俺がTS属性の二重人格者であるのは間違いないんですけど?   作:春の雪舞い散る

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初めての大型連休…… ガハマさんよ、勉強しろよ?

 

 

 その後皆でサイゼに行き、ドリンクバーを頼み勉強を始めたんだけとやっぱり結衣に勉強を教えている雪乃はアタマイタポーズをとっている

 

 因みに席の配列は奥のベンチシートに雪乃、結衣、彩加、アタシ、優美子、姫菜

 

 その向かいには雪乃は結衣にマンツーマン状態なので遠慮してアタシの前には大岡と大和で優美子達の前には隼人と戸部

 

 アタシ等は頑張って二時間くらい勉強して… あ、あれ? 今気が付いたんだけどアタシってば自分の勉強全然進んでないじゃん?

 

 うん、隼人も苦笑いを浮かべてるし雪乃なんかぐったりして疲れきった表情してるよ

 

 うん、時折聞こえてきた結衣とのやり取り… たまに通りかかる店員のお姉さんや他の客が引き笑いしてたし…

 

 アタシ等の制服見て結衣を信じられないものを見るような目を一瞬向けたが優美子に睨まれ退散してたからな…

 

 その後小町も塾だから適当に食べて来るって言ってたからアタシもここで食べてくことにしてアタシはミートソースボロネーゼ

 

 雪乃はフレッシュトマトのスパゲッティを頼む事にした

 

 アタシと雪乃はリア充みたく料理を分け合う習慣はないんだからな

 

 え? 昨日やってたろって?バッカ昨日は甘いハニトー食べたい気分だったからハニトー以外は食べてないぞ?

 

 だから今日はミートソースボロネーゼの気分なんだよ

 

 それにアタシは誰が何頼むかわからないのもやなんだからな?

 

 そしたら案の定、戸部のおたんちんが頼んだのはチョリソーに大岡は辛味チキンでアタシには無理だからね?

 

 隼人はグリーンサラダに大和はグリルