暇すぎて死にそうな方は一話から読んでみてください。
時が流れるのは早いもので小学二年生になった。
小学一年生を振り返ってみると夏休みが一番濃かった気がする。
絵のコンクールで優勝したり、スボミーを捕まえたり、母が妊娠したりと印象に残ることが多かった。
絵は夏休みの宿題で提出したものがコンクールで優勝したらしい。日頃から木の実を描いていたのがこんなところで成果を出すとは。
スボミーは木の実を探しに遠出したときにのんきな顔をして近づいてきたのでポロックをあげたら懐いてきたので捕まえた。名前はビュードにした。
この名前を付けるというのがそういえばそうだな、と思った。前世でも犬を飼っている人が名前も付けずに犬と呼ぶことはなかったのだし。
家のウィンディもちゃんとした名前あるけど、今でも偶に名前呼ぶ時にウィンディと呼び掛けてちょっとつっかえることがある。
閑話休題
母の妊娠は初の夏休みということで外出する機会が多かったので、まぁ、そういうことだろう。弟か妹か楽しみだ。
小学二年生になって変わったことといえば、ポケモン係になった。
前世でいう生き物係みたいなもんだ。
うちの小学校にはコリンクとムックルがいるが、ふと思ったことがある。
この世界のポケモンはゲームとは違い進化する条件が明確に定まっていない。
特定の石や道具で進化するポケモンも確かにいるがそれ以外の普通のポケモンのことだ。
この世界ではレベルという目に見える物差しがなく、さらにポケモンは強さだけで進化するものでもない。
正確には卵から産まれたポケモンが成長し大きくなり、幾つかの段階を経て進化する、らしい。
一定の強さに達する、一定の年齢に達する、精神の成熟に関わる等々。
ポケモンにも個体差があり、進化のことも定まった結論が出せるほどデータがあるわけでもない、そんな中で有力な説というか上の三説で大体一括りにされている。
以上の話とポケモン係のことで疑問に思ったことだが、ここで飼育されているポケモンは進化したらどうするのだろうか。
最終的にコリンクはレントラーに、ムックルはムクホークに進化する可能性があるのだが、そこまで進化すると飼育スペースも狭まるし、何より子供が危険ではないだろうか?
小さなころから慣れ親しんだポケモンならともかく出会って間もなく、碌な関係すら築けていない相手に対してポケモンたちは気を使ってくれるだろうか?
ポケモンたちにその気がなくともふとした拍子に、ということもあるだろう。
それらのことを気になったので先生に聞いてみたら、驚いた顔をした後に感心した様に頷くと飼育小屋まで連れていかれた。
小屋の中のコリンクを見てみるように言われたので見ているとコリンクが首から何かを下げているのが分かった。
なんだろうか、普通の石に見えるが・・・
なるほど、『かわらずのいし』か。
ポケモンに持たせることで進化をさせないようにするアイテムだった気がする。
どういう原理で進化キャンセルをしているのかまでは知らないが。
先生曰く詳しい理由は解明されていないが石に含まれるナニカがポケモンの進化を邪魔しているらしい。
中途半端にゲームの設定を混ぜ込んだような世界だなぁ。
進化のこと自体はっきりと結論を出せずにいる中でさらに難しい話だと分かってはいるが、疑問が解消されるのと同時に新たな疑問が生まれてモヤモヤする。
先生にお礼を言って家に帰る。
家に帰ってリビングに入ると面白いものを見れた。
寝ているウインディの尻尾を枕にしているビュード。
レアな光景を写真に撮ってから、みんなが起きるまでその様子をスケッチした。
かわらずのいし、かぁ。
ビュードは進化したいのだろうか?
可愛らしい姿を愛でていたい気持ちもあるが、進化した姿を見てみたい気持ちもある。
ここに喋るニャースが居ればわかるのだろうが、そんな珍妙なモノはいないのでビュードが起きたら身振り手振りで聞いてみようか。
誤字脱字あったら言ってくだしあ
どうでもいい情報その①主人公の家のウィンディの名前はフロギス
色々と手直ししました