バカとテストと召喚獣~仮面を被った男~   作:木原@ウィング

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戦極凌馬のキャラが崩壊しているかも?
今回は姫路のお弁当回です
それでは、どうぞ!!


6話 惨劇はどうやって起きたのか

吉井side

これは……一体何があったのだろうか?

目の前にあるのは物言わぬ死体(まだ死んではいないぞ!!)が複数と滝の様に大量の汗をかいている木下姉妹が互いを抱き合って震えている。

そしてその死体(ゆうじ)の口に手作り弁当を入れる霧島さん。

本当に、僕がいない間に何が起こったんだ!?

 

  ―――遡る事、少し前―――

 

雄二「さて、それじゃあこれから対Bクラス戦の作戦会議を行う」

 

吉井「作戦会議って言ったって、どこでするのさ? と言うか、何を話すの?」

 

雄二「それをこれから話すんだろうが」

 

吉井「あ、それもそっか」

 

秀吉「お主は、頭が良いのか悪いのか。儂は偶に分からなくなるぞ?」

 

吉井「やめて! そんな憐れむ様な目で見ないで!!」

 

雄二「良いから始めるぞ!?」

 

姫路「あ、あの!!」

 

雄二「ど、どうした? 姫路」

 

姫路「あの作戦会議しながらご飯なんてどうですか?」

 

雄二がいい加減に作戦会議を始めようとしたときに姫路さんのその提案が出たんだ。

今思うと、この時にそれを止めなかったことがあの惨劇が起きた原因だったんだと思う。

 

雄二「あぁ、それも良いかもな。腹が減っては戦は出来ぬとも言うしな」

 

秀吉「あ、だったら姉上も連れてきても良いかの?」

 

康太「……ッ!!」カチャカチャ

 

吉井「ムッツリーニ? なんでカメラを準備しているのかな?」

 

雄二「明久、気にしたら負けだ。それとも、愛しの優子の写真を撮られるのが我慢できないってか?」

 

吉井「んな// 何を言っているんだよ!! ぼ、僕は別に」

 

秀吉「明久よ、顔を真っ赤にして言っても説得力が無いぞ?」

 

僕の様子を見て秀吉が呆れたように言ってくる。でも、何か少し不機嫌そうなのは気のせいなのかな?

 

雄二「まぁ、連れてきて良いけど連れてくるんだったら早くしてくれよ?」

 

秀吉「分かったのじゃ」

 

吉井「あ、僕も一緒に行くよ」

 

雄二「ん~? なんで明久も一緒に行くんだ?」

 

吉井「雄二、そのニヤケ面を止めないと顔面にキック入れるよ?」

 

雄二「す、すまん」

 

吉井「まぁ、僕としてもAクラスに用事が有るだけだよ」

 

僕はそれだけ言って秀吉と共にAクラスに向かった。そこで僕は霧島さんに「雄二が女の事一緒にご飯食べようとしているから霧島さんも一緒にどうかな?」って言って連れて来た。霧島さんが来た時の雄二の慌てようは思いっきり笑えた。まぁ、そんな感じの些細な仕返しをする為に僕もAクラスに行ったんだよね。

で、その途中で平賀君たちも一緒に来て結構な大所帯で昼食をとることになったんだ。

 

雄二「それじゃあ、結構他のクラスの奴も多いが対Bクラス戦の作戦会議を行う」

 

吉井「その台詞、一体何度聞いた事か」

 

雄二「お前らが話の腰を折るからこうして何度も話すことになってるんじゃねぇか!!」

 

翔子「……雄二、そんなに怒っていると将来、禿げちゃうよ?」

 

雄二「さて、早速始めようか」

 

平賀「あ、無視しちゃうの?」

 

立花「気にしたら負けなんだろう?」

 

雄二「さっきから平賀たちがいる理由が分からなかったが、丁度いいな」

 

吉井「? 何で、Dクラスがいると丁度いいの?」

 

雄二「前回の試験召喚戦争は俺達Fクラスが勝っただろう?」

 

吉井「……あれは勝ったって言えるのかな?」

 

平賀「気にするな、吉井」

 

立花「あんな問題を起こしたんだ。こっちの負けじゃなかったらむしろ申し訳ない」

 

吉井「でもっ!」

 

秀吉「そこまでにしておくのじゃ、明久」

 

優子「そうよ、誰がどう考えたって今回の試験召喚戦争はFクラスの勝ちで良いのよ」

 

