と言ってもまだ二、三話先ですけど…
「……今日もか」
私、衛宮美遊は朝食が置いてあるテーブルを見てそう呟いていた。
「行ってきます」
私は誰も居ない家に私はそう言って出る、私は何時も一人ぼっちだ、誰も家には居なくて父親はいるけど何時も仕事で家に居ない、でも記憶の片隅に誰かの記憶がある…それを思い出そうとすると何時も頭が痛くなる、あと何故か一人の男の人の絵を毎日書く、でもその顔を書こうとすると何時も頭が痛くなる、まるで思い出したく無いかのように…
「おはよう!ミユキチ!」
「美遊ちゃん!おはよう!」
「お!美遊おはよう!」
と考え事をしているといつの間にか友達との待ち合わせ場所に着いていた。
「うん、おはよう…」
私はみんなにそう答えるとその方向に向かって駆け出してみんなと合流した。
「あれ?ナナキさんは?」
「ああ、ナナキなら先に行ってるよ」
「それよりも早く向かおうぜ!ナナキが待ちくたびれてるぜ!」
「ちょっと!タツコちゃん!反対方向だよ!」
みんなは私の小学校の友達だ、
ガタンゴトン…ガタンゴトン…
「……」
そんなことを考えながらも私達は電車に乗って目的地へと向かっていた。
ドォォォン‼︎
「「⁉︎」」
その時だった、突然爆発音が聞こえたと同時に電車が揺れて私は何処かに頭をぶつけて気を失ったのだった。
ーーーー☆
ドォォォン!
「な、なんだあの機動性は⁉︎」
「く…インベーダーめ!」
ダダダダダダ!
「遅い!」
ヒュン!ザン!ザン!ブォォォォォン!
ドドォォォォン‼︎
私、風鳴翼は複数のMS小隊と共にトウキョウジュピターに突入した後ここの防衛戦力であるIS部隊と交戦していた。
「旧式と化したISでMSを止められると思っているのか?」
どみらかと言えば交戦というよりは一方的な蹂躙と呼べるような物だった、それもその筈だ…何故なら既にISはMSの劣化兵器として扱われている、しかも一人の天災が作った兵器よりも様々な分野の天才達が揃って作ったガンダムシリーズの敵ではなく、トウキョウジュピターが作られた時点で既にガンダムの量産型MSの第一世代型であるジムとザクが既に配備されていたのでISは既に時代遅れの兵器となった。
「エミヤ大尉、敵IS部隊の数はこちらの倍近くいますがどれも第二世代型の打鉄です…負ける要素はありません」
私は部隊長であるエミヤ大尉にそう報告すると彼はこう言った。
『各員に通達、油断するなISはあくまで前座だ、D1が来たらこの形勢は逆転されるかもしれない注意しろ』
「「了解!」」
私達はそう答えるとそのまま敵IS部隊と交戦を再開しようとしたその時だった。
「ラァァァーーーー…」
ビュィィィィィィン!
「⁉︎」
ブォン!ドドドォォォォォン!
「敵D1を確認した、これより攻撃を開始する!」
ーーーー☆
タッタッタッタッタッタッタッタッ…
「ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…」
私、衛宮美遊はインベーダーの侵略でボロボロになりつつある街の中を走っていた、その理由は私の友達が怪我をしているからだ。
ヒュュュュ…ドォォォン!
