どうも、輝夫です。
今日はとても寒い一日で本当に日本の冬が大嫌いになります。
そんな今日はクリスマス、つまりはキリスト誕生祭、ジーザス誕生祭というわけです。意味は一緒ですね! そんなクリスマスという基本どこかしらの仏教に入っている筈の日本人はなぜだかお祝いをするのです、キリスト先生も困惑するでしょうね、現代日本を見たら。
「ご主人はん……負けるとわかっていても男には戦わないといけないときがあるんでっせ……」
「バルさぁ? クリスマスにパチ屋行くとか負け犬の血統書みたいなもんだぜ、それでも血統書貰いに行くならホレ」
うちの飼いロボのバルバロイがクリスマスパチ屋に行くかどうか、それを必死に悩んでいる。それもそうだ、こいつは機械という特性上でパチ屋に行っている以外の時間はだいたいネット掲示板を眺めている。流石にレスバトルなんかはしていないようだが、クリスマスにパチンコ屋に行くという行為がどれだけ悲惨で悲しいものか理解している。
「……わい、人間やないもん! 機械やもん!!」
「おう、敗北者として負けてこい」
「うわーん! ご主人はんが生暖かい目でみてくるぅ!!」
クリスマスプレゼントという名の現金10万円を受け取ってパチンコ屋に走っていった。本当に訳のわからない存在だよ、本当にマジで。
「ふぁー……あら、バルはパチ屋か」
「いま出たところだよ。武蔵はセフレとクリパか? 死ね」
「そうだよ、おまえこそ殺されるなよ」
「いや、ちょっとばかり行かないといけない行事があるから襲撃はその後で」
俺の苦い顔を見たせいか武蔵は何も言わないで朝シャンしに行った。
クリスマス、この日はどうにもアノ日を思い出させる。
0
「急に呼び出してどうしたよ? おまえさんが俺を呼び出すなんて珍しい……いや、はじめてだよな?」
銀色の髪をなびかせた美女が人気のない早朝、それも高台にある公園で空を仰いでいた。
なんとなくだが、呼び出された理由はわかる。だが、俺はそれを拒否して速攻で帰る腹積もりだ。この世界の人間達は俺や武蔵に大量の業を背負わせている。偶には他の奴に肩代わりくらいいいだろう。
「……その顔を見る限り、私の願いは聞いてくれないか」
「ああ、おまえさんの願いなんて叶えねぇよ。他の奴頼れば? 俺は知り合いを手に掛けるほど落ちぶれてはいない」
「……ふっ、それが本来の形なのかもしれない」
リインフォース、彼女はまた空を見上げた。
彼女の願いなんて唯一つ、俺という存在に自分という存在を始末してくれ。つまりは汚れてくれと願っているのだ。
確かに女児に命を奪う行為をさせるのは間違っている。俺みたいな存在のせいで決意や覚悟がヒロイン達には備わっていない。転生者という存在が入り混じっているこの世界でその定を背負えるヒロインはいない。
「……輝夫――おまえなら背負える」
「――背負わない」
「おまえしかいない」
「――絶対に嫌だ」
結界が張られて自分を殺さないとオマエを殺すという雰囲気を漂わせている。別にいい、この矮小な命を捧げることで、後味の悪い殺しをしないで済むと言うのなら命を捧げる。
それで自分という存在が比較的に高潔であれるのであれば。
たた立っているだけ、掠めていく攻撃で鮮血が滴る。
「……おまえは、おまえは! どうして」
「俺は、俺だけのために生きているわけじゃない。誰かのために生きるという責任を背負っている。リインフォース! おまえの願いを聞き届けた先にあるのは――責任の放棄なんだよ……」
「……それでも! 背負ってくれ」
「……やめてくれ、俺だっておまえのマスターと同い年の少年。男と女の差くらいしかない。確かにおまえさんを始末しても罪悪感を感じるだけで済む程度には達観しているが――罪悪感を感じたくないという確固たる意思はある」
リインフォース、彼女は泣いている。
すべてを背負った彼女は終わりを告げる使者を探している。
でも、俺が使者になる必要はない。
「リインフォース!? なにしとるんや!!」
車椅子を必死に動かして俺達を止めようとする少女、流石に自分の主が現れたんだ……俺を利用することなんて――
即座に八神を抱きしめてリインフォースの攻撃を回避する、バリアジャケットも身につけていない状態であれだけの攻撃を……本気ってわけか……!
