どうも、輝夫です。
今日は暇つぶしに最愛の人の家に来ています。和解した相棒であるむさしきゅんも一緒です。
何というのでしょうか? こういう感情ははじめてなのですが転生者である三人がヒロイン一人いない状態で集合するというのはこの作品(メタ発言)では珍しいことだと思います。
「なんで俺の家に集まるんだよ……」
「だって、俺の家だとヒロイン達が釘バットで襲いかかりそうだし……」
「誰かに決めろよ、そして楽になれ」
「修一郎様わかってないねぇ~こういう世界の女は一人を選んだら確実に夜も眠れないCDみたいなヤンデレーションしちゃうの、だから一人を選んだら確実に俺の臓物が……」
修一郎様も俺の言ってることを理解してくれたようで入れ込みが凄いからな、なんてヒロイン請負人だった奴だとは思えない発言を言い出しましたよ! はっ倒していいですか!?
むさしきゅんは最近知り合った女子大生のミカちゃんとのメールのやり取りに忙しくて携帯電話をポチポチと弄っている。ここ最近まで俺と同じようにヒロインにはっ倒されていた人間だとは思えない女食いの早さ、俺じゃないと見逃しちゃうね……。
「偶には静かにダラダラという自堕落な一日というのを楽しみたいのよ。だから三時間くらいこの場所に居させてくれや……」
「疲れてるんだな……」
「やめろ、キュンキュンしちゃうだろうが♡」
「やめろよ!? また俺を食べようとするなよ!!」
修一郎様はBLがお気に召さないようでお尻を両手で隠した。おまえの尻の穴なんて一生使うかボケ!
でも、修一郎様の家なら高町が来る可能性が少しあるくらいで安全度が非常に高い。休日の自宅なんて原作ヒロイン達の巣窟な魔窟になっていて俺の命が猫と同じくらいあっても足りないくらいだ。
「そうだ! 修一郎様にお土産を持ってきたんだ」
「……変な物じゃないよな?」
「少なからず爆発物ではない」
「ふーん」
カバンの中からRGストライクフリーダムガンダムのプラモデルを取り出して修一郎様に手渡す。ガンプラを作るのが前世からの趣味なのだが、どうしてもヒロイン達に手間を取らされて夜中にチマチマ作っていても積みプラというのが出てくる。だから、修一郎様に一番似合いそうなストライクフリーダムガンダムを持ってきてみた。
「おお、ストフリ……ありがとう……」
「デスティニーと非常に悩んだが修一郎様はフリーダムだと思って」
「……また優男ってことですかね?」
キラ・ヤマトってムカつくよね! 戦争してるのに不殺とかワロスワロス!!
修一郎様はゆっくりと作るけど素組みしか出来ないぞ、なんて言って自分はプラマーじゃないことをはっきりと告げて後々の予防線を張ってくる。別に俺も素組み勢だからそんなこと言わないって……。
「そうえいば、修一郎様ってガンダム作品はどれが一番好きなの?」
「うーん、MSが一番好きなのはSEEDなんだけど、ストーリーはユニコーンが好き、今まで考察だけで済まされてきた連邦とジオンの関係がパッと花咲いたような気がして」
「俺はZガンダムが一番かなぁ……MSも初代から少しずつ進化して逆襲のシャアに繋がっていく感じが強くなってるし」
修一郎様と握手を交わした。こいつは出来るガノタだと!
まず最初にMSのデザインだけはSEEDを認めているところは素晴らしい。SEEDのMSは本当に完成度が高くて初代の系譜を忠実に再現しつつもどこか宇宙世紀にはないテーストを含んでいるスタイリッシュなMS達が多くある。だが、ストーリーは並で作画はゴミだ。
ユニコーンガンダムが好きというのも好感が持てる。ハッキリしないだとか、前置きが長過ぎるだとかの不評はあるユニコーンだが、アナハイムエレクトロニクス社が一年戦争やグリプス戦役なんかでどういう立ち回りをしていたのかというのを一気に教えてくれ、最終的にはユニコーンがカッコイイ!
「ガンダムは鉄血のオルフェンズが好き! 特に二期のオルガが死ぬところ!!」
「「それはネタとしてだろ……」」
武蔵がガンダム話しに侵入しようとしてくるが鉄血のオルフェンズの二期なんて映像作品とは呼べない酷い出来になっている。確かに少年兵、宇宙ネズミと呼ばれているような単純労働力が自分達の力で何かを手に入れようとする物語は評価されていたが、こと二期に至っては鉄華団はマクギリスの遊びの玩具にされている。それを面白いというのは遺憾である。
「一年戦争は連邦派? ジオン派?」
「ジオン派に決まってるだろ!」
「わかってるねぇ!」
修一郎様は饒舌に連邦軍の質と量に勝るMSをジオンのエースパイロット達が倒してきた歴史を語りはじめた。俺も相槌を打って話しを聞いていく。そして行き着く先はジオンが一年戦争に勝つ為にはどういう戦略を取るべきだったのか? 『ギレンの野望』をベースに考えていく。
「まず最初にコロニー落としは悪手だよな、スペースノイドなのにスペースノイドの居住地を落としても他のコロニーの評判は悪くなるわけだし」
「俺もそう思う。それにプラスして核攻撃も連邦側からやられてからって方が周辺のコロニーの賛同が得られると思うんだ」
ジオンのコロニー落としは悪手、最初は地固めをして連邦軍の戦力分析や多く取られる陣形、指揮官が搭乗している艦艇の識別なんかをして出来る限りの情報を集めてからの開戦が望ましいだろう。
そして、ガノタの一年戦争話しになって出てくるのが【地球に降りるかどうか論争】である。
「修一郎様は地球に降りた方がいいと思う派?」
「うーん、あくまでもジオン公国が連邦軍に完全勝利するというシナリオで考えてみると地球に降りるのは絶対だけど、独立を勝ち取るという観点から見ると降りるのは無理だな、それなら月を占拠したい」
「でも、月からのマスドライバー発射し続けてもルナツーや圧倒的な物量で独立することは無理だと思うぜ、ものの数ヶ月でジオンより優れたモビルスーツを作る連邦だし」
「そうか……月を占拠しても地球から打撃群が押し寄せて再占拠されたら……」
短期間にガンダムやジムと言った傑作量産機を作り出す連邦軍に勝てるわけないだろ!? 本当にジオンサイドから見たら連邦軍って凄いよね、なんであんなに強いんだろ? ああ、コロニーから搾取してるからか! でも、Zガンダムの体たらくは……ジオンに勝ったからって内輪揉めって……。
「やっぱり地球に降りた方が勝ちやすいのかな?」
「でも、数ヶ月間の地上戦をしないとグフやドムみたいな陸戦型の機体が作れないから厳しいところあるんじゃないか。ジオンの兵士は宇宙での戦いに特化してたわけだし」
「水泳部はアッガイ以外は捨てるにしても、ドムは作らないと重力戦線はねぇ……」
二人のガノタが導き出した答えは一つ、もっと詳しいガノタの説明をネットで見た方が早いというものだった。
「やっぱり一年戦争は奥深いなぁ……」
「富野監督は偉大ですわ」
「Zは子供ウケ悪かったけどね」
修一郎様とすごく仲良くなれた気がした。
久々にほのぼの回を書きたかった。
投稿ペース
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一秒でも早く書いて♡
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ネタの品質を重視してじっくり!
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冨樫先生みたいでええよ~
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絵上手いから挿絵積極的に