東方混縁録   作:lazu

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主「おそくなっちまったのですよ」
巴縁「最近残業続きで忙しそうだったからな」
主「ペースを回復させなくては」
巴縁「まぁ無茶はしない程度にな」
主「…そもそもこれ気まぐれ更新だよな」
巴縁「まぁそうなんですけど、あんまりまたせるのもどうかと」
主「だよなぁ。とりあえずそろそろ本編始めますか」
巴縁「そうですね」
主「では」
主&巴縁「ゆっくりしていってね」


第三話 ―一つの本、二つの剣―

 

巴縁は夢を見ていた。

どんな夢だったかとゆうと本人はよく覚えてはいない。

ただ真っ暗で何かにつぶされそうになる夢だった。

どうして巴縁はそんな夢を見ていたか理解できた。

巴縁は目を覚ますと真っ暗で息苦しかった。

理由はとても簡単で昨日の少女、ルーミアが巴縁の顔の上に寝ていた。

巴縁は少しイライラしながらも、何かに諦めてルーミアをどかして朝飯の支度をした。

朝飯の準備ができたら居間に戻って飯を食いながら思考する。

 

巴縁(これ、どうしたもんかな)

 

ルーミアを見ながら巴縁は思う。

昨日戦いの後、ルーミアがお腹が空いていたようなので巴縁が飯を作ってあげた。

だがこれは失敗だったらしく、何故かご飯を食べ終わったルーミアは巴縁の家で暮らす宣言をしていた。

 

巴縁(暮らすこと自体はまぁ構わないんだけどな…)

 

巴縁にとって家の住人が増えること自体は別に問題ではなかった。

何が問題かというと里の反応である。

里が妖を嫌うがために俺に仕事の依頼がこなくなったら問題である。

いくら里に妖怪がきたりするからといって苦手な人は苦手なわけで、その妖怪と一緒に暮らしてるからとゆう理由で仕事が来なくなった場合生活が苦しくなってしまう。

こうなると結局ルーミアには家を出てもらうことになってしまうため本末転倒である。

 

巴縁(結局のところ、慧音さんに相談するのが無難かね。いまいっても忙しいだろうし昼頃いくか)

 

俺はそう思い飯を食い終え、片づけと準備をする。

準備えお終えて居間に戻ってみたが、ルーミアは未だにすやすやと寝ている。

 

巴縁(この子は朝が弱いのかな?)

 

朝が弱い、とゆうより太陽の光が苦手な妖怪は割と多い。

有名何処だと吸血鬼、キョンシーなど

とりあえずルーミアの分の朝食に網をかぶせとき、なにか暇を潰せる物は無いか探す。

ふと巴縁は香霖堂で買った白と黒の本を見つける。

 

巴縁(仕事で忙しくて手を付けてなかったな…)

 

巴縁はそう思い、本に手をのばす。

本を軽く触り、一ページ目を開く。

何も書いてないただの白紙だった。

次のページもその次のページも白紙である。

巴縁はがっかりして本を閉じようとすると、白紙のページに紋章が浮かびあがる。

 

巴縁(っこれは魔法術式!やばいこいつは魔導書だったかっ)

 

巴縁は即座に反応するが遅かった。

淡い光が巴縁のいた空間をうめつける。

そして巴縁の意識は光にのみこまれる。

 

巴縁(…ここは)

 

巴縁が目覚めたのはすぐだった。

見えた景色には大きなテーブルといくつかの椅子。

周りには壁がありいくつか扉があり、広さはちょうど今住んでる家の居間ぐらいだろうか。

巴縁は見渡すとそこには一人の人?がいた。

性別はよくわからない。

 

??? 「質問。新しき主様、お目覚めですか?」

 

白い空間の中にいた、人?が話しかけてくる。

 

巴縁 「…ここは?」

??? 「回答。ここは主様の精神空間です」

巴縁 「…精神空間?」

??? 「肯定。主様の精神の中でございます」

巴縁(精神空間?ここは俺の精神空間だとして、こいつは誰だ?)