みんなが口をそろえて言うが僕としてはまだ納得が出来ない。でも、ここは納得するしかないか。次は、本気でDクラスと戦いたいな

 

雄二「それで、Dクラスの設備を変えなかったからな。その分の働きをしてほしいんだ」

 

平賀「どんな事をすれば良いんだ?」

 

雄二「あぁ、Bクラスの室外機を壊してほしい」

 

吉井「ちょ!? 雄二!!」

 

立花「引き受けた」

 

吉井「立花!? もう少し考えてから答えを出そう!?」

 

雄二「うるさいぞ、明久」

 

吉井「誰のせいだ!?」

 

秀吉「どぅどぅ、落ち着くのじゃ明久」

 

吉井「秀吉!? 僕は馬じゃないよ!?」

 

秀吉「む、すまぬ。つい」

 

吉井「まさかの天然だった!?」

 

雄二「……って訳だ」

 

平賀「なるほど、そういう理由が」

 

吉井「え? 何の話?」

 

雄二「Bクラスを突破するために室外機を壊す理由を話していた」

 

吉井「あ、ちゃんとした理由が有ったんだね?」

 

雄二「お前、俺が理由も無しにBクラスの室外機を壊すとでも思っていたのか?」

 

吉井「うん」

 

雄二「よし明久。ケンカを売っているんだったら買ってやるぞ?」

 

翔子「雄二、落ち着いて」

 

優子「明久君も思った事をすぐに口にしない」

 

雄二「まて木下!? お前もそう思っていたのか!?」

 

優子「さぁ、なんのことかしらー(棒)」

 

雄二「お前らなぁッ」

 

姫路「あ、あの吉井君!!」

 

吉井「ん? なに姫路さん?」

 

姫路「あの、私、お弁当を作ってきたんですけど……食べてもらっても良いですか!?」

 

吉井「え、姫路さんの手作り弁当を貰えるの!?」

 

姫路「は、はい!! 吉井君がよければ」

 

吉井「勿論だよ!! 是非、いただくよ!!」

 

優子(しまった!! 姫路さんに先を越されたか!!)

 

雄二「なんだ姫路。わざわざ弁当を作ってきたのか?」

 

姫路「はい、昨日は吉井君も試験召喚戦争で頑張っていたと思うので作ってみました!!」

 

秀吉「ところで、姫路は料理が得意なのか?」

 

姫路「は、恥ずかしながら実は料理はあんまり得意じゃなくて……」

 

平賀「え? でもこれ作ったんだよね?」

 

姫路「はい、数日前から料理教室に通って何とか作れるようになったので」

 

立花「ほ~これは優子にライバル出現か?」

 

優子「立花君!? 何をニヤついているのかしら?」

 

立花「いや別に~?」

 

吉井「あ、そうだ。食べる前に飲み物を取ってくるよ。教室に忘れてきちゃったし」

 

雄二「早く戻って来いよ~」

 

吉井「うん、すぐ戻るよ」

 

そう言って僕はその場から離れた。そのすぐ後にあの惨劇の状態になっていたのだ。

 

吉井「で、優子さんに秀吉。僕が帰ってくるまでに何が有ったのかな?」

 

秀吉「じ、実は……あの後にムッツリーニが姫路の弁当をつまみ食いして」

 

優子「突然倒れたと思ったらすぐに起き上がって私たちに親指を立ててきたの」

 

秀吉「は、初めて見たときは倒れる程に美味しいって意味だと思っていたのじゃが」

 

優子「土屋君の足元を見たら物凄くガクガク震えていてあそこでちょっと突けばそのまま倒れるかもって程だったの」

 

吉井「あのムッツリーニをたったそれだけでボロボロにするなんて、姫路さんは一体何を作ったんだ?」

 

平賀「そ、それについてだが……」

 

吉井「平賀君!! 大丈夫!?」

 

平賀「あ、あぁ。さっきまで死んだ婆さんと会っていたよ」

 

秀吉「それって臨死体験をしておるではないか!?」

 

優子「本当に、良く帰ってこれたわね」

 

吉井「と言うか、姫路さんは料理教室に通っていたんじゃ無かったの!?」

 

姫路「はい、通っています」

 

秀吉「そ、その料理教室は何を教えておるのじゃ」

 

姫路「え~と……塩酸を入れればどうとでもなると」

 

優子「待って、そこ本当に料理教室?」

 

