踏み台だった野郎共の後日談。   作:蒼井魚

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03:お仕事

「犯人のテロリストの皆さん! 田舎のお母さんとお父さん、または土地の神様が泣いてますよ? 我々は一応は管理局の人間として派遣されてきましたが、正直、管理局はゴミクズとリア充が固まってる組織だと理解しているので大いに暴れて欲しいのですが、一般人を巻き込むなと断言させてください。あ、テレビも来てるじゃん! ねえねえ、これ俺の知り合いなんだけどさぁ、最近結婚して色々と幅広くやってる奴なんだけどよぉ、義理の妹と出来てる説、小狸と出来てる説、実は親からの圧力からの結婚説が囁かれてるんだけど、俺はホモ説が一番確率高いと思うんよね。あ、嫁さん見てるぅ〜? 早く離婚して新しい男探した方が良いよぉ〜! それか他に優しい男と浮気しな、アレは一発の時間がそうとう短そうだから。それに連射も出来なさそうだし男としての性能が総じて低そうだから。多分、他の男に抱かれたら視界が広がるよ! やったね!! そして死ね!! 俺がテロリストになりたいよ……」

 

 新婚クロノ馬鹿野郎の写真、目の部分だけマーカーで塗って隠しているを報道陣のカメラに堂々と見せつけて社会的な地位を下げてやる。アイツは俺の貴重な平日(休日)を削った重大な罪があるからな。

 

「つか、俺達はこの写真のハーレム野郎の代わりに連れてこられたんだぜ? 別に管理局で働いている魔導師というわけでもないのに、嘱託でもないのに、何故か連れてこられてるんだぜ? てか、この写真の男は現状、四人の少女を侍らせて性の限りを尽くしているド変態野郎だから、管理局の女性の魔導師さん! こいつを見かけたら女の敵だと思って睨んでください。俺達が全面的に許可します!! てか、リア充死ね!! ああ、俺もテロリストになって幸せになりたい……」

 

 武蔵が目の部分だけマーカーで塗り潰されたハーレム野郎と白い悪魔、パツキンの執務官、くぎゅううう! 吸血鬼が集合してラブラブしている写真を報道陣に見せつける。流石にこれで奴の社会的な地位は低下するだろう。てか、なんで俺達はこんな奴の為に貴重な平日(休日)を削ったのやら……。

 

「えー、もうさ。どうでも良くなってきました。あのテロリストの皆さん。リアル充実しているような気がするカップル以外は開放してください、そうしてくれたら我々は立ち去ります。てか、貴方達の目的は? もう俺達がある程度は上の馬鹿野郎共に話すからさ、法案を可決させるからさ」

「……同性愛よ」

「はい?」

 

 190cmくらいの筋肉マッチョマンの男が窓から顔を出す。あ、でも顔は黒い覆面を被っていて素顔は見えない。いや脱いだ!? 脱いだよあの人……あ、物凄く化粧してる。むさ苦しい化粧している。あれオカマだよ、二つ指が入る穴が付いている女だよ。漢女だよ。うわ仕事が終わったらハーレム野郎を本気で転がしに行くことを決意した。殺してやる。金玉を潰してやる。

 

「私達は同性愛を許してほしいのよ!!」

「ああ、性別に関しての暴動なんですね。あのデバイス捨てるんで、交渉の席を用意してもらっていいですか? おい、指揮系統はすべて俺と武蔵に任されてる。おまえ達みたいな下っ端は帰れ、ああいう人達は暴力で解決したらダメだ。話し合いで解決するのが一番。わかる? なら早く帰って娘の顔でも見てろ! 糞リア充野郎共が……」

 

 双方共にデバイスを本当に捨てて立て籠もっている建物に裸の状態で入場する。すると香水臭い、だが見た目は男臭い連中が俺達のことを取り囲む。とりあえず両手を上げて敵意が無いことを提示する。

 

