ポケモンbwの世界で   作:ochimarupo

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初ジム戦

突然だが野生のポケモンの生息地はゲーム世界と完全リンクはしていない。ミネズミやヨーテリーはいたるところに生息しているが、ゲームでは序盤の道路にももちろんそいつらだけが生息しているわけじゃない。イッシュ地方のポケモンはかなり多様に生息地が分布していて序盤の努力値振りで困ることはない、時間はかかるが。さすがにそのへんの草むらにドラゴンタイプが出現するわけではないが。

あと、ゲームで伝説のポケモンと言われる存在についてこっちでも調べてみたことがある。世界の理に関わるようないわゆる禁止伝説級のポケモンでも、世界にたった1匹だけしかいないわけではないっぽい。その地方で伝説となったポケモン、例えばシンオウ地方のディアルガやパルキアなども、まだ人間が詳細な生息地を見つけていないだけで何匹も存在している、という研究結果がある。準伝ポケモンは、一部は生息地なども分かりつつあるようで、数も少ないわけではない、らしい。ラティアスやラティオスなんて確かに希少なポケモンではあるが、トレーナーとして持っている人もいるし。

 

つーわけで、ガチパ()を目指していることもあり、ぜひともラティアスかラティオスはいつかゲットしてみたいと思う。かわいいしね。

 

どうも、トウヤです。ただいまサンヨウシティに向かって2番道路を歩いてます。気になってると思うから説明すると、ゲームのように歩ききるのに1分かからないような短い道路ではない。徒歩だとそれなりに時間かかるし、野宿や道路途中にある休憩所などで複数日かけて歩くのが基本だ。その間の食料や寝袋などのお泊まりセットは、トンデモ科学による四次元ポケット的なバッグに詰め込んでいる。科学の力ってすげー。

 

急ぐ旅でもないし、ゆっくりと景色を楽しみつつバトルやトレーニングをしながら進んでいる。道路で出会うトレーナーとバトルして勝利すると、ゲームのようにお金がもらえる。賞金は所持金の半分をぶんどるわけじゃなくて、トレーナーカードに蓄積されていくトレーナーとしての戦績などから自動的に設定される。生活が破綻しないように配慮されている点は感心したわ。

 

そんなこんなで2番道路を進み、1週間かけてサンヨウシティにたどり着いた。久しぶりのポケセンでゆっくり休むか。

 

 

 

俺のポケモンの育成状況を簡単に説明。ハッサムはゲームで言うレベル30くらいだろうなー、たぶん。きりさく覚えてるし。ちょっと育ちすぎ感はあるなー。やっぱり生まれてから数年間続けた日々のトレーニングは無駄ではないみたいだ。旅に出るまではバトルしてなかったのにこれだけ強くなってるのはゲームと違って興味深い。努力値はHP、攻撃、防御を意識して振った。といっても数とかカウントしながらやったわけではないけど。努力値振れる限界わからないしね。まあ相当数の野生を撃破したから努力値ボーナスも伸びている。あと、特性はテクニシャンで、性格は多分だが意地っ張りだ。普段のスキンシップでも意地っ張りなところがある、ように感じる。愛いやつめ。

プルリルはレベル20くらいかな。大体だけど。みずのはどう覚えてる。こっちもゲームと比べて若干成長が速い気がする。努力値はHP、防御振りを意識した。種族値的には特防が高いけど、仕事としては物理受けになると思うからだ。特性はのろわれボディ、性格はずぶといだと思われる。

2匹とも性格がかなりいい感じだ。これは転生特典ってやつか?出会うポケモンの性格が理想的なものになるというチートか?ありえるな。

 

サンヨウシティでのジム戦で負けることはほぼないと思ってる。慢心してるわけではないが、俺のポケモンは強い。俺も臨機応変な判断力を養ってきたと自負しているし。最初に貰ったポケモンが水タイプだから、たぶんデントと戦うことになるだろう。ヤナップはハッサムで対処できるな。そもそもレベル差がありすぎるし。

 

「ようこそ、こちらサンヨウシティポケモンジムです。ぼくはデントと申します。この2人はポッドにコーン。」

 

「俺はカノコタウンのトウヤだ。よろしく。」

 

「よろしくおねがいします。さて、きみが初めて貰ったポケモンは何タイプかな?それに応じてこのジムでバトルする相手が決まります。」

 

「みず、ゴーストタイプのプルリルだ。」

 

「それではぼくがお相手します。準備はいいですね?」

 

「いつでも!」

 

アニメみたいに使用ポケモン数や入れ替えについては設定されない。基本的にこの世界のバトルは入れ替え制かつフルバトルである。まあデントは2体持ちだから条件は同じだな。

 