姫路「はい! ほら、ここです」

 

姫路さんはそう言って料理教室のチラシを見せてくる。そこには確かに料理教室と書かれている。……それよりも、僕たちはその真ん中にデカデカと乗っている人物の顔を見て驚いた

 

吉井「なんで凌馬さんが料理教室なんて開いているんだよ!!」

 

秀吉「あの人は料理とかしないじゃろう!!」

 

優子「……あ」

 

平賀「ど、どうしたの? 優子さん」

 

優子「ここ、よく見て」

 

優子さんが指さしたのは料理教室と書かれた場所。何も可笑しい所なんて……

 

吉井「……料理なんかよりも化学の勉強をしよう教室?」

 

秀吉「小さい!! 料理と教室と書かれた間に小さく書かれておる!?」

 

平賀「あの人、なんでこんなに小さく書いてんの!?」

 

優子「姫路さん、その教室に通っている人ってどんな人が居る?」

 

姫路「えっと、白衣を着た人達が多かったですね」

 

吉井「うん、その時点で気が付こうよ!!」

 

姫路「いえ、最近の人はそういう服装で料理をするものだと」

 

秀吉「そんなわけが無かろう!!」

 

優子「流石にそれはフォロー出来ないわ」

 

平賀「なぁ、それよりも他の奴を起こさないと不味くないか?」

 

吉井「そうだった!!」

 

それから僕たちはすぐにムッツリーニと立花君の蘇生作業を始めて何とかこっちの世に戻すことに成功した。立花君は何か三途の川を渡りかけたみたいだったけど。

雄二は霧島さんの弁当を食べていつの間にか復活していた。

 

吉井「それじゃあ、この姫路さんのお弁当をどうにかしないとね」

 

姫路「うぅ~すいません!!」

 

秀吉「いや、姫路は悪くないのじゃ」

 

優子「えぇ、悪いのは……あの天災よ」

 

雄二「な、なぁ姫路? その弁当貰っても良いか?」

 

姫路「え? でも……」

 

雄二「あ~大丈夫大丈夫。それを食っても大丈夫な奴を2人ほど知っているからそいつらに食わせよう」

 

吉井「雄二、その2人って誰?」

 

雄二「俺達とは味覚のストライクゾーンが段違いで広い人だ」

 

秀吉「あぁ、あの者か」

 

優子「もう1人は?」

 

雄二「……そっちに関しては人じゃない」

 

立花「人じゃない? それって……」

 

雄二「ちょっと行ってくる」

 

吉井「待った、僕も……」

 

秀吉「いや、儂が行こう」

 

優子「吉井君はここにいなさい」

 

吉井「え、でも「こ こ に い な さ い」はい」

 

優子さん、物凄く怖いよ。

 

雄二「じゃあ、すぐに戻ってくる」

 

そう言って雄二と秀吉は屋上からいなくなった

出て行く時の雄二の顔は物凄く悪人みたいな悪い笑顔だった。

 

吉井side out

 

雄二side

さて、この弁当と言う名の兵器をあいつがお気に召すかな?

まぁ、お気に召さなくても食わすがな

 

秀吉「それで? 雄二の言うこれを食べられる奴と言うのは?」

 

雄二「ここだ」

 

そう言って俺が止まったのは窓の前。秀吉は納得したようにあぁ、と呟いている。さて、そろそろ呼ぶか

 

雄二「こい、ドラグレッダー!」

 

俺がそう言うと窓の向こう側に赤い竜が飛んできた。あれが俺の相棒、ドラグレッダー

さて、あっち側に行かないとな

 

雄二「秀吉、ちょっとこれを持っていてくれ」

 

秀吉「分かったのじゃ」

 

俺は秀吉に弁当を渡してポケットからカードケースを取り出して窓に向かって掲げる。

すると俺の腰にはカードケースを入れるベルトが出てくる。

 

雄二「変身!!」

 

俺はそのままカードケースをベルトに差し込む。それで俺は真紅の戦士に変身する。

そして俺は秀吉から弁当を受け取るとそのまま窓の中に入る。この「ミラーワールド」に入るには俺みたいな仮面ライダーで無いと入れない。

 

雄二「よう、久しぶりだなドラグレッダー」

 

俺の呼びかけに唸りながらもドラグレッダーは応える。あぁ随分と放っておいたから機嫌悪いな。だが、これを食わせれば機嫌も直るだろう

 

雄二「ほら、これでも食え。飯だぞ」

 

まぁ、ミラーモンスターのこいつがこれを食っただけで機嫌が直るかは微妙だけどな。

俺の渡した姫路特製の弁当を少し見たドラグレッダーは器用に中身だけを食べて見せた。すると、ドラグレッダーはバッタリ倒れた。

…………ま、まさか、ミラーモンスターの中でも上位に入るドラグレッダーすらも沈めるのか姫路の料理は!!

