英語で書いたはいいけど、文法大丈夫だろうか?
sideなのは
ユーノ君の手助けとしてジュエルシードを集める手伝いをすることにした。
けど、その一つ目は、机に広げたハンカチの上に破片になって置かれている。
「ねぇ、ユーノ君。あのときなにが起こったのかな?」
ユーノ君に問うと、ジュエルシードの破片を難しい顔で見下ろしていたユーノ君は首を横に振った。
「分からない。あのとき、あの一撃にはとんでもない魔力が込められていたはずだったけど、レイジングハートの探知をあっさりと振り切っているから隠匿性も高いようだし。それに、本来破壊できないはずのロスト・ロギアを粉々にする方法なんて見当もつかない」
「そっか。ねぇユーノ君、もしかしたらあの時その人を見たかもしれないの」
「本当、なのは!?」
「うん」
あの時、見た人影を詳しく思い出す。
「たぶん男の人、だと思う。顔とかは影に隠れて見えなかったけど、身長は私とそんなに変わらなかったと思う」
言葉にしてみると、思ったよりも出てきた情報は少なかった。
ユーノ君も難しい顔でレイジングハートを振り返る。
「そう。レイジング・ハート。君は何か気づいたことはなかったかい?」
<I suggest that he isn’t a magius.Because there isn’t signal of devices.>
「なんだって?」
レイジング・ハートの報告にユーノ君は深く悩み込んだ。
デバイスの反応がなかった?
ということは、
「やっぱりあの人は魔導師じゃなかったってこと?」
「そういう・・・・・・ことになるかな? もちろん、さっきも言ったように魔力を隠すことに秀でているのかもしれないし、そうでなくても魔力を隠す道具を持っていたのかもしれないから断言できないけど」
「ねえ、ユーノ君。もしかしたらあの人と協力してジュエルシードを探せないかな」
私としては良いアイデアだと思ったんだけど、ユーノ君は難しい顔をする。
「どうかな。彼、かどうか分からないけど、の目的がわからない。それに、彼が移送船を襲った犯人じゃない保証が無いと難しいかな」
「あ・・・・・・」
ユーノ君に言われてその可能性に思い至った。
ユーノ君が発掘した願いを叶える宝石ジュエルシード。
それを輸送していた船が事故に遭い、ジュエルシードが海鳴に降り注いだことが始まりらしい。
けど、誰かが起こしたことだったら?
私の不安を察したのか、ユーノ君は慌てて自分の考えを取り消した。
「も、もちろん! なのはの意見だって間違いじゃないよ! もし、その人が見つかって仲間になってくれたらとても強力な仲間になるだろうし!」
「うん。うん、そうだね!」
ユーノ君に励まされ、私は明日からのことを想像しながら、ベッドに入るのだった。
sideout
「私はね、君達の呼び方に倣うならば、哲学者だったのだよ」
見知らぬ庭園の中、小さなテーブルを挟んで俺は奇妙な人物と向かい合っていた。
男のような女のような。
背は高いのか低いのか。
そもそも表情さえ分からない。
混乱している俺にその人物は語り続ける。
「私はね、この世界が嫌いだった。人が簡単に死ぬ世界が。神が存在するなら、何を思ってこんな地獄を生み出したのか。
「神に文句を言いたくて神を探すうち、私は、神とは何かを求めた。求めるうちに、人を知る必要を悟った。
「人間は神の似姿だという。だから人という存在を究めれば神に至るのではないか。
「そうして、私は一つの命題に至った。
「すなわち、奇跡は存在するのか。
「結論からいえば、奇跡は存在した。そして、私は奇跡のメカニズムの一端を垣間見た。
「しかし、その力は裁量一つで世界を救い、壊す力だった。
「その力の扱いについて、私は彼らのおかげで一つの解を得た。私はそれで満足だった。
「だから、私の力を得た者に願う。
「もし、力を振るうのならば、後悔の無きように・・・・・・」
「・・・・・・。また、妙な夢を・・・・・・」