「いけ、プルリル!」

 

「ぽわっ!」

 

「さっそくプルリルを出してきましたか。まずは小手調べです。Go! My vintage, ヨーテリー!」

 

「きゃん!」

 

プルリルは気合十分だ。相手のヨーテリーはそんなにレベルが高そうには感じない。何となくだが対峙したポケモンのレベルは分かるようになってきた。これならいけるな。

 

「プルリル!みずのはどうだ!ソッコーで決めろ!」

 

「ぽわぽわ~!」

 

プルリルからみずのはどうが放たれる。ヨーテリーがかわす間もなく直撃した。

 

「きゃいん!」

 

「ああ!ヨーテリー!」

 

「ヨーテリー!戦闘不能!」

 

「ヨーテリーを一撃で・・・。そのプルリル、よく育てていますね。ですが試合はまだまだこれからです。Go! My vintage, ヤナップ!」

 

「ウキッ!」

 

「プルリル、よくやったぞ!下がってくれ、出番だぞ、ハッサム!」

 

「パルっ!」

 

「な!?ハッサム!?ずいぶん珍しいポケモンを使いますね。ヤナップ、タネマシンガン!」

 

「キキッ!」

 

「ハッサム、タネマシンガンはもらっても大してダメージにはならない。技の終わりを見極めてシザークロスだ!」

 

「パル!・・・パルゥゥゥ!!」

 

「ウキーッ!」

 

「ヤナーップ!・・・相性がいいとは言えヤナップまで一撃で・・・。しっかりタイプ相性も理解してますし、指示も的確、ポケモンも十分に育っていますね。ぼくの負けです。ジム戦勝利の証としてこのトライバッジを進呈します。」

 

「ありがとう。ジム戦に向けてしっかり準備してきたからな。プルリル、ハッサム、よくやったな。偉いぞ。」

 

プルリルとハッサムを撫でる。2匹とも嬉しそうだ。俺も嬉しい。

 

「それにしてもきみはハッサムを使うんだね。イッシュでは珍しいポケモンだね。きみはそのハッサムをどこで手に入れたんだい?」

 

「いや~、それが昔近所の林を散策してたら偶然ストライクのタマゴを見つけてな。なんでイッシュにストライクのタマゴがあったかわからないんだけどさ・・・。」

 

なんて、しばらく他愛のない会話をしてからサンヨウジムを後にする。

 

予想通り、大体ゲーム準拠の強さだったなー。でも、このジムを旅の後の方で攻略するトレーナーと戦っても瞬殺されるだけなんじゃないか?と思ったが、どうやら挑戦者のジムバッジの所有数で使用するポケモン決めるらしい。ジムリーダーは複数組のパーティを育成していて、トレーナーのレベルに合ったポケモンで対応するのがジムリーダーの基本らしい。もっともこのサンヨウジムは3人とも駆け出しのジムリーダーらしく、高レベルのパーティはまだまだ育成中らしいけど。現実的に考えてそうだよな。旅人みんながゲーム順でジムを回るわけじゃないだろうし。

 

とにかく、人生初のジムバッジをゲットした。これは嬉しい。テンション上がってくるぜ!

 

ちなみにハッサムがシザークロスを覚えてる理由について。まあ重要そうな技マシンは通販で仕入れてましたから。ポケモンの技は、レベルアップで自然に覚える技、もともと持っている技(ゲームで言うタマゴ技もここに含まれる)、練習して覚えることができる技、などがある。技マシンを使えばすぐに高精度、高威力な技を覚える。タイプ不一致の技や高威力の技などは、レベルの低いうちは練習ではなかなか身につかない。なので、重要そうな技マシンはコツコツ貯めてたお小遣いであらかた仕入れてたってわけよ。シザークロスはレベルアップで覚えるから技マシンを買う必要はなかったんだけど、ストライクが孵ったときにテンションが上がりすぎてついつい購入しちゃったんだ、てへっ。8歳の子供には痛い出費だったなー・・・。ちなみにれいとうビーム、どくどく、10万ボルトも買った。優秀な技で、役割破壊のサブウェポンなどとして使えるが、タイプ不一致のポケモンにこれらの技を練習だけで覚えさせるのは難しいからね。ほんとは全種類欲しいが、旅の途中でもゲットできるだろうから、焦らないことにしてる。

 

さて、そろそろ夢の跡地で原作イベントが起きているかもしれないな。主人公3人組はもうサンヨウジムを突破したらしいからね。積極的に原作に関わる気はない(特にN関係)が、主人公達の活躍を見てみたい気持ちがあるのも確かだし、ほんと好奇心ってやつはままならないねー。よし、思い立ったが吉日。原作にちょっとだけ関わることにしよう。

 

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