「……車椅子がグチャグチャじゃねぇか? 飼い主に噛み付くなよ」
「リインフォース! ……なんで」
「はやて……彼しか、彼だけしか! 私を、私の罪を消してくれる人はいないのです」
「勝って気ままに俺を利用するんじゃねぇ! 死にたいなら他人の手を借りるんじゃねぇ!! 俺を、俺達を巻き込むな!!」
攻撃はやまない、俺は八神を抱きしめてすべての攻撃を受ける。
震えている、まるで雨に打たれた小動物のように……。
それもそうだ、理解しているからだ。
親友は跡を濁さないように消えようとしてる。それを止める権利は自分にはない、だが、それを止めたいという自分勝手さはある。
「ガハッ……ああ、いてぇ……」
「輝夫!? 血、血が!」
「いいんだよ、俺が悪いんだ。後味が悪くないようにアイツの願いを突っぱねて、こうやって不可抗力を狙ってるアイツにも無視決め込んでる」
抱きしめた体が離れた。
――俺は引き金を引いた。
炸裂音が響いた、リインフォースは躊躇いなく八神に攻撃しようとしていた。コンマ数秒遅れただけで八神が死ぬ程度の攻撃だ。
やるしか方法はなかった。
「……これでいい」
「……後味悪いことさせやがって!! おまえ!! 俺は……俺は!! なんで友達を撃たせるんだよ……」
咄嗟の射撃、何発も魔法を受けて気力だけで引き金を引いた。着弾点は肺、咳き込みながら彼女は語る。
「はやて……絶対に輝夫を恨まないでください……ゴホッゴホッ……」
「リインフォース! ……ああ」
「わたしは……悪い存在ですから……」
「……本当に、本当に、本当に」
「輝夫、お願い……リインフォースを……」
楽にしてくれ、そんな言葉――聞きたくなかったよ!
――心臓を撃ち抜いた。
「どうしてだろうな、俺は――もう汚れたくないのにさ……」
八神はリインフォースの手を握りしめて泣いている。
決意、リインフォースの決意は堅かった。それを理解できる年齢だ、八神も理解している。終わらせる存在を俺にした理由も。
――俺だったら、背負える。
そんな身勝手な理由だ。
「……なあ、八神。俺を恨んでくれ。おまえの大切な友達を殺した人殺しだ。恨まれた方が気分が楽なんだよ」
「……リインフォースが輝夫を選んだ理由がわかるんよ。だからそれはできひん」
「じゃあ、おまえも俺に背負えってのか!? 嫌なんだよ、嫌なんだ……殺しを正当化するのは……」
消えていく、消えていくリインフォースの体を二人で眺めた。
「……運命って残酷やん。受け入れるしか、受け入れることができるなら」
――受け入れるしかない。
こいつも身勝手だよ、恨まないという選択肢を取りやがって……。
2
「俺は抵抗したかったよ、運命に」
リインフォースの願いを半ば無理やりに聞かされた数年前のこの日、俺は花束を持って彼女を撃ち抜いた場所に花を捧げる。
運命は残酷だ。そして、その運命を残酷にしたのは俺だ。
本当は他の奴に丸投げして、俺は知らないフリをしたかった。
でも、リインフォースという業の存在を、その業の清算を出来る存在が俺だけしかいなかった。
誰も俺を恨まない。
それが俺を苛める。
俺は、恨まれた方がしっくりと来る。
「嫌われた方が静かに消えていける……おまえみたいにさ……」
おまえが取った手段で俺は多くを背負わされた。
それは人生一回を棒に振るくらいに重たい罪、それでもリインフォースは俺を選んだ。
誇るべきか? いや、恨むべきだろう。
俺はリインフォースという存在を恨んでいる。
「おまえの罪、業、涙……全部重いんだよ……!」
でも、これは逆恨みなのさ、俺が気ままに恨んでる。
本当に、自分勝手だよな……どっちも……。
「あーあ、どうしてだろうね……おまえさんは俺に行動しないという選択肢をくれなかったのやら……」
手を握られた。
暖かくて、少しだけ震えている手だ。
「輝夫……そんな顔してたらリインフォースが怒るよ?」
「へいへい」
この日の午前は八神とここに来るのは毎年恒例なのさ。
わらいけ回のネタがががが
約束だけは守りたいから未定だけど投稿します!!
他作品の筆もあって亀になるかもしれませんがよろしくお願いします!
投稿ペース
-
一秒でも早く書いて♡
-
ネタの品質を重視してじっくり!
-
冨樫先生みたいでええよ~
-
絵上手いから挿絵積極的に