バカとテストと召喚獣~仮面を被った男~   作:木原@ウィング

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各話のタイトルを考えるのに悪戦苦闘する今日この頃。
で、相談なんですけど各話のタイトルって書いたほうが良いですかね?(;'∀')
あ、あと歴代ライダーの登場人物たちも出てきますよ?
もしかしたら変身するかも……


5話 再会した彼らは何を思うのか

吉井side

Dクラスとの試験召喚戦争が終結して1日が経った。あの時に、Dクラスの奴等が持っていたロックシードの情報を手に入れたかったけどアイツ等が口を割る訳もなく。結局は何も分からずじまいだった。

……まぁ、これは僕の予想だけど今回の件には「あの男たち」が関わっている可能性が一番高い。

 

吉井「……許せないな」

 

僕が愛している文月学園に迷惑をかけようとしただけではなく、僕のクラスメイトや他の人たちにも危害を加えようとしたことが一番許せない。

 

「そんな怖い顔して一体どうしたんだよ? 吉井」

 

吉井「ん? あぁ、お久しぶりですね」

 

僕の後から突然声をかけられたけど、この声は聞き覚えが有ったからすぐに振り返る。すると、そこにはやっぱり僕の予想通りの人物が立って居た。

 

吉井「初瀬さん! こんな時間に会うなんて奇遇ですね」

 

初瀬「あぁ、偶には早く起きてみるのも悪くはねぇな」

 

この人は初瀬亮二。僕の近所に住むお兄さんだ。彼はこの付近にある大学に通っていて僕と会う事もあんまり無いんだけど今日は珍しく会えた。

 

吉井「あ、そうだ。初瀬さん! 例のバイトはどうですか?」

 

初瀬「あぁ~まぁ、頑張ってはいるよ」

 

僕の質問に初瀬さんはバツが悪そうに頬を掻きながら答えてくれる。どうしてそんな顔をしているんだろ? まさか、バイトが上手くいっていないのかな?

 

吉井「もしかして、バイトが上手くいっていないんですか?」

 

初瀬「あぁ~いや、上手くはいっているんだがな~」

 

うん? 上手くいっているならば何でそんな顔をするんだろう?

まさか、自分には似合わないと思っているのかな? まったく、初瀬さんは!!

 

吉井「初瀬さん、もしかして「あの恰好は自分には似合っていない」って考えていますか?」

 

初瀬「だって吉井よぉ、俺みたいな奴があんな「執事服」みたいなの着たって誰も喜ばねぇって」

 

吉井「なんでそう思っちゃうんですかねぇ~」

 

本当に不思議だ、初瀬さんは何で自分の事を良く分かっていないんだろう?鏡とか見ないのかな? だって、物凄くワイルドでカッコイイのに。

 

「初瀬ちゃ~ん!!」

 

初瀬「ん? あ、やばっ!!」

 

吉井「あれ? あれって……」

 

何やら遠くの方から1人の男性がこっちに走ってくる。

まぁ、初瀬さんを初瀬ちゃんって呼ぶ時点で誰かは予想は出来ているんだけどね

 

城乃内「もう! 初瀬ちゃん!! 何で先に行っちゃうかな!?」

 

初瀬「あ~悪い! すっかり忘れていたよ!! すまん、城乃内」

 

吉井「あ、ははは。相変わらずですね、城乃内さん」

 

肩で息をしながら初瀬さんに対して怒るのは初瀬さんの相棒の城乃内秀保さん。

何でも、前までは別々のダンスチームを率いていたらしいけど現在は信頼できる人たちにチームを任せて働きだしたそうだ。

で、初瀬さんが城乃内さんが前から働いていた場所を紹介してもらって働いているらしいんだけど……

 

吉井「あの~城乃内さん?」

 

城乃内「ん? 何だい、明久君?」

 

吉井「初瀬さんが何であんなにも自分が働くときに着る服が似合っていないと思っているんですか?」

 

僕の質問に城乃内さんも分からないのか、無言で首を振ってくる。

 

城乃内「俺も気になっていたんだけどさ。これが良く分からないんだよね。店長の凰蓮さんも「せっかくのイケメンが勿体ないわ」って言っててさ」

 

吉井「そうなんですか……相棒である城乃内が分からないんじゃ僕も分かりそうにないなぁ」

 

そんな風に会話しながら僕は、携帯で時間を確認してみた。

……っげ!? もうそろそろ行かないと不味い時間だ!!