「きゃ⁈」
ゴロゴロ…
「う…うぐ…」
スク…ユラユラ…
と私は先ほどの爆発で吹き飛ばされて倒れてしまったので、立ち上がって助けを呼びに行こうとした時だった。
「ラァァァーーーー…」
「え?」
突然、誰かが歌う声が聞こえてきたのでその方向を見た。
「ラァァァーーーー…」
「貴方は…」
そこには一人の女性が綺麗な歌を歌っている姿だった、その女性は私の視線に気がついたのこちらに向き直った。
「……サファイア」
ズキッ‼︎
「⁉︎、な、何…」
私はその姿を見ると同時に頭の中で彼女の名前が思い浮かぶと同時に私は強烈な頭痛に襲われて膝を付いてしまった。
「見つけた!」
その直後だった、突然誰かの声が聞こえると同時に頭痛も終わったので私はその方向を見ると赤い服を着た一人の女性がいた。
「ねぇ、貴方は衛宮美遊よね」
「は、はい」
私はその女性にそう答えると、彼女はガッツポーズをした後にこう言ってきた。
「この世界の真実知りたい?」
「え?」
それを聞いた時、私の中にあったズレが大きくなるを感じたのでした。
ーーーー☆
『美遊を見つけたわ、彼女を例のポイントに誘導するから撤退して』
「分かった、後で会おう」
俺、衛宮士郎は遠坂からの報告を聞いた後…通信をオープンチャンネルにしてこう伝えた。
「【奏者】は回収した、敵D1及びD2との戦闘を止めて全隊撤退するぞ」
『『了解!』』
そして、俺はガンダム七号機に積んであるTDDユニットの出力を上げた、それに合わせて小隊のメンバーもTDDユニットの出力を上げる。
「良し!離脱!」
ドォォォン!
そして、俺たちはこのトウキョウジュピターから離脱した…後は地上部隊から例の物の回収を完了して離脱するそれだけだった。
ーーーー☆
「ち…まさか、地上部隊が輸送機ごと全滅とか参っちゃうわよ、もう…」
私、遠坂凛は士郎の妹である美遊を連れて例の機体を回収しようとした地上部隊と合流しようとしたが、既に地上部隊はD1の襲撃で全滅していた。
「く…少し予定とは違うけど、しょうがないか」
「え?あの…」
「とりあえずついて来て!」
パンパン!
それを見た私は直ぐ様彼女の手を掴むと同時にある場所に向かって走り出そうとした時だった、突然銃声が響いたので私はその方向を見た。
「見つけましたよ、美遊さま…」
「さぁ、美遊さまを返して貰おうか…」
「ちっもう追っ手が…」
それを見た私はすぐさま拳銃を抜こうとしたが出来なかった。
チャキ…
「動かないで貰おうか…娘を誘拐してタダで済むとは思ってもいるまい」
その前に拳銃を誰かに向けられたのだから、その時私はその男を見た、そいつは情報部でもマークされていて更にこのトウキョウジュピターを作った張本人であり自らの野望の為に娘を犠牲にしようとする外道が目の前にいたからだ。
「え、衛宮…切嗣…」
「ふーん…僕のことを知ってるんだ、誰から聞いたんだ?」
衛宮切嗣はそう言って私に銃口を向けてそのことを尋ねて来たが、私は答える義理は無かったので黙った。
「ふーん、そうか…なら死んでいけ」
私の無言の回答に奴は気づいたのかそう言って引き鉄を弾こうとしたその時だった。
ダァン!キィン!
突然、違う方向から銃声が鳴り響いた後に聞き覚えのある声が聞こえて来た。
「全く…遠坂が帰ってこないから心配になって発信機のあとを着いていったら、まさかこんな所でアンタに会うとはな、じいさん」
「士郎か、久しぶりだね…外の時間だと君はもう二十歳ぐらいかな」
「ああ、そうだな」
「今のうちに…」
タッタッタッタッ!
「貴様らは追え、私はここで奴の足止めをする」
その声の人物は衛宮君だった、衛宮君は切嗣と何かを話していたので私はその隙に美遊を連れてある場所に向かって駆け出した、後ろから二人の黒服が追ってくるのだった。
ーーーー☆
次回予告…
二人の衛宮…片方は正義の味方に憧れるのを辞めもう片方は正義の味方になった、二人の道がずれたのは一人の少女の存在だった、そして…調律者が動く時、世界に異変がせまる。
次回…調律者ラーゼフォン
「ラー…ゼ…フォン…」
感想、アドバイス…お待ちしています。