どうも、輝夫です。
今日も今日とて暇な俺は俗に言う放課後? 不登校にはそんなものありませんがソレと同じくらいの時間帯に最愛の人に呼び出されてしまいました。ぼっくんのチェリーを唯一託していいと思っているその人は――いつものように修一郎様ですわ、捻りがなくてごめんね。
なんか、高町の家の道場で鍛えてくれとか言い出したので来てみたら高町一家(高町なのはは不在)さんが手厚くお出迎えしてくれました。帰りにコーヒーを飲んで帰ろうと思います。
「西風すまない……急に呼び出して……」
「もう! 修一郎様のご命令は絶対ですワン♡」
「おまえはどうして俺にそういう態度出来て、他の子には出来ないんだよ……」
「だって、中学生じゃんか、性犯罪じゃんか」
修一郎様は何故か頭を下げて強くしてくださいと懇願してきた。もしかしてチンチンが弱々で早漏を治したいから俺を呼んだのだろうか? それだったらホモビデオとオナホを持ってきたら良かった。
「定期的に……「SEX!」俺の話しを聞いてくれませんかね!?」
「だってさぁ、ギャグ専門のぼっくんにギャグを言うなというのは喉が渇いてるのにお水を飲むなと言ってるようなものですよ、修一郎様の前だけでもボケさせて、ボケキャンセル持ちの知り合いが多いから」
「……俺は、友達を守れないような人間になりたくない。西風みたいな強い人間になりたい!」
「無理だよ……修一郎様は割り切れるタイプの人間じゃない……」
うっわ、このオリ主物凄く面倒くさいこと言い出しましたよ! 俺と同じくらい強くなりたいとか三百年くらいかかりますよ? それに時空管理局の生温い規則を馬鹿正直に守ってるような奴がアウトローをマジでやってる気狂いと同じになるとか無理無理之助。
でも、言ってることはわかる。前の賢者の石だとかいうロストロギアを持ってた奴の使い魔一匹倒せない情けない自分に何か思うことがあったのだろう。俺が修一郎様の立場でも思い悩んでしまうさ、だがしかし、俺と修一郎様とは正反対な部分がある。それは幼少期に無茶をしたかしていないかだ……。
俺と武蔵は小さい頃に深く考えずに人の生死を語っている。そして今現在は深く考えて人の生死を思っている。似ている言葉だが、これは正反対。人の命というものは一つしかなく奪ったら戻ってこない。それを理解するのは幼稚園児でも出来る。でも、俺と武蔵はそれを理解できなかった。だから、人を殺して深い罪悪感を体中に受けることがなかった……。
それが染み付いて命が尊いものだと理解しても人の命を奪ってもケロッとしている。割り切り方を理解してしまっている。これが何を意味するか? オン・オフの切り替えに時間がかからないということさ……。
そう、殺していいと思ったら殺してしまう。これが俺と武蔵だ……。
「……まあ、心は無理でも体は少しだけなら変えられるか」
「指南してくれるのか!」
「うん、別にいいよ。でも……そこにある木刀だと修一郎様が怪我する可能性あるからこいつを……」
「ピコピコハンマー!?」
修一郎様をバカにするグッズの中で一番どうでもいいと思っていた物が今日の主役になるとは思わなかった。こいつは五年前くらいにノリと勢いだけで百均から購入したピコピコハンマー、メイドインチャイナ、最近のチャイナ製品は品質上がって日本より上だわ……。
木刀は鈍器、つまりは人を殺せる道具。こいつはジョークグッズ、つまりは人を殺せない道具。オン・オフの切り替えが早いぼっくんはノンタイムで本気になることがあるからマジでこういうの使わないと危険なんよね……。
「一つだけ言うけど……武器が不真面目でも攻撃は真面目だからな……」
「……わかった」
「じゃあ、そっちが試合開始の合図して」
「……スタート!」
――ピコッと鳴り響く音が小さく木霊した。
修一郎様の首に当たるピコピコハンマー、この時点で鈍器だろうが刃物だろうが人間は死んでいる。
目を見開いて驚愕している。
「……目を慣らせ、そうしないと永遠に俺の速度について行けないぞ」
バックステップで間合いを離して修一郎様が木刀を構える時間をくれてやる。それにしてもノロノロと亀さんのような動きですわ、さっきの攻撃で動揺したか? これくらい実戦で出来ないと十年も生きていけないぞ……。
修一郎様の木刀が迫る。
――振り下ろされた木刀を足で押さえつけて頭にポンとピコピコハンマーを叩きつける。
「頭蓋骨が割られて死亡」
「まだまだ!!」
「足の大動脈を切られて出血多量」
「俺は生きてる!!」
「心臓に強打で心停止」
「うおぉおお!!」
「右肩脱臼でほぼ戦闘不能」
