① お土産
一時帰還を望んだのは私とシーちゃんだけ…いえ、シーちゃんは望んでせんでしたね
何やら交換条件を出してたみたいですけどいったいそれは?
そう言えば残念ながら私の身体は元の男の子に戻ってしまってるけど彼女どうなんでしょうか?早く会って確認してみたいですね…
私達があちらの世界で過ごしていた時間にこちらはどう変化してるのかも気掛かりですけど…
そう考えていたら着替えの服と二台のスマホと通帳にカード類に保険証を返され着替え終えるとリュックを渡されて荷物の確認をするように言われ中身を確かめると何故だかシーちゃんの貴重品も入っていてなんとも嫌な予感がしました
(これはいったいどういう意味なんだろう?)
と、思ってましたら私の前に帽子を目深にかぶった幼い男の子?
いいえ、幼女が立ってましたから
「どうしたのお嬢ちゃん…」
そう言い掛けて私の舌の根が凍り付きました
ここに部外者は立ち入れないし最年少者のシーちゃんもギリギリの参加者って聞いたのを思いだしならこの子は誰?
そう考えていたらさも面倒臭そうに
「別に誰だっていいでしょ?貴女にはなんの関わりもないのだから」
そう吐き捨てるので仕方ないから彼女の事は触れないようにしてた
「友人をここで待つように言われたのですけど誰か他の日とを見かけてませんか?」
思いきってそう聞いてみたら
「知るわけない、先にここに来た貴女が知らないことをしてるわけない
そもそも自分のパートナーのことすら聞かされてないのに人のことなんか知らない」
そう言うと私をジト目で見られているのがわかるだけにとても居心地悪いんですけどひとつの可能性に気付いた私は少しの間考え込んでから荷物をもう一度確認しましたら…
(着替えは私のだけじゃない…これは多分女児…つまりこのこの分で預けられたシーちゃん名義の通帳…)
そう考えながらもう一度幼女の顔を見てみましたら似ました…シーちゃんに
「シーちゃん…」
確証はありませんでしたけどそう声を掛けてみましたらむすっとした時のシーちゃんの表情で私を見てます…
「やっぱりシーちゃんで良いんですよね?」
私がそう聞くと
「そうだといえるけどそうでないとも言える…」
理解の追い付かない私が首を捻っていると
「簡単言えば…私が懸賞金の着いた行方不明者だとして元の姿ならいざ知らずこの姿で貴方の息子さんです、兄弟ですと言って連れてけますか?」
そう聞かれ考えてから首を横に降ると
「そんな事言ったら詐欺か貴方の正気が疑われますからね、どう考えても…」
そう言われて不本意ながらも同意せざるを得ない私でした
そう、今を…成り行きを知る私る私が理解できてもそうで無い人達を説得できる根拠が無いんですよね?現状は…