バトルシーンうまくかけるかな…
~パチュリーSIDE~
『パチュリー VS ケヤキ
フィールド アマゾンの森』
目の前に表示されたモニターには相手の名とフィールドの名前が書かれていた。
それを見ながらライフルを装備する。モニターの端のカウントダウンが0に近づく。
「さて、一回戦くらい突破しないとね。」
思わず呟いてしまう。考えてみれ銃を使うのは今回が初めてかもしれない。今までは魔法を使っていたから、遠距離攻撃はむしろ得意だ。
違うのは魔法か銃か。ただそれだけのことだ。
そうこう考えているうちに数字が0になり、私を試合会場へとと連れて行った。
・ ・
まずはじめに感じたのはこの世界のリアルさだった。
さっきまでは所詮ゲームの中と思っていた。だが、今吹いている風の感じや植物の匂いは限りなく現実に近い。
そんな思考を巡らせていると、ふと自分に向けられた視線を感じた。
私の右斜め後ろ。200メートルほどか。気づいたら何やら赤い線が見えている。これが買い物中にマリサから聞いた弾道予測線だろう。当たらぬようかつ相手に動いた事を気づかれぬように体をずらす。放たれた弾は当然私の横をかすめる。
ガサガサ
気づかれたと思い移動したのだろう。だが、気配が駄々漏れである。すぐにわかった。
「はぁ…意外と大したことないのね。」
相手もこっちを探しているだろう。移動して場所が変わっているのだから、移動先での標的探しは必須。
そのことに気づいた私も移動を始めた。と言ってもわずか50メートルほど。そこからライフルを構える。
「もう、終わりね」
引き金を引いた瞬間、目の前にWINと書かれたモニターが表示される。どうやら終わったようだ。
そして、私はフィールドからワープした。
・ ・
シノンもアリスもマリサも。もちろんキリトも帰ってきていない室内を歩く。
どこかそこらへんの椅子にでも座って観戦しようと思い、適当なスペースを探した。
しかし、どの椅子も生憎埋まっていた。仕方なく唯一の知り合いに声をかける。
「隣、いいかしら?」
「勿論だよ。随分と早かったね。」
「あの程度大したことないわ。」
私が声をかけたのは試合前に知り合ったシュピーゲル。
彼はちょうどシノンの試合を見ることのできるモニターの前に座っていた。
ベテランであるシノンは問題なく勝ってくるだろう。心配なのはアリスだ。
彼女の武器はハンドガンとナイフ。言うまでもなく近接武器だ。遠距離を戦うこの大会で通じるのだろうか。
「アリスは大丈夫かしらね。」
「大丈夫だと思うよ。」
「なんでわかるのよ。」
「ほら、あそこ。」
シュピーゲルが指を指したモニター。そこには金髪をなびかせるアリスが映っていた。
弾幕ごっこに慣れている彼女は、連射される銃弾を軽々と避け接近。そしてナイフで急所を切り裂き勝利してみせた。
弾道予測線の効果もあるだろうが、走りながら弾を避けるのは簡単ではないだろう。
「ふぅ~終わったわ。やっぱりこういうのは面白いわね」
「お疲れ様。ちゃんと勝てて何よりだわ。」
「伊達に弾幕ごっこしてないわ。」
アリスは余裕の表情を見せる。やっぱり、このゲーム。大したこともない。ただの人間ならまだしも、様々な者達と弾幕で戦ってきた私達には。
「なんだ、もう終わってたのかよ2人共。」
ふと見ると自分も終わらせてきたらしいマリサがこっちに歩いてくる。
「マリサもお疲れ。君も随分早いようだけど、何したのさ?」
「シュピーゲルったら見てなかったのか?相手の隠れてるとこに爆発寸前のグレネード投げ込んだだけだぜ。」
野蛮なやり方だ。マリサらしいといえばらしいのだが。
しばらくシノンの応援をしていると、勝利した彼女が出てきた。
「私は最後みたいね。」
「他から見たら早い方よ。」
「そうね。…?ちょっと行ってくる。」
アリスの言葉に返しつつシノンが向けた視線の先にはキリトがいた。何があったのか椅子に膝を抱えて座っている。
試合が恐ろしかったのだろうか。
少しして戻ってきたシノンに話を聞いてみた。
「何があったのよ。」
「わからないわ。肩を叩いたら急に腕を抱きしめられて。あんなんじゃ決勝は無理そうね。」
シノンの言う言葉に激しく同意。どうせ次で終わり、もう会うこともないだろうと思っていた矢先、彼は剣とハンドガンだけで勝ち上がり決勝まで来た。
そして、その相手はシノン。
それを見た時にはアリスたちと随分驚いたものだ。
当然私、アリス、マリサ決勝を勝ち抜き本戦へ出場できることとなった。
そろそろ夕食の時間だろうと思い、アリス達に伝言を頼む。
もうすぐ始まるシノンとキリトの試合を見れないのは残念だが、ログアウト。映像は後で見ることができるらしい。
・ ・
アミュスフィアを外し起き上がる。時計を見ると、夕食の5分ほど前。ちょうどいい時間帯だ。
「こあ、夕食に行くわよ。」
「えっあ、はい!」
いつ起きたのかとでも言いたげな使い魔である小悪魔を連れ食堂へと向かった。
入ると、座っていたのはレミィ1人
「あらパチェ。起きてたのね。どうだったのよ。」
「ついさっき起きたところよ。そうね…感想だけ言ってしまえば大したことないわ。弾幕ごっこで避けるのは慣れてるもの。銃弾を避けるなんて容易いことだわ。」
「現実のあなたよりも動けるものね。同じくらい動けるように運動したら?」
「余計なお世話よ。それよりも、面白い子もいたわね。」
「面白い?」
「えぇ。異常なほど銃に詳しい少女と、銃相手に剣で戦う少年ね。少女のほうは見た目と実年齢が位置しているのであれば異常すぎるわ。見た感じ咲夜よりも年下ね。」
「ふーん。私も行けばよかったわ。面白そう。」
レミィがため息をつく。そんなに興味があるのだろうか。すると、咲夜が料理を運んできた。そのためGGOの話は終了。いつも通り、レミィの愚痴を聞き続けることとなった。
もっと違う話はできないのかしら。
次は本戦です。死銃のこと何にも出してないけどどうしよう…
不明な点等々ありましたら質問してくださるとありがたいです。