 

吉井「初瀬さん!! 城乃内さん!! 僕はそろそろ学校に行かないと行けないのでこれで失礼します!!」

 

初瀬「ん? お、おぉ!! 頑張れよ、吉井!!」

 

城乃内「じゃあね~あっ、また優子さん達と一緒に家の店に来なよ!! 店長たちと待ってるからさ~!!」

 

吉井「ありがとうございます!! それじゃあ!!」

 

僕は初瀬さん達にそう言うと急いで学校に向かうのだった。

吉井side out

 

優子・秀吉side

優子「秀吉~何でまだ男装するの?」

 

秀吉「それは前にも話したじゃろうて」

 

優子「ぶ~! 私としては早く元に戻って貰って思う存分に可愛がりたいのに」

 

秀吉「可愛がるとは……どういう意味での可愛がるかの? 姉上の普段を見ている儂からすれば恐ろしい方しか想像できないのじゃ」

 

優子「……ふ~ん、あっそ」

 

秀吉「? 姉上? なぜ怒っているのじゃ?」

 

優子「怒ってなんかいないわよ」

 

秀吉「いや、誰が見たって怒っておるではないか!!」

 

秀吉(一体どうしたのじゃ、姉上は。儂が何か気に障るような事を言ってしまったのかの? 姉上の事が、良く分からんのじゃ)

 

優子(何よ、秀吉の奴!! 私がせっかく普通に愛でる方の可愛がるって言ったのに! それに普段の私のってあれはアンタが「私の物を間違って食べちゃったりする時のお仕置き」なのに!!)

 

2人は内心では疑問を抱いたり、怒りを抱いたりしながらも学校への道を歩いていた。

近くには文月学園の制服を着た生徒もいない。この時間だとまだこの道を通る生徒は多くないのだ。

 

「まぁ、そこにいるのは木下姉妹じゃないですか」

 

優子「ん?」

秀吉「何じゃ?」

 

「久しぶりだな、優子。秀吉」

 

「相変わらず、聡明で元気で美しい子達だ」

 

「元気そうで何よりだ、木下姉妹」

 

女性の声がして振り向いてみると、そこに居たのは私達が大好きだった人達だ。

そこには……

 

優子「メディックさん! ハートさん!!」

 

秀吉「おぉ!! ブレンにチェイス!!」

 

チェイス「久しぶりだな」

 

ブレン「3か月前に会った時よりも綺麗になっていますね。2人とも」

 

メディック「ブレン、それは勘違いです。って言いたいんですけど、確かに綺麗になっていますね」

 

ハート「あぁ、それにしても何で秀吉は男子の恰好をしているんだ?」

 

優子「あ~その辺りは聞かないで?」

 

ハート「そうか、分かった」

 

秀吉「それにしても最近は全然お主たちを見ぬから心配しておったのじゃぞ!!」

 

秀吉は腰に手を当てて頬を膨らませて怒っている。なにこれ、メッチャ可愛い。天使か、天使なのね!?

ほら、ハートさんたちも思わずニッコリしちゃってるし!!

彼らはハート、メディック、ブレン、チェイス。私たちと一緒にこの街で育った人たちだ。実は、この人たちは人間ではない。彼らは「ロイミュード」と呼ばれる機械生命体だ。そして最近では、私たちと「似た」境遇にいる人たちだ。いや、どちらかといえば「最近発生している問題の元」と同じ人たちだ。

でも、私たちは彼女たちの事を恨んだりしていない、むしろ感謝しているくらいだ。

彼らみたいな人たちが居たから、私は今もこうしていられるし彼等みたいな人間に友好的な人たちとも会う事が出来たのだから。

 

ハート「俺達の方も、一段落したからな。これからは何かない限りはここに居ることになったよ」

 

秀吉「! それは本当なのか!?」

 

秀吉ったら、久しぶりにハートさん達と会えてテンションが上がっているのにこれじゃあ当分は興奮が冷め無さそうね。

 

ブレン「えぇ、それにそれだけじゃありませんよ」

 

メディック「実は……ここに居るチェイスが!!」

 

優子「チェイスさんが?」

 

メディック「文月学園に教師として赴任しま~す!!」

 

秀吉・優子『…………えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!????』

 

ちょ!? 何それ、私聞いてない!! 私たちの驚いた顔を見てハートさんとブレンさんにメディックさんはニヤニヤ笑っている。

チェイスさんはなにやらドヤ顔でこちらを見ている。

 