??? 「回答。私はただの鍵でございます」

巴縁 「っ!!」

 

巴縁は驚きを隠せなかった。

なぜこの人物は思考を読んだのか。

巴縁は色々な可能性が頭の中をめぐる。

 

??? 「回答。私と主様の精神は現在リンクされています。そのため主様の思考が頭の中に流れてくるのです」

 

巴縁はこの回答に少し驚くが現状否定ができる要素と知りたい事があるため、一時的に置いとくことにした。

 

巴縁 「色々と聞きたいことがあるが、まずお前に名前はあるのか?」

??? 「回答。私自身に名前はございません」

巴縁 「じゃあとりあえず勝手ながら名無しと呼ばせてもらう。いくつか質問をいいか?」

名無し 「容認。どうぞ」

巴縁 「まず、名無しは鍵といったなそれはどうゆう意味だ。それとその主様ってのはなんだ」

名無し 「回答。一つ目の問いに対してですが私の存在理由が主様の可能性を開く鍵でございます。二つ目の問いに対しては私の所有者が主様のためそう呼ばせていただいております」

巴縁 「…つまり名無しは俺が買った魔導書で、その役割が可能性を開く鍵と?」

名無し 「肯定。そのとうりでございます」

 

名無しの回答に巴縁は頭をなやませる。

 

巴縁 「とりあえずは、理解した。じゃあ次の問いだ。なぜ俺はここに連れてこられた」

名無し 「回答。最終契約のためでございます」

巴縁 「それは拒否することはできるのか?」

名無し 「否定。不可能でございます」

巴縁 「…はぁ」

 

巴縁は盛大に溜息をついた。

面倒だと巴縁は思ったがどうやら契約は決定事項のようなので話をすすめる。

 

巴縁 「それで、最終契約とやらは何をすればいい?」

名無し 「回答。主様はじっとしているだけで構いません」

巴縁 「じゃあさっさと始めてくれ」

名無し 「承認。最終契約を開始いたします」

 

巴縁はめんどくさそうに言葉を放つと名無しの指から光が漏れだす。

名無しは指で記号の羅列を描いていく。

描き終わるとそこにはさっきの紋章がえがかれていた。

その紋章は眩い光を放ち巴縁の中に吸い込まれて消えていった。

 

名無し 「完了。最終契約は完了いたしました。」

巴縁 「それで、契約が完了したことで俺の利点はなんだ?」

名無し 「回答。説明させていただきます」

 

名無しの説明はこうゆうものだった。

一つ名無しを介しての魔力の使用。

一つ名無しを介しての名無しの能力の使用。

一つ名無しを介しての魔眼しよう。

この三つだった。

巴縁はこの説明を受けて疑問に思った事を口に出す。

 

巴縁 「説明中にあったが君の能力ってなんだい?」

名無し 「回答。私の能力は主に二つです。解析能力、模倣能力になります」

巴縁 「解析能力は理解できるが、模倣能力?それはそのまんまコピーするとゆうことかい?」

名無し 「肯定。そのとうりです。ですが条件として再現できる物のみとなります。例をあげますと魔法による攻撃を見た場合、その現象を解析して模倣することができますが、能力を併用しての魔法だった場合、不可能となります」

巴縁 「なるほどね。素になる力があれば模倣はできるが、なければできないと。この理論だと名無しの魔法許容量をこえる魔法は模倣はできないと」

名無し 「肯定。そうなります」

巴縁 「解析能力の方には制限はないのかい?」

名無し 「否定。制限はあります。認識してない物は解析できません。また認識しているだけでも解析速度に遅れがが発生します。実際に触れたり触ったりすることで解析速度は速くなります」

 

巴縁はなるほどとうなずく。

名無しの能力は幻想郷風にいうと『理解して再現する程度の能力』といったところだろう。

ここで巴縁はあることに気付いた。

 

巴縁 「人や妖怪の容姿から能力やステータスを解析するって事は可能かい?」

名無し 「肯定。正確な情報として解析することは可能です。ですが情報量が少ないため時間がかかります。」

巴縁 「なら俺の能力がどんな物かも解析できるかい?」

名無し 「肯定。この場合精神がリンクしてるため短時間で調べることが可能です」

巴縁 「じゃあ調べてみてくれ」

 

巴縁は自身の能力について知ってることが少なかった。

そのため今回の事で詳しく知ることができるため初めてこの本に出合って良かったと思っていた。

 

名無し 「解析完了。解析結果から主様には主に三つ能力があります」

巴縁 「詳しく説明してくれ」

名無し 「容認。『二つ以上の物を混ぜる能力』『混ざってる物を別々で認識できる能力』『能力で混ぜたものを分ける能力』の三点でございます」

巴縁 「なるほど。名前にちなんで『白黒渦まく程度の能力』ってとこか」

 

巴縁は何か満足そうな顔でうなずいてる。

名無しはそれに気にせず言葉を紡ぐ。

 

名無し 「提案。主様の能力を使えば主様自身に混ざってるものが理解できるかと」

巴縁 「俺自身?もしかして双剣のことか?あれでも俺その話したっけ?」

名無し 「回答。主様との契約時に記憶知識の共有は完了しています」

巴縁 「そんな大事な事は先に言え。まぁいい。どうやって能力をつかえばいい?

