ポケモン世界に転生しますた   作:samafu

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2話

 ポケモンの世界に転生して四年が経った。

 

 未だ何をするでもなく適当に流されて自堕落に生きている。というかこの年でそんなに生き急ぐこともないのだが、何もしていないということがとても暇なのだ。

 

 何もしていないと言ったが正しくは、やりたいことが特にないのだ。

 

 強いて言うなら可愛いポケモンを愛でたい、くらいだろうか。

 

 可愛いは正義。

 

 まぁ、冗談は置いておいて、夢とか目標とかが見つからない。

 

 同い年の子供ならポケモンリーグのチャンピオンになる、ポケモンコンテストで優勝するとかだろうか。

 

 ……ぶっちゃけポケモンバトルはあまり好きではない。

 

 テレビで見ててかなり痛々しかったのであんまり良いイメージがない。

 

 ゲームやアニメとは違い、ポケモンが死ぬ可能性だってあるのだ。

 

 まぁ、見ている分にはまだ楽しめるが実際に自分のポケモンを使うとなると拒否感マックスである。まだ持ってないけど。

 

 コンテストなら見ていて楽しそうだな、と思ったりするが人前に立つとなると緊張するので自分には向いていないような気がする。

 

 その他だとポケモンミュージカルやポケモンサーカス等興味を引かれるものは多々あるが、どれもいまいちピンとこない。

 

 

 

 

 最近テレビで見たポロック、ポフィン作りにはまっている。

 

 オーキド博士のポケモン川柳の後に流れていたポケモンコンテストの番組で紹介されていたポロック作り、ポフィン作りを見て楽しそうだな、と思ったのだ。

 

 両親にそれとなく道具が欲しいなー、と言ったら誕生日に両方プレゼントしてくれた。感謝感謝である。

 

 よっしゃ、作るぞ!と意気込んだものの材料の木の実が周りにあまりないことに気がついた。

 

 デパートとかスーパーとか見て回ったけれどお子様には少し値段が高い。

 

 家の裏庭にもモモンの実が生えているが一種類だけでは少し物足りない。

 

 まぁ何事も経験と言うし最初は単純なほうがいいだろう。

 

 

 

 

 

 ゲームではなく実際に作るのは初めてなので出来がイマイチだったが、練習するにつれて段々とコツが分かるようになった。

 

 裏庭のモモンの実が全てなくなる頃にはかなり作り方に磨きがかかった、ような気がする。両親には採りすぎだと叱られた。

 

 ちなみに両親は甘いのはあまり好きではないらしく、自分で食べようかと悩んでいるとウインディが全部たいらげていった。

 

 一個くらい残してくれてもよかったのよ?

 

 

 

 

 小学校に入学した。

 

 ポケモンに関する授業以外は大抵寝ている。

 

 寝ていると隣の席のヒカリちゃんに揺すられる。

 

 最初にヒカリちゃんを見たときは少し感動もあったけれど、こうも揺すられると面倒くさい。

 

 寝なきゃいい話なのだが、どうしても退屈過ぎて眠たくなるのだ。

 

 真面目にノートを取る振りをしてポロックやポフィンの木の実の組み合わせの妄想を書いてみたり、机の中に木の実図鑑を隠して見たりしている。

 

 テスト?毎回百点です。

 

 先生は苦い顔をして授業を聞きなさいと言ってくる。申し訳ないけど、流石に小学一年生の授業を真面目に聞く気にはなれない。

 

 足し算とかあいうえおの書き方とか真面目にやれという方が無理でしょう。いや、まぁこちらの都合なのだが。

 

 

 

 

 

 木の実図鑑を見ていて分かったのだが、この世界にはゲーム時にに存在した木の実が一部存在しないもしくは発見されていないことが分かった。

 

 例えば伝説上にだけ存在するスターの実、都市伝説のナゾの実などがある

 

 プロアクションリプレイで99個か999個にしていたのが懐かしい。

 

 他にも色々あったのだが上の二つしかはっきりと覚えている木の実がなかったので、ゲームだけの存在かこの世界特有のモノか判断がつかなかった。

 

 この情報を見ていると木の実を求めて旅に出るのもありかな、と思えてくる。

 

 まだ見ぬ木の実を、発見されていない木の実を自分が見つける。

 

 そんなことを考えていると少し顔がにやける。

 

 妄想に浸っているとヒカリちゃんが変なものを見るような目でこちらを見ていた。

 とりあえず微笑んでみたら目を逸らされた。

 

 

 




ポフィンは普通に人も食べれそうなイメージ
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