秀吉「ちょ、ちょっと待ってほしいのじゃ!! チェイス!! お主、教員免許はどうしたのじゃ!?」

 

チェイス「それなら……持っている」

 

優子「み、見せて!!」

 

私はチェイスさんが渡して来た2つの免許書をひったくるように見る。

そこには運転免許証と教員免許証が有った。顔写真のチェイスさんのメッチャ良い笑顔が少し憎たらしい。

 

秀吉「い、いつの間に取っておったんじゃ?」

 

チェイス「つい最近だ。取るのは運転免許と同じくらい大変だった」

 

優子「そりゃあ、そうでしょう」

 

私は少し呆れながらも2つの免許証をチェイスさんに返す。

というか、なんで運転免許証まで渡して来たのかな? あれかな? 自慢したいのかな? 子供か!!

 

優子「は~なんか、私達ばっかり驚かされるのは癪だしあれ見せちゃおっか」

 

秀吉「む。変身はダメじゃぞ?」

 

優子「変身はしないわよ。変身わね?」

 

秀吉「……何をする気じゃ?」

 

ハート「変身? おいおい、まさかお前たち」

 

ブレン「まさかとは思いましたが」

 

メディック「そ、それはッ!?」

 

チェイス「マッハドライバー炎!?」

 

優子「そう、これが私が手に入れた力よ」

 

秀吉「変身道具を見せるだけか、心配して損したの」

 

優子「ほら秀吉! あなたも見せてあげなさい!!」

 

秀吉「儂もか!? ……むぅ、気は進まんが」

 

秀吉はそう言って懐からメガウルオウダーを出して4人に見せてみる。

 

ハート「秀吉の方の奴は何だ?」

 

ブレン「あんなものは見た事も有りません!」

 

メディック「秀吉ちゃん、優子ちゃん」

 

チェイス「……それがお前たちの覚悟か」

 

優子「えぇ、私たちはもう「命を懸けて」彼の為になるって決めたの」

 

秀吉「その通りじゃ、もう、明久にあんな思いをさせたくはない」

 

私達はそれだけ言って変身道具を鞄の中にしまった。

それを見ていたハートさんは顔を下に向けて少し肩を震わしていた、もしかして私たちが仮面ライダーになった事を怒っているのかな?

そう思っていたらハートさんの顔がいきなり上がった。そこに有ったのは……笑顔だった。

 

ハート「そうか! お前たちの覚悟の大きさ!! 俺は感動したぞ!!」

 

ブレン「えぇ!! 確かに彼の為にだったら私だって命をなげうってでもそうするでしょう!!」

 

メディック「秀吉ちゃん、優子ちゃん! しばらく見ない間に随分と強くなって!!」

 

チェイス「歓迎するぞ、新たな戦士たち」

 

4人は私達のこの覚悟の重さを理解してくれている。それがとても嬉しかった。

やっぱり、この人たちといると暖かくなるなぁ。学園のみんなといる時と同じくらい

 

ハート「さて、俺達はそろそろ行かないといけないが」

 

ブレン「すいませんが、チェイスと一緒に行ってあげてください」

 

メディック「チェイスはまだ文月学園までの行き方を覚えきれていないですから」

 

優子「ってチェイスさん!? あなたも結構、この街は長いのに何で覚えていないの!?」

 

チェイス「……良く散歩に行って気が付いたら知らない場所に居るんだ」

 

秀吉「なんともまぁ……」

 

優子「はぁ、仕方がないか。それじゃあ行きましょう!! 秀吉、チェイスさん!!」

 

秀吉「うむ! では行ってくるぞ!! ハート、ブレン、メディック!!」

 

チェイス「では、初出勤だ。頑張ってくる」

 

ハート「あぁ、行ってらっしゃい!!」

 

ブレン「しっかりとやってくるのですよ、チェイス!」

 

メディック「3人とも、気を付けて~」

 

3人の声を聴きながら私たちは学校に歩いて行く。チェイスさん、一体何の教科を担当するんだろう。そこが気になるな~

 

優子・秀吉seid out

 

雄二side

うん、明久の奴は何をやっているんだ? 今日は早めに学校に来いって伝えて有った筈なんだが?

まさか、昨日のロックシードを渡した奴の襲撃? いや、それは無いか

 

雄二「それにしても……遅すぎじゃねぇか!?」

 

約束の時間から20分は経って居るぞ!?

今日はBクラスに試験召喚戦争をしかける予定なのにどうするんだよぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!

 

雄二side out

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