「心配ならボディーチェックをしても構わない」

「先輩! 私が二人ともやりたいでーす!!」

「ダメよ! 先輩!! わーたーし!!」

「こんな上玉に触れられるなんて……私も立候補するわよ!!」

「あの気色悪いんでやめてもらいます? そうだ、そこの見た目が一番女の子っぽい子にボディーチェックをお願いします。この際なら男の娘の方がマシなんで……」

「ああ、オカマは全身蕁麻疹だが、男の娘なら局部的な蕁麻疹で済む」

「酷い! 性差別よ!!」

「「俺もお前も! 同じもの付いてんだろうが!!」」

「「「「はぅんっ☆彡」」」」

 

 オカマ野郎共の股間を一人一人軽く握り潰し近くに設置されていたソファーに腰掛ける。

 

「ああ、オスとしての快楽を久々に感じちゃったわ……」

「性別はオスだからな」

「見た目もオスだからな」

「「「「Sな少年いいわぁ〜ビクンビクンッ!!」」」」

 

 白米を炊く道具達は罵声によって崩れ落ちた。こいつらがテロリストだと思えないわ、俺達は上司に無理矢理オカマバーに連れてこられたような気分だ。クロノ殺す。ハーレム野郎殺す。あと、仕事を拒否してパチンコ屋に向かったバルはスーツを切れないようにアリーヤにアセンを変える。

 

「で、でも、上の人に同性愛を禁止しないって話してくれるって本当なの!?」

「ああ、いいよ、携帯使っていい?」

「いいわよ、でも、変に使ったら私達全員を慰めてもらうんだから(ジュルリ)」

「窓の外見ろよ、隊員全員が隊長と隊長補佐ほっぽり出して自宅帰ってるぜ、てか、酷い奴に限ったらこの場所に家族呼んでるぜ……」

「うわぁ……引くわーマジ引くわ―リア充共ってダメだな、ミッドチルダ終わってるな」

「あーもしもし、管理局? 一番偉い奴に繋げろ、そうじゃないと俺達がテロリストになるぞ……一応は戦力的に管理局を二人と一機で確実に崩壊させられる魔導師だよ。ああ、輝夫&武蔵。テレビ見てた? ああ、サイン、いいよ、いつ会える? 彼氏と一緒? 腐れアマが! 黙って偉い奴に繋げろや!!」

「声はどないなもんだった……」

「けっこう若かった。ミッドチルダの性の事情はどうなってんのよ……壊した方がよくね? いや、壊そうぜ……」

「不干渉に徹しようぜ、俺達は地球に住んでんだ。地球で死のうぜ」

「あー鬱だわぁー、知ってるか? クロノは嫁さんとイチャラブお仕事、修糞郎は今日は高町とお買い物。これアレだわー鬱だわぁー」

「「鬱だわぁー」」

 

 ドンと暗い雰囲気を漂わせて携帯電話に耳を傾ける。

 

「単刀直入に言うがこの人達は性的な弱者だ。このテロ事件は同性愛という文化を殺すミッドチルダの政府の責任だ。ああ、この人達には罪はない。拘束するにしても必要最低限、拘束時間は一週間程度にしろ! わかったな!! そうじゃないと管理局が潰れると思え……」

 

 管理局から配布された携帯電話を地面に投げつける。そして何度も踏みつけて破壊する。

 

「これだけの大事を起こして一週間程度の拘束で済むことは、まあ、ほとんど管理局の負けだ。おまえ達の行動はミッドチルダに住んでいる同性愛者の活力になる。もし、俺達の言葉を裏切ったら管理局を両面ともに殺すから安心してくれ。はい、解散の準備だよ。テロは逮捕されて出所するまでがテロです」

「つ、つまり、私達は勝ったの?」

「ああ、普通だったら終身刑が関の山。だが、それが一週間の拘束。強い尋問をさせないように手配する。そうだな、おまえ達は同性愛者の英雄だ。そしてこの事件が理由にデモやストライキが増える。そしたら政治家達はおまえ達の話を聞くようになる。そうなれば勝ち、だが、それ以上を求めるなよ? 自分が求めていた物以上のことを願ったら……破滅の道しか見えなくなる……」

