小噺集   作:畑の蝸牛

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リクエストのやつです。クソリプと言えばtwitter泣きもするけど、ここは敢えて、というのがある。下手したら続くかも。


クソリプ

 

 

またか、と口の中でつぶやく。いったいぜんたいどいつの仕業なんだ。確か俺は友人A(プライバシーを考慮して仮名)に明日の時間割を聞いたハズだ。

 

『木曜日だよっ♪』

 

what do you mean、と英語圏の人間でなくとも言いたくなる。なんなら叫んだ。

 

さて、問題点を列挙していこうか。

 

その1、人の話を聞いていない。

 

どこの文化圏ならこんな問答が成立するのか教えて欲しい。おかげで時間割表を四分の一時間探すハメになった。キレそう。

 

その2、なんで♪ついてんのキモい。

 

いや、Aくん?君はそんなキャラクターデザインじゃないだろう?君のキャラは瓦を無表情で割っちゃうタイプのそれだ。そんな君だからこっちの質問にちゃんと答えてくれると期待してたんだけど。訴訟。

 

その3、今気付いたけど誰コレ!?

 

メアドに見覚えが無いです。脳内にログがございません。ダリナンダアンタイッタイって感じ。Aくんごめんなさい。君がくしゃみに苦しまないことを祈る。

 

いや、ホントに誰なの。怖いんだけど。ケータイの画面からなんか出てきたりしないよね?しないでね。

 

そもそも、メールアドレス知ってる人がそんなに居ない。天邪鬼とその天敵と不憫会長とその妹、それにAくん。あと家族。上記以外でありうるのは教師くらいのもんだろ。

 

え、待って。マジ待って。教師はガチで笑えない。把握されてるのはまぁ、もろもろ仕方が無いとして、犯行に動機が見えない。こんなクソリプよこす意味がわからん。

 

送信履歴を改めて見てみる。宛先はしっかりとAくんのものだ。送った文面も思った通り。おかしいのは返信だけだ。こっち側になんら落ち度は無い。

 

時間割を忘れるのは落ち度じゃないのか!と言われると大人しく両手を挙げるしかない。白旗も必要かい?

 

…いや、なんかおかしくないか。宛先、問題なし。文面、問題なし。返信、問題しかない。だよな。

 

そうだよ、宛先だ。Aくんに届くはずのメールが、届いてない。知らない奴に、途中で奪われて、いる。

 

どこかの国では電話やらが傍受されている、という話を聞くが…ここでこんなとは。他人事と笑えない。

 

一応、Aくんにメールが来てなかったか聞いてみる。ここは敢えて、メールを使うことにする。検証をかねて。

 

返信はすぐに返って来なくて、待っている間にその日は眠ってしまった。

 

 

次の日。学校にて。

 

「昨日、メール来てなかった?」

 

「…来てない、と思う」

 

律儀に携帯を取り出して確認してくれるあたりが本当に良い奴だと思う。

 

「うん。ないけど、どうかした?」

 

「あーなんというかさ、昨日、ケータイ弄られててさ、見られてたのがメール画面だったからいらんことされてないかなーって」

 

「そっか」

 

一瞬こちらを不思議に思ったけど、理由を説明すればあっさりと納得してくれるあたり、ホンっトーにに良い奴。感謝しかない。

 

さて、これでわからなくなった。このメールにクソリプかまして来たやつは、本当にわからなくなった。

 

 




次はぬっぺぷほふ
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