って思っていたらドラグレッダーの身体が光り出した。なんだ、この現象は?

いや、前に一度だけこういうのを見た事が有った。あの時は確かッ!?

なんだ、ドラグレッダーの力が……ドンドン上がっていくのが分かる。まさか、姫路の料理はミラーモンスターを強化することができるのか!?

 

雄二「これは……良いものを見つけたな」

 

これだったらこれからの戦いにも有利に立ち回れそうだな。俺はそう思いながらミラーワールドから出て行った。

 

雄二side out

 

優子side

さて、雄二君があのお弁当を持っていったし明久君には私が作ったこれを食べてもらいましょうか。

だ、大丈夫。姫路さんのよりは酷くないはずだから!!

 

優子「あ、あの明久君!!」

 

吉井「ん? なに優子さん?」

 

優子「あの、お、お弁当を作ってきたからよ、良かったらた、食べない?」

 

吉井「え、良いの!?」

 

優子「う、うん!」

 

吉井「それじゃあ、いただきます!!」

 

明久君はそう言って私が作った唐揚げを食べる。あ、味はどうかな? 秀吉と一緒に作ったから大丈夫だと思うけど……

 

吉井「うん! 美味しいよ!!」

 

優子「そ、そう。良かったわ」

 

秀吉「良かったの~姉上」

 

秀吉もこの結果が嬉しいのか私と一緒に笑ってくれる。

うん、ありがとうね秀吉。

 

優子side out

 

吉井side

みんなとご飯を食べ終わった後、僕達は一緒にテレビ電話をかけていた。

相手は勿論、あの天災だ

 

凌馬「はいは~い、こちら戦極凌馬。お? 吉井君たちじゃないか、どうしたんだい?」

 

吉井「えぇ、ちょっとした用事が出来たのでこうして電話しているんですよ」

 

凌馬「どうしたんだい? 吉井君、君の顔が物凄く怖いんだけど?」

 

吉井「そうですか? 僕としてはいつも通りの顔のつもりなんですけど?」

 

雄二「それよりもだ、凌馬さん。アンタ、最近変な教室を開いていないか?」

 

凌馬「ん? 教室? ……あ~あれか」

 

平賀「あれは、料理教室じゃ無かったんですよね?」

 

凌馬「あぁ、いや。あれは元々は料理教室だったよ」

 

「「「「「「はぁ!?」」」」」」

 

凌馬「いや~実はね、湊くんが料理教室を開く予定だったんだけど私が乗っ取……借りて別の教室を」

 

秀吉「乗っ取りって! 乗っ取りって言いかけたぞあやつ!!」

 

凌馬「まぁ、そんな感じで湊くんから物凄く怒られてしまってね~何でだろう?」

 

立花「アンタの行動を思い返してみろ!! お蔭でこっちは死にかけたわ!!」

 

凌馬「ふむふむ? つまり、元々は湊くんが料理教室を開く予定だったが私が乗っ取り、そこで開いた教室で学んだ女の子がそれを料理と勘違いして君たちを殺しかけたから……あ、全部私のせいか!! 湊くん、全部私のせいだ!! ふふっ」

 

「「「「「「湊さん! 貴虎さん!! そのバカにキツイお仕置きをお願いしておきます!!」」」」」」

 

貴虎「任された」

 

湊「任されました」

 

凌馬「あ、あれ? 湊くんはともかく何で貴虎も部屋に来ていたのかな?」

 

貴虎「さっき吉井達から連絡が来たから来た」

 

湊「同じく」

 

貴虎・湊「「さぁ、話をしよう(しましょう)凌馬」」

 

凌馬「ちょ、ちょっと待ちたまえ!! 私は、ぎゃぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”!!!!!!」

 

凌馬さんの叫びを最後にテレビ電話は切れた。

さて、諸悪の根源はどうにか出来たから島田さんにBクラスに宣戦布告しに行って貰って勉強頑張るとしますか

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