眩しさに目を細めながら身を起こし、俺はため息をついた。
『なんじゃ、ため息なんぞつきおって朝から辛気くさい』
「カナメ、うっさい。なんか妙な夢を見たんだ」
『ほう? どんな夢じゃ?』
カナメに問われて思い起こそうとする。
すると、思った以上に覚えていて驚いた。
とにかく、かいつまんでカナメに教える。
「なんか、よくわからん相手とサシで向かい合いながら話し合う、というか一方的に話しかけられるという」
『・・・・・・確かによくわからん夢じゃな。まあ、おんしは昨夜初めて神秘に触れたのじゃ。心に負担がかかっておってもおかしくなかろ』
「そういうもんか?」
『そういうものじゃ。ただ、おんしが会ったと言うその人影、少し気になるな』
「不吉なこと、言うなよ」
話しながら服を着替え、朝食を食べると学校へ向かう。
学校にて。
「あんた、それどうしたの?」
「変わったデザインだね」
教室に入ったところで、なのはに詰め寄っていたアリサ達に捕まった。
原因はポケットに納まっている懐中時計、つまり待機状態のカナメだ。
本体から伸びたチェーンで気がついたらしい。
すずかの言う『変わったデザイン』とは文字盤に刻まれた二匹の蛇が絡み合った模様だ。
「荷物に紛れていた。デザインが何となく気に入ったからつけている」
似合うか、と見せてみると、
「ま、まぁ、いいんじゃない?」
「うん、似合ってると思うよ」
顔を僅かに染めながらいってくれる。可愛いねぇ。
「それより何を騒いでいたんだ?」
「あ! そうよ、あんたからもなのはに言ってやって。この娘、動物病院まであのフェレットを見に行って昨日の事件に巻き込まれかけたんだから」
アリサの言葉になのはの方をみる。
まぁ、知っているんだが。
「なのは」
「あ、雄一君、おはようなの」
べしっ!
「にゃっ!?」
なのはのそばまで行った俺はその頭に手刀を軽く落とした。
「なにするの~?」
「なのは」
僅かに涙目になりつつ俺を見上げてくるなのはを再度呼び、
「あまり心配させるな」
手を伸ばし、頭を撫でてやりながら言う。
「ふえ!?」
「何かあったのならせめて誰かにいえ。少なくともそれだけでだいぶ心労が減る。ただの予感程度でも万が一って事もあるんだ。その万が一が起きたら、俺達も悔やみきれん。無理するなとは言わんが、せめて誰かに頼れ」
分かったか? となのはの顔を見ると、彼女はアリサ達の心配を理解したのか、俯きながらも頷いた。
その間にアリサにアイコンタクトで確認を取る。
(もういいか?)
(いいわよ。というか、これ以上やったら泣いちゃいそうだし)
(・・・・・・一応フォロー入れとくわ)
(あ! ちょっと!?)
アイコンタクトを切って、再び、なのはの頭を撫でてやる。
「ふぇ?」
「何か困ったことがあるなら相談くらいには乗ってやるよ。少なくともなのはのピンチに駆けつけるくらいの力はあるはずだから」
「え? え、っと、ありがとぅ・・・・・・」
再び俯いてしまったので、撫でる手はそのままにアリサ達を振り返る。
何故か、アリサ達を含め、クラスの大半がこっちというか俺を睨んでいるんだが・・・・・・。
何があった?
ポンポン。
「ん? ああ、真一か」
肩を叩かれて振り返ると、真一が気の毒そうに苦笑を浮かべていた。
「雄一、君の友人として一応言っておくよ。さすがに教室の中心で口説くのはどうかと思う」
「何のことだ?」
「君の台詞を意訳すると、『お前のピンチに駆けつける』→『お前は絶対に俺が守る!』という解釈もできる、というかみんなしてると思うんだ」
そうなのか? と視線に問いかけると一斉に応、と返ってきた。
・・・・・・。
「あー・・・・・・。一応言っておくぞ、俺はなのはにそういう意図で言ったわけじゃなくて、支え程度にはなってやるっていう」
『殺せぇ!!!』
正直な思いを吐露したのに紛糾した。
何故に?
「雄一・・・・・・火に油注いでどうするのさ・・・・・・」