背負わない葉っぱの日常   作:葉っぱさん

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葉ーたんと一緒にお祭りで歩きたい


第四話

今日は七夕。ある人の家で七夕パーティーを開かれ、そのパーティーに誘われた葉はその家に向かっていた。

 

「こんにちはー!」

「あ、葉。いらっしゃい」

「こんにちは、鈴仙さん。えっと、みなさんがいる場所って…」

「ああ、案内するわ。ついて来て」

 

彼女は鈴仙。薄紫の髪である。休日だが、学校で何か予定があったのか制服を着ている。先日は会わなかったが、中等部の生徒であり、勿論葉と面識がある。

 

「あ、そうだ。あんまり家の奥には行かないでね」

「?あ、もしかして、お二人が」

「うん。もっと仲良く出来ないのかしら…」

「あー…幽香お姉ちゃんや文花お姉ちゃんも仲が良くないんです。部活中は大丈夫なんですけど…」

「……お互い、苦労するわね…」

「ですね…」

 

はあ、とお互い面倒くさい仲の姉たちが面倒くさいことをしているため、溜め息をつく。

 

「…まあ、今日は放っておくわ」

「え、いいんですか?」

「七夕パーティーをやるってことはしっかり伝えてあったし、妹紅さんも誘われて来たんだから、二人とも分かってるはずたもん。それでもやってるんだから、好きにさせた方がいいかなって…まあ、他の人にも迷惑かけるなら色々考えるけど」

「あんまり酷いことはしないでくださいね?」

「しないわよ。…はい、ここ。ここで紙に願い事書いてね」

「はい。ありがとうございました」

 

話している間に目的の部屋に着き、鈴仙は受け付けがあるからと言って戻って行った。

 

「…受け付けがあるのに案内してて大丈夫なのかな?」

 

ふと疑問に思ったが、まあ鈴仙さんだから大丈夫だろう、と思い、葉は部屋に入った。

 

「あ、葉じゃないの。いらっしゃい。貴方のその帽子取ってもらえないかしら?」

「こんにちは、永琳さん。帽子は外しませんよ?」

「あら残念。また今度見せてちょうだいね」

「いや、だから取りませんって…」

 

やたらと葉に帽子を外して欲しいと要求してくるのは永琳。白髪であり、左右が赤青と良く分からない服を着ているが、周りはあまり気にしない(指摘しなくなっただけなのだが)。

 

「葉ー!こっちこっち!」

「あ、小傘さん!フランさん!」

「ほら、葉もこっちで書こうよ!」

「はい!」

 

そう言って葉は小傘たちの元にいき、短冊に願い事を書き始めた。

 

 

 

短冊に願い事をかき、竹に飾り終えた三人は、ここ【永遠亭】の庭でのんびりしていた。

 

「どうする?ちょっと時間出来ちゃったけど」

「うーん…中探検する?」

「ダメですよ、歩き回っちゃ。それに、奥で妹紅さんと輝夜さんが喧嘩してるみたいですし」

「あー…でも、あれって喧嘩っていうよりはじゃれあってるんじゃないの?」

「あー、そうかも。葉のお姉さんたちみたいに」

「あ、あれってじゃれあってるんですか?…どうして仲良く出来ないんですかね……」

((葉のお姉さんたちの原因の半分くらいは葉が原因なんだけどね))

 

途中から葉の姉たちの話に変わりはしたが、のんびりしつつ話している。

 

「-♪」

「あれ?」

「どしたの、葉?」

「いえ、そこにいる小さい動物、何処かで見たような気が…」

(…あ、面白いの見れそうだから黙っておこう)

 

葉が言った動物とは、とても小さく、白い毛で背中の一部分が青い小動物であった。

 

「あれ、この子って」

「知ってるんですか、フランさん?」

「え?いや、知ってるも何も…本当に覚えてないの?」

「うーん…思い出しかけてはいるんですけど」

 

と、葉が考え出した時。

 

「-!」

「わひゃあ!?」

「あ、入っちゃった」

 

葉の首元の服の隙間から、動物が入り込んだ。

 

「く、くすぐった、動かないで!」

「あー、やっぱこうなるよねー」

「…小傘、こうなるって最初から気付いてた?」

「勿論。葉のことだからきっと最後まで思い出せないだろうなって思って、あえて黙ってた」

「ふ、二人とも、話してないで、助けてください!」

「「やだ」」

「えっ…あ、ひゃめ、動かな…」

 

と、二人が葉を見捨て、どうにか服の外に出そうと葉が必死になっていると、

 

「-!」

「ふにゃあ!?」

「あ、出て来た」

「もう終わりかー。つまんないなー」

 

小傘がさらっと酷い事を言っていたが、取り敢えず動物が葉の服の中から出て来た。

 

「ほーら、こっちこっち。トウモロコシだぞー」

「って、あれ?華扇さん?」

「こんにちは、葉。ごめんね、うちの子が」

「本当です。まあ私も忘れちゃってたんですけど…兎に角、あまり服の中に入らないように言ってくださ『もっとやるように言っておいて』いねって、二人とも何言ってるんですか!?」

「うん。取り敢えず仕付けておくね」

「どっちにですか!?」

 

動物をトウモロコシで釣り、肩に乗せたのは華扇。ピンクの髪で、赤いチャイナドレスのような服装をしているが、別に中国人というわけではない。

 

「それより、鈴仙があなたたちを探してたわよ。もう準備終わったんじゃないかしら?」

「あ、そうなんですか?」

「私お腹すいたー。葉、行こう」

「だねー。ほら葉、早く行くよ」

「はい…って、二人とも、さっきのことなんですけど…」

 

葉が問い詰めようとするが、二人は互いの顔を見合ったあと、屋敷の中に向かって走り出した。

 

「…はっ!ちょっと、待ってくださいよー!」

 

反応が遅れたが、葉も二人を追いかけて走り出した。

 

その後、人の家で走り回るなと三人は鈴仙に怒られた。




正直この作品始めたばっかなので七夕は見送ろうかと思いましたがやりました。原作でも七夕あるんだもん、やらないとね。え、慧音?ナンノコトカナー
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