小噺集   作:畑の蝸牛

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リクエストです。サブタイはほぼスルーで参ります。マジで悩んだですよこのお題。文句があるなら感想でも送り付けるこったなはっっはっはーすんません。


七つ揃うとなにかが起こるアレ

「俺さ、他力本願説ってさぁ。胡散臭いと思うのよ」

返事はない。

「往生させてくれ〜って唱えるだけでいいとかさぁ、都合良すぎない?なんなら唱えた後に魂をどうにかされてるって方が、説得力マシマシだと思うんだよね」

黙秘権行使中。

「なぁ、さっきはあんなにセールストークかましてくれたのにダンマリ決め込むのさぁ辞めようよ」

へんじのないただのしかばねのようだ。

「ぶっ壊すぞマジで」

カタリと少しだけ動いた気がする。

「さって、釘バットは何処にやったっけなぁー」

「やめてくださいそれだけはホントマジ勘弁です!!」

「…ようやく再起動か」

 

「でさ、おたく何だっけ?全自動卵割り機の親戚?同業者とかそんなんだっけ?」

「そんなトンチキな機械の親戚になったおぼえは無い!」

「いや、俺から見たらまだ全自動卵割り機の方がマトモな機械だわ」

そう、なんの事情も知らないサラリーマン、オフィスレディの方々が今の俺を見たらどう感想を述べるか。決まってる。

『あぁ、そんな箱に話しかけているなんて、頭でもヤラレタのだろうか(かしら)』

 

そう、俺が話しかけているのは箱だ。透明なように見えて、覗いても内部構造が全くわからない。そんな奇妙な箱だ。持ってるお前の方が奇妙だよ!というクレームはコールセンターにしてくれ。番号は教えん。

 

経緯を説明すると、天体観測してたら近くに何か落ちてきて、小さなクレーターが出来てたから、探って見たらコイツがあった。そして、俺が今日という日にサヨナラしようとしてたら、箱が喋りだした。というのが今の現状だ。今の現状って意味かぶってんな。

 

で、そしたら箱さん(仮)はあろうことかこんなことを言い出しやがりくさったのだ。

「キミの願いを叶えてやろう」とね。

なぁんだ夢か、と思ってもおかしくはない。状況はおかしいけど。いや、訂正。笑えねぇわ。コイツは俺の琴線に触れた。

 

「願望機ってのは大抵ろくなもんじゃねぇ。願いの叶え方が荒いか、願いたい奴が荒いかな二択だ。どっちにしろひでぇ事しか起こらねえ」と言ってやった。そしたら黙り始めたのが冒頭になる。だが、俺はそんなことに構いやしなかった。

 

「俺あんま詳しくないけどさ、ドラゴンボールを作った意図がわかんねぇんだよ。鳥の方じゃなくて龍の方な。そんなん要らないじゃん。しかも、そんなん争いの火種にしかならないってさ、仮にも神の名を冠す者として気づけなかったのかなぁ…」

 

まぁ、そんな風に懇々と箱さん(仮)に語っていた訳だよ。最初の威勢は何処に行ったんだテメェ。

「で、結局おたくはなんなわけ」

「箱さんです(ぶいっ)」

「釘バット」

「すいません」

マジメに答える気無さそうだし、なんならコッチの思考が読める疑いすらある。拾った場所に返して来ようかな…それとも埋め

「悪かった!悪かったですからほんとやめて!!」

これで声がロリだったら良かったのになぁーとも思わなくもない。…なんか今箱が引いた気がする。やっぱ分かってんなコイツ。

 

そんなわけで(どんなわけだよ)、我が一人暮らしの居城は崩壊した…




深夜テンションかも知れません。ところどころにネタぶっ込んだけどわかる人はいないと思われる。分かったら褒めて遣わすレベル。次のリクエストは「サイダーと夕やけ」
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