それに見合う作品に出来ているかは不安ですが頑張っていきます
ただ、今回はちょっとした繋ぎ回です。ご了承ください(^o^;)
島田side
ようやく始まった試験召喚戦争! ここで活躍すれば吉井の奴も私の事を見直すでしょう。
私だって、やればできるのよ。……それにしても、吉井の奴は何処に行ったのよ?
須川「っく、島田! ここは任せた」
島田「ちょっと、あんたは何処に行くのよ!?」
須川「Dクラスの奴等、船越先生を呼ぶって言って走っていったんだ。だから俺は、それを阻止する!」
島田「阻止するって、どうするのよ!?」
須川「それは考えが有る。俺に任せてくれ!!」
島田「……分かったわ! お願いね!!」
私は須川を行かせて、残っているFクラスのメンバーに指示を出す。
島田「みんな、今須川が作戦行動のために一時離脱したけど私達もそれまで持ちこたえるの!!」
「分かってる!!」
「任せておけ!!」
島田「FクラスはDクラスを囲んで多対一の状況に持ち込んで! 一対一にならないように注意しなさい!!」
「「「「「「了解!!」」」」」」
よし! こっちは中々の士気がまだ有るみたいね。この調子でガンガン行っちゃいましょう!!
「そ、そこに居るのは島田お姉様じゃ有りませんか!?」
島田「げっ、この声は……」
清水「お姉様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!! 美春はお会いしとうございましたぁぁぁぁぁ!!!!」
島田「美春!! こっちに来ないでよ!!」
清水「嫌です! お姉様は私と一緒に愛し合うんです!!」
人が良い感じに頑張っていたのになんでここで美春に見つかっちゃうのよ。というか、美春もDクラスだったの!? なんて面倒臭い
島田「仕方ない! Fクラス島田美波! 数学で……」
ピンポンパンポーン
《連絡致します》
え、放送? なんで……あ、須川の作戦ね!!
こんないいタイミングで放送をかけるなんて、一体どういう放送を……
《船越先生、船越先生》
《吉井明久君が体育館裏で待っています》
……ん? 吉井が体育館裏で待っている? え、どういう事?
なんでアイツが体育館裏で船越先生を待っているのよ?
《生徒と教師の垣根を越えた、男と女の大事な話があるそうです》
…………吉井、あんた。私より、船越先生が良いって言うの!?
そんなの信じられない!! というか、試験召喚戦争中になにを話そうとしているのよ!! あいつ、絶対に許さない!! 後で会ったら腕の関節を曲げてやる!!
「吉井、お前って奴は……」
「あぁ、あいつの犠牲は無駄にはしない!!」
「総員! 吉井が開いてくれた活路を使って逆転するぞ!!」
「「「「「「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」」」」」」
何やらFクラスのメンバーが騒がしいがどうしたんだろう?って、何を勝手に進撃しているの!? さっきの私の指示を無視して!! そんなんじゃ、すぐにやられちゃうじゃない!!
「くっ、こいつら一気に!!」
清水「怯むな! 相手は所詮Fクラス!! 数もまだこちらが有利です!!」
「そうは言っても……うわぁ!!」
「加藤君! 清水さん、加藤君が戦死しました!!」
清水「そ、そんな! じ、陣形を組みなおします!! 急いで!!」
「間に合わん!! ここは一時撤退だ!!」
清水「そんな! 目の前に愛しのお姉様がいるのに!!」
「清水!! ここで部隊を全滅させる気か!!」
あ、あれ? FクラスのがDクラスを押してる?
あ、でもこの隙に私も……
島田「わ、私も戦「全員今すぐに避難しなさい!!」え?」
突然そう聞こえてきた声に思わず動きが止まってしまう。そしてそれは私だけじゃ無かった。その場にいるFクラスとDクラスの面々の動きも止まっていた。
そこに現れたのは、学年主任の高橋先生だった。なんで、いきなり避難しなさいなんて……
島田「あ、あの高橋先生? なんで、避難なんて……」
高橋「校内に不審人物が侵入したとの報告が入りました。生徒は速やかに近くの教室に避難してください」
「ふ、不審人物が侵入?」
「それだけで試験召喚戦争を中止にするのかよ?」
「納得できません!」
高橋「……あなた達は、その不審人物が危険物を持っていると考えられないんですか?」
高橋先生のその1言で私達は事の重大さを理解した。そして先生の指示に従ってすぐに近くの教室に避難を開始する。
島田「あ、あの! 吉井は……」
高橋「吉井君は大丈夫です。そちらには西村先生が向かいました」
私の質問に高橋先生はそう答えてくれた。まぁ、西村先生がいるのだったら安心できる。あの人に勝てる人物なんて早々お目にはかかれない。少し不安が薄れた私は、そのままみんなと教室まで行った。
島田side out
優子side
優子「……」
土屋「……これが、秀吉からの伝言。後は任せられるか?」
優子「えぇ、大丈夫よ。わざわざ連絡、ありがとう」
土屋「気にするな、俺は俺の仕事をしただけだ」
そう言って土屋君からの電話は切れた。内容は、明久君がDクラスのバカが放ったインベスに襲われてピンチだと言う事と私に助けを求めてくれたと言う事。まぁ、殆ど秀吉が強制的に言ったようなものだけど。それでも、明久君の力になれる。それだけで十分だった。
優子「待っていて、明久君!」
「おっと、待った優子」
明久君の元に向かおうとした私は、後ろから声をかけられて思わず足を止める。
こっちは急いでいるのに! 一体誰よ!!
