ではどうぞ。
「それで、どうするんだ?死銃のプレイヤーネームはわからないんだろ?」
「そうよね…それさえ分かれば何とかなるのだけど」
マリサとアリスが難しい表情を浮かべる。キリトやシノン、パチュリーも同じだ。彼女らが死銃というプレイヤーに関することで知っているのは容姿と武器の種類のみだ。つまり、本人を探す以外に倒す方法はない。
「仕方ないわね。ここからは少しずつに別れましょうマリサはアリスと。キリトはシノンと。」
「待って。それじゃあパチュリーはどうするのよ?」
「一人で行くわ。こんな事もあろうかとナイフを用意しておいたし。メイドがナイフの達人だから教えてもらってもあるわ。特に問題はないから安心して。」
「そこまで言うならいいけど…」
不安そうな顔が晴れないシノン。だが、自体は一刻を争う。これ以上の犠牲者が出ないためにもここで迷ってはいられない。
「じゃあまた後でな。」
「みんなも気をつけて。」
「次のサテライトスキャンで会おう。」
「絶対倒しましょう、死銃を。」
「当たり前よ。」
互いに言葉を交わす。ここからは別行動。キリトのいった次のサテライトスキャンまでは何とかして生き残らねばならない。
覚悟を決め、踏み出した。
~アリスSIDE~
マリサと一緒になった私は、草原に来ていた。こんなに視界のいい場所にいるとは思えないけど、マリサいわく、『いなそうな所にほど裏をかいて待ってるもんだぜ。』とのことで。思わずため息をつきたくなるわ。
「それにしても、綺麗に誰もいないなぁ~」
「だから言ったでしょ。銃の世界なのにこんな見晴らしのいい場所にいたって何もできないんだから。」
「いいと思ったんだけどな~よし!じゃあ移動しようぜ。」
「全く…」
マリサは懲りることなく別の場所を探す。地図を広げて座り込んで、もし近くに他のプレイヤーがいたらどうするのよ。マリサのこの自由さは今に始まった事じゃない。それにしても警戒心がなさすぎではないかと思う。
少し待っていると、地図を見て唸っていたマリサが急に顔を上げた。
「アリス!次はここにしようぜ!」
「楽しそうね…分かったわ。じゃ、行きましょう。」
半分以上呆れつつマリサの示した場所―ペイルライダーの殺された橋のところに向かう。橋のところもやはり静かだった。
「いないわね。」
「ここも外れか?もうちょっと待ってみようぜ。」
「はいはい。」
もうなんか疲れた。そもそも誰の姿も見えないんだから別のところに行っても…ん?見えない…?
「ねぇ、マリサ。」
「なんだ?どうしたんだよ急に」
「ペイルライダーが殺された時に見たこと、まだ覚えてる?」
「えっ?覚えてるけど…」
「死銃って急にどこからともなく姿を現してた?」
「あぁ。周りにあいつの姿は見えなかった。かと言って、隠れてたわけでもなさそうだが。」
「やっぱりね」
マリサの証言で確信した。アイツはただ探しているだけじゃ見つからない。それどころか探すのが一番難しいといえる奴だ!
「何かわかったのか?」
「えぇ。まさかこんなトリックだったなんて…」
「トリック…?」
「そう。あいつは隠れる必要がないのよ!死銃は自分の姿を消すことができる。しかも消えてる間はサテライトスキャンにも映らない!」
「はぁ!?そんなことってあるのかよ!?」
「それなら全て辻褄が合う。まずいわ。早くキリト達に知らせましょう!」
「あぁ!」
急がなくちゃ。急がないと、3人がやられる…!
~アリスSIDE fin~
・ ・
アリス達がトリックに気がついた頃、パチュリーもそのトリックに気がついていた。
「さて、これはどうするべきかしらね…アリスやマリサはもう気がついてると思うし、キリト達に教えるのが妥当ね。」
ブツブツとつぶやきつつ歩き出す。かと言って仲間のいる場所がわかっている訳ではないが。集合のサテライトスキャンまではまだかなり時間がある。時間まではどこかで時間を潰すしかないようだ。
ついため息。特にダメージも負っていないため、かなり暇になりそうだ。
なんか、だんだん文字数が少なくなってる気が…(泣)
余談ですけど、やっと夏休みです。とっても嬉しい!でも他の人はきっともっと早いうちに夏休みに入ってたんだろうな~
次回もお楽しみに!
アンケートよろしくお願いします。