「流石は輝夫、頭が良いなぁ〜俺はそんなの考えられねぇわ」

「英雄? 私達が英雄になれるの……」

「ああ、自暴自棄からはじまる英雄録もあるんでねぇの? ……おい、近付くな、触るな、蕁麻疹が……ああ、やめろ!! 死にたくない!! 死にたくない!!」

「あなた達は私達のアイドルよぉ〜!!」

 

 むさ苦しい同性愛者共に全身に斑点が出るくらいに愛でられた。もう死にたい気分だった。

 その後は気絶した俺達を後にし、テロリスト(同性愛者)共は降伏して人質は開放された。

 

 

「兄弟、俺達は復讐をせんとならなん」

「ああ、わかってるよ兄弟」

 

 百円ショップで購入した覆面を被って扉を蹴破る。中でキスまで後五センチの距離にある新婚夫婦の前に立ち旦那の方の股間を思い切り蹴り上げる。そして、女々しく泣き出すまで全力の蹴りを何十発も浴びせる。だが、俺達も最後まで非常になれないのか顔だけは狙わないでやった。

 

「さーて、ネットに拡散する用の写真を取るかな。おい、ズボンとパンツを脱がせるぞ」

「正直、こいつからは最近烏賊の香りがするから絶対に触れたくないが、今回だけは特別だ。脱がしてやる」

「や、やめろぉ……」

「おまえさぁ、声変わりしてから全然萌えんわ、死ね、パイプカットしやがれ」

 

 全裸に剥いて大量の哀れな姿を収める。

 

「さーて、仕上げに水溶き片栗粉を顔にドバっとかけて……はい! ネコホモの出来上がり!!」

「うわーすげーホモだ―」

「ほ、ホモじゃない……僕は……彼女一筋なんだ……」

「「死ね! リア充が!!」

 

 その後、クロノ・ハラオウンの全裸の写真はフリー素材になったり、ホモの餌になったり、管理局で高価で売買されたり、彼の出世の障害になるものとなった。

 

 

「昨日の買い物、楽しかったね!」

「あ、ああ」

「また行こうね!」

「あ、ああ」

「「ギロリッ」」

「……肩身が狭いです」

「あれ、なんだろ、これ」

「ん? 俺の写真だ――なんだこれ!?」

 

 それは修一郎のデートが終わった後の話だ。輝夫と武蔵は必死に修一郎の写真を加工し、大量の『ピー』を握らされている画像や男の人達の前で『ピー』をしているようなスケベな合成写真を計六枚作り上げた。そしてその写真を深夜、誰にも気付かれないように聖祥大附属中学校の掲示板に連ねさせ、彼の社会的な地位を確実にゴミクズに変えた。

 

「シュウくん……そんな趣味があったの……」

「シュウ……気持ち悪い……」

「もう二度と喋りかけないでくださいね」

「なのは! アリサ! すずか! あぁ……オワタ、俺の人生オワタ……」

「……この気持ちはなんだろ」

 

 フェイトは確実に何かに目覚めたらしい。




【修一郎】
 たいしてイケメンというわけでもなく、たいして強いというわけでもなく、普通に優男なだけなのだが、優男ゆえなのか、原作ヒロインに好かれている。だが、今回の事件、ホモ一郎事件で結構信頼を失った。溝は埋まるのだろうか?

【目覚めた何か】
 フェイトが目覚めた何か、実を言うとフェイトはたいして修一郎のことが好きなわけではなく、ごくごく普通の友人として接しているが、彼の『ピー』な合成写真をみて、不思議な感覚に襲われた。これは何なのだろうか?

投稿ペース

  • 一秒でも早く書いて♡
  • ネタの品質を重視してじっくり!
  • 冨樫先生みたいでええよ~
  • 絵上手いから挿絵積極的に
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