優子「って愛子じゃない。なに? 私、急いで行かないといけないんだけど」
愛子「ま~ま~慌てない慌てない! 慌てたって何も出来ないよ?」
優子「……本当に、一体何なのよ?」
私を呼び止めたのは私のマッハドライバーを作ってくれたクリムさんの1人娘の工藤愛子だった。
愛子「優子、あなたはそっちに行かないでそのDクラスの奴らが逃げそうなところに行くべきじゃないかな?」
優子「……なんで、愛子が私と土屋の会話を聞いているのかしら?」
愛子「いや~それはほら、「偶然」聞こえちゃっただけだよ」
どうせ、盗み聞きでもしたんだろう。でも、今はそんなことを追求する気もない。それよりも……
優子「Dクラスの奴らが逃げそうなところって何処よ?」
「それだったら心当たりが有るぜ?」
愛子「あら? 結構速いご到着だね~」
今度は誰よ。まったく次から次に
優子「立花君じゃない。なんでここに?」
立花「お前と同じだ、土屋からの電話を受けて木下と協力してほしいと」
土屋君……立花君にまで声をかけていたのね。でも、それは有難い。こういう状況では味方は1人でも多いほうが都合が良いからね
優子「あなたと協力するのは良いけど、そいつらがどこに逃げるか分かるの?」
立花「ああ、目星も付いている。そこで張り込む」
愛子「それに、もし外れてもこの子達にお任せ☆」
愛子はそう言って指をパチンと鳴らす。するとどこからともなく大量のミニカーがやってくる。これは、クリムさんが発明したシフトカーだ。私のシグナルバイクもクリムさんが作ってくれたものだ。
愛子「私がここで、このシフトカーたちが集めてくる情報を2人に伝えるから。もし、立花君の目星が外れた場合はこの子達で足止めも出来る。」
立花「なるほどな、それは便利だ」
優子「シフトカーさん、お願いできるかしら?」
私の質問にシフトカー達は応えるようにクラクションなどを鳴らして返事をする。
その光景は何度見ても可愛く見える
愛子「ほら、この子達も頑張るって! だから私も協力するよ」
優子「愛子……あなた、まさか最初から」
私の疑問を口にする前に愛子は人差し指を私の口に当てる。そして悪戯が成功した子供のような笑顔で言った
愛子「友達の事だもん。何にも言わなくてもわかるし、何も言わなくても助けたくなるものだよ」
愛子、あなたって子は。って感動している場合じゃない、私も立花君も急いでその場所に行かないと
愛子「優子、あんまり無理をしないで。マッハのシステムだって優子はまだ完璧には使いこなせていなんだから」
優子「えぇ、分かっているわ。無茶はしない」
そうだ、いくら力が有るからってまだ殆ど使った事が無いのだからそれが普通なんだ。でも、こんな私でも少しで良いから役に……
立花「少しでもいいから役に立ちたい、その気持ちだけあれば大丈夫だ。ほら、行くぞ!」
立花君に腕を引っ張られる形で私は思考の海から強制的に引き戻された。ってあ、足早! ちょ、こけるこける!!
優子「ちょっ! こけるから! 自分で走れるからぁ!!!!」
私の叫びは果たして立花君に届いたかなぁ?
優子side out
雄二side
雄二「……そうか、明久と秀吉が対処したか」
土屋「あぁ、2人はインベスを撃破後、近くの教室に避難した奴らと一緒にいるらしい」
雄二「……そのインベスを呼び出したバカ共は?」
土屋「木下姉の手によって西村先生に引き渡されて現在は生徒指導室に」
雄二「……そうか、報告ありがとう」
土屋「それと、明久から伝言」
雄二「伝言だと? どんなものだ」
土屋「……『雄二、Dクラスの奴等に責任は無い。今回の窓ガラス破壊は僕が起こしたって事で報告するよ』だそうだ」
雄二「あのバカは……何でそうも自分から犠牲になりに行くんだ!?」
土屋から聞いた伝言で俺は頭を抱える。なんだって明久の奴はこんな事態を引き起こしたDクラスの奴の責任まで負おうとしているんだ!?
お人よしなんてものじゃない、これじゃあまるで……
土屋「あいつは……他人のために自分の命を捨てられる。バカだ」
雄二「あぁ、バカ過ぎて……心配になるから目が離せないんだよ」
俺は頭をかいて席を立つ。向かう先はDクラスの代表が居る教室だ。
俺が立ち上がったのを見て、Fクラスの何人かも付いて来ようとしたがそれを俺は手で制した。これは、俺達代表だけで話をしないといけないことだからな。
雄二「俺は今からDクラスの代表に、今回の試験召喚戦争をどうするか。話し合ってくる。それまで残りのFクラスのメンバーはここで待機!! 良いな」
「あ、あぁ分かった」
「頑張って来いよ、坂本!!」
雄二「あぁ、任せておけ」
俺はそれだけ言ってFクラスの教室を出て行く。途中でなにやら島田が明久がどうたらこうたらと喚いていたが、あいつに手を出そうものなら秀吉が黙っていないから俺はそのまま無視してDクラスに向かう。面倒臭い話し合いの時間だ……
雄二side out