ギルティクラウンとブラック・ブレットのクロスオーバーです。
他にも色んな作品の用語を使用しています。
これらのことを踏まえ、地雷でない方だけ読んでください。
時は西暦2029年12月24日。
宇宙から飛来した未知のウイルス、通称『アポカリプスウイルス』の蔓延によって引き起こされた大事件『ロストクリスマス』によって六本木でのアポカリプスウイルスの感染爆発と、それに伴う騒乱が発生。
天王洲にあるセフィラゲノミクス社と、六本木ヘリ墜落事件の追悼式典会場が爆破され、百数十名が死亡した。
少年、桜満集も例外ではなかった。
『ロストクリスマス』の惨劇から数ヶ月間、精神的ショックによるもので彼は植物人間状態であった。日々のメンタルケアによって、なんとか集は感情を取り戻すことに成功したが、そこには心優しい本来の集はいなかった。
目線が鋭く、気性が荒い。しかし自分の名前ははっきりと覚えている本来の集の性格とはかけ離れた別人がいた。
人格の変貌、精神的疾患。医師はそう診断したが、その真相はまったく違うものであった。
実は、桜満集はこのまま行けば一生喋れることなどないくらいに精神が崩壊していたのである。そこに、もう一つの魂が欠落した集の精神に入り込み、融合。そして、『桜満集』として覚醒したのだった。
里見蓮太郎。元陸上自衛隊東部方面隊 787機械化特殊部隊 新人類想像計画の民警だった少年。それが、集の欠けた部分を穴埋めし、『桜満集』の足りない部分を補った。
遠い未来、桜満集はこのことを後悔することになるのだが───この時の集はまだ知らない。
ロストクリスマスの惨劇から数年。晴れて高校生となった集は、退屈な毎日を過ごしていた。
そんなある日のことだった。自宅に戻った集はポストに手紙が入ってたことに気づき、それを思わず手に取った。手紙の裏には【我、親愛なる
集はそれを無言で破り捨てようとしたが、これがもし知人ならば何をしでかすかわからない。ため息を吐きながら封筒を破って中の方を確認した。
【唯一無二の変人、桜満玄周の息子へ。
やあ、はじめまして。つい最近、
本日の深夜、天王州大学病院の地下で待っているよ】
手紙の内容に思わず眉間を抑える。集───蓮太郎はこの手紙を送りそうな知り合いを一人、知っていたのである。
しかし、それはありえないことであるのだが───とボヤきながら、集はその目的地である天王州大学病院に足を運んだ。
数時間ほどで目的に到着し、受け付けにその旨を話すと心底嫌な顔をされながら案内された。所々ボロボロになった階段を下った先にあったのは、異様な雰囲気を醸し出す一つの部屋だった。扉の取手に手をかけると集は恐る恐る扉を開ける。
───死臭がする。長らく嗅いでなかったその匂いに吐き気を催したが、なんとかそれを抑え込む。集は一歩、また一歩と足を進めて自分を呼び出した人物を探す。
天井、床、壁───とこまなく人物を探し回るが見つからない。諦めて帰ろうかと考えたその時だった。
「───やあ、玄周の息子。前みたいに幼女とイチャイチャしないのかい?」
集は後ろを振り向きながら、裏拳を放つ。しかし、それは簡単に躱されてしまい、集は思わず舌打ちをついた。
「逃げんじゃねえよ、このマッドサイエンティスト」
「当たれば痛いのはわかっている。だから避けさせてもらうよ……以前よりキレが上がってるのはなぜだい?」
「んな事俺が知わけねえだろ」
よく見れば驚くほどの美貌の持ち主だが、常に白衣の裾を引きずり、髪を伸び放題にしている。墓場から甦ったゾンビのような姿に、ホラー的な方向でドキリとする。集はあまりホラー系の作品が得意ではない。
「というか……なんであんたここに居るんだよ、センセイ」
「ふふふ、それはだな。君が死んで一ヶ月後に私も死んでしまったからだ。死因は栄養失調と頭の強打。つくづく、私と君は変な縁があるらしい。まあ、この世界でもよろしく頼むよ、桜満くん?」
彼女の名前は室戸菫。どうやらこの天王州大学病院の法医学室長であり、年齢不詳。かつて四賢人と謳われた世界最高の頭脳を持つ天才の1人。「神医」という二つ名も持つが、その正体は重度の引きこもりにして
集はシミだらけの天井を見上げ、不幸だと呟いた。
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慟哭の彼方。こんにちは永井くんコース。