約一分間の攻防で四回の戦闘不能とは、本当に高町達と一緒に戦ってきたのかと思ってしまう。修羅場を多く切り抜けてきた人間は基本的に野生の直感みたいなモノが備わっていると長年の経験で思っていたが、こと修一郎様に限ってはそれがない。
まず、俺のピコピコハンマーを見て自分は死なないからセーフだと思っているところが駄目だ。これがナイフや棍棒なら確実に死んでしまう。想像力というのかな? 俺が持っているピコピコハンマーを凶器だと思って対応していない。大丈夫だからチャンスを見極めよう、これが駄目ならこっちを試してみよう、そんなのは実戦では意味をなさない。それは受験勉強とかで必要になる思考だ。
「ハァハァ……どうして……」
「……駄目だこりゃ、全然わかってない」
「何がだよ……!」
「……俺の攻撃をどう思った? なあ、冷静になって考えてみろ」
「へ……ッ!?」
「全部人を殺す一撃なんだよ……で、君の攻撃は全部――人が死なない場所に向けられていた」
逆に奇跡とも言えるね、修一郎様の攻撃は全部戦闘不能には出来るが人の命を奪わないような場所に向けられていた。まず最初に手足は関節以外の場所、これは後々の障害が残らないようにという配慮なのだろうか? 胴体は臓器が集中する肋骨の部分より下の腹部と呼ばれる場所、手は武器に集中し過ぎて攻撃できる場所だとすら思っていない、首と顔なんて論外、狙いすらしていない。
生温い。
「初歩から行こう。どうせ非殺傷設定で武器を使うなら人を殺せる部分を狙ってもいいんだよ」
ピコピコハンマーで動かなくなった修一郎様の体をポンポンと叩いていく。頭、首、肩、手足の関節、踏みつけて行動させない爪先、この部分を攻撃しないと相手は痛みを気にしないで突進してくる。戦闘中は脳内麻薬で痛みが緩和されるわけだからな……だからこそ、急所を狙わないとダウンが取れない……。
「相手を一撃で屠る一撃は相手を一撃で戦闘不能にする一撃だ。使い勝手のいい人を殺せない武器を使ってるのにそれに気が付かないとかバカじゃないの?」
「――そのくらいにしてくれないか」
「あら、高町のお父さん」
高町のお父さんが気配を戻して修一郎様の肩を叩く。修一郎様は自分の弱さを実感したのか涙を流して崩れていく。レベル30の勇者がやりこみ勢のレベル99の勇者と対峙してるようなものだからな。
「君は……それだけの実力をどこで……?」
「ストリートの我流ですよ。ストリートでは適応出来ない人間から死んでいく」
「……君も辛いな」
「さあ? 自分らしく生きるには力がいるので」
高町のお父さんは慈しむ目で俺のことを見つめた。わかりますよ、多分、俺も同じような目で貴方を見ていますから。戦い方が違っても同じようなことをしているのだからわかり会える。理解できてしまう。それが【筋者】の感覚だ。
「よーし、修一郎くんの仇は僕がとってあげよう!」
「へ?」
「あ^~いいっすね^~」
互いにパンツ一枚になってぶつかりあった。
「ほう、なのはと同じ学年なのに力は互角か……!!」
「うっわ、高町のお父さんすっげー筋肉! トレーニングメニュー教えて下さい!!」
「何やってんの!?」
「「え、パンツの奪い合いだけど」」
なんとなく高町のお父さんが脱ぎだしたから俺も脱いだけどパンツを奪おうとしていたのか!? 修一郎様に言い放つボケが正解だとは思わなかった!? でも、大人の男を屈服させて性奴隷に落とすってのも悪くねぇな!!
「カモンレッツゴー!」
「ホイホイチャーハン!」
「な、なんだこれ……」
「シュウくん来てるって……えぇえええええええええええええ!?」
高町のトラウマになったことは言うまでもない。
なんか、最近は真面目な輝夫たんを書きすぎてギャグ話しを書けない自分が物凄く嫌い! この作品は八割がギャグと暴力オチで終わる筈なのに!?
ホットでライトなギャグを求めている読者の皆様すいません! もっと鼻で笑えるような物語を書きますから許してください!!
投稿ペース
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一秒でも早く書いて♡
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ネタの品質を重視してじっくり!
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冨樫先生みたいでええよ~
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絵上手いから挿絵積極的に