたよ。まさかあんなことを言うポケモンがいるなんてね。」

 

「ん?ポケモンの言ってることがわかるのか?」

 

「ああ、僕は生まれついてトモダチの言葉がわかるんだ。キミのポケモンをボールから出してくれるかい?」

 

「トモダチ、ね・・・。ああいいぜ。出てこい、ハッサム、プルリル!」

 

「パルパル~っ!」

 

「ぽわ~っ!」

 

「・・・・ッ!!キミたちもそんなことを言うのかい?驚いたな。」

 

「なんて言ってるんだ?」

 

「・・・いや、言わないでおくよ。それでも、僕はポケモンを完全な存在にするために・・・。それじゃあ、もう行くよ。キミともまた会うことになるだろうね。」

 

「あ?ああ。それじゃ。」

 

Nは去っていった。んー、なんなんだ?

 

「お前ら、何言ったの?」

 

「パルっ」

 

「ぽわ~」

 

2匹が擦り寄ってくる。可愛いなー、こいつら。言ってることはわからないけど、俺はこいつらに好かれてる、と思う。自惚れじゃないよね?

 

「じゃあ、ポケセンで食事して、少し休んでからサンヨウシティに向かうとするか」

 

2匹をボールに戻して、ポケセンに向かうことにした。

 

 

 

 

ポケモンセンターでは、トレーナーは無料でポケモンの回復、食事、休憩、宿泊できる。すげー制度だよな。ポケモン協会という組織が費用を負担しているらしい。

 

ハッサムとプルリルのエサであるポケモンフーズを用意する。おー、美味そうに食ってるな。よしよし。俺も食うか。

 

この世界では人間は何を食べてるのか、疑問に思う人はたくさんいるだろう。答えとしては、普通に米、パン、ポケモン以外の魚や動物の肉、野菜、を食べている。現実チックだけど、ケンタロスのステーキを食うとかはない。この世界に来て、これには何となくホッとしたよ。勝手な倫理観だとは思うが。ちなみに、ポケモンフーズはきのみと小麦粉から作られている。野生のポケモンは主にきのみを食べている。ポケモン同士の食物連鎖はないみたいだ。考えてみると、ありえない世界だよな。

 

さて、道中でかなり時間をかけて野生のポケモンと戦ってレベル上げもしたし、もともとハッサムはレベル高いっぽいし、ジム戦は苦にはならないだろうな。努力値を意識して、戦うポケモンは選んでたし。そのせいで相当時間かかったけどな。一応軽くポケモンの育成を説明すると、バトルとトレーニングが基本線となる。ゲームみたいに経験値という数値が厳密に存在しているかはわからないが、努力値の存在は確実だろうと確信した。努力値を振れる限界が500で各ステータスには255までしか振れないってのがゲームの設定だったけど、この世界ではそこまではわからない。が、倒すポケモンの種類で上がるステータスというものは確実に存在する。ヨーテリーを倒しまくったハッサムの攻撃は確実に上がってるし、タブンネを倒しまくったプルリルのHPも確実に上がってる。あ、タブンネ好きって前に行ったような気がするけど、バトルとなれば話は別だよ。ちゃんと戦うし。そもそも、野生とのバトルで相手を倒すっていうのは、基本的に相手が逃走するっていうことだ。気絶させるまでフルボッコにしたりはしない。それはトレーナー戦でも同じで、戦闘不能=気絶なんて荒っぽいことはない。公式戦では審判が判断するし、草バトルでもトレーナーが判断するので、大事に至ることはまれだ。あとは、トレーニングについてだけど、これも効果がある。技の練習をすることで威力と精度は上がっていくし、攻撃力も上がっていく。あ、ちなみに技は4つ以上覚えられる。精度の維持は大変だけど。あと、技の種類は公式で決まっている。ポケモンリーグ運営委員会がしっかり制定したようで、大体ゲームの技の種類と同じである。まあ威力とかの数値化まではしてないみたいだけど。あと、命中率に関しては、ゲームとはちょっと異なる。技の種類で当たりやすい当たりにくいなどはあるが、熟練度と精度が物を言う。しっかりとした日々の練習が大事なのだ。まだハッサムを正式にゲットしていない頃から、俺はハッサムとトレーニングをしていた。さすがにバトルはしてなかったけど、技の練習と基礎トレーニングは毎日欠かすことなく行っていたし、旅の最中でも行っている。

 

ふー、また説明が長引いてしまったぜ。真面目な考察は面白いんだけどなー。お、ハッサムもプルリルも食べ終わったようだ。少し休んで出発するとしよう。

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