名無し 「回答。自分自身の中をイメージして能力を使用すれば平気かとおもわれます」

巴縁 「なるほど試してみるか」

 

巴縁はそう言って目を瞑り始めた。

 

巴縁(自分の内側をイメージして中に入った双剣をイメージ…そして認識する)

 

巴縁は集中すると二つの光を認識する。

そしてそれを認識した途端一つ扉が現れる。

 

名無し 「驚愕。主様、突然壁に扉が一つ現れました」

巴縁 「能力は成功ってとこか。さて鬼と出るか蛇とでるか扉をあけてみますかね」

 

巴縁は扉に手をかけゆっくりと開く。

中には二人の人影。

一人は男性。

もう一人は女性。

 

男性 「まっていたよ」

女性 「遅すぎて退屈してた」

巴縁 「君たちはあの双剣かい?」

男性 「正解でもあり」

女性 「間違いでもあるよ」

巴縁 「いったいどうゆうことだ?」

 

巴縁は二人の回答に頭を悩ませる。

 

男性 「あの双剣が僕たちって事は間違いないよ」

女性 「でもあの双剣が私たちかって聞かれると違うね」

巴縁 「どうゆうことだ?」

男性 「僕たちはあくまで認めた主の望む武器になる」

女性 「前回の主は双剣を望んだんだよ」

巴縁 「つまりは君たちはあの姿は仮であって本来の姿じゃないと」

男性 「僕たちに本来の姿はないよ」

女性 「本来の姿はないからこそなんにでもなれる」

男性 「君は僕たちに選ばれた」

女性 「私たちは君の望む姿になる」

巴縁 「選ばれたって基準はなんだ?何故俺は選ばれた」

男性 「僕たちを扱うには精神の広さが重要」

女性 「君の精神はすごいね。広いうえに他に部屋を作れる」

巴縁 「普通の精神はこんなんじゃないのか?」

男性 「違うよ」

女性 「普通の人はもっと狭いんだよ」

男性 「まぁ細かい事はいいじゃないか」

女性 「細かい人間は嫌われるよ」

男性 「そんな事よりも重要なこと言うよ」

女性 「忘れるとこだった」

巴縁 「重要な事?」

男性 「それは僕たちの名前」

女性 「名前知らないと呼び出せないもんね」

巴縁 「あー確かそうだったけか」

男性&女性 「僕たち(私たち)の名前は陰陽」

男性 「僕たちは君を主と認め呼び出しに答えよう」

女性 「私たちは君を主と認め力を与えるよ」

男性&女性 「今回の主はうまく扱ってくれるかな?」

 

そういうと男性と女性は光の玉になって巴縁の中に吸い込まれていった。

その会話をずっと後ろで見ていた名無しが口を開く。

 

名無し 「提案。そろそろ時間もたってきています。主様も戻ってはいかがでしょうか?」

巴縁 「名無しは俺の精神の中に居座るのか?」

名無し 「否定。私は本が居場所ですので」

巴縁 「あの中って面白いのか?なんなら精神に居座ってもいいが?どうやら俺の精神広いらしいし」

名無し 「否定。そもそも私自身の力では主様の精神に混ざることが出来ません」

巴縁 「なら俺の能力を使えば平気だな?」

 

巴縁がそういうと名無しに手をかざし能力を使う。

すると名無しが巴縁の中に吸い込まれていく。

完全に吸い込まれると壁に一つ扉が増えていた。

 

名無し『驚愕。突然能力をつかわないでください。驚きました』

巴縁 「わりぃわりぃ。でもこっちの方が便利そうだったんでな」

 

名無しはその後も文句は言っていたが巴縁が戻す気が無いのを理解して黙っていた。

 

巴縁 「じゃあそろそろ戻るわ。ところでどうすれば戻れる?」

名無し 『…回答。意識を外に戻すようにイメージすれば戻れます。入るときは逆で内側に入るようにイメージすれば入れます』

巴縁 「そうか…ありがとな。予定外な事が結構あったが色々と助かったわ」

 

巴縁はそう言うと目を瞑り集中したのだった。




巴縁の能力解明いいね
こうやってどんどん話すすめてきたいね
連休中にどんぐらいかけるかな
さてそろそろ寝るかな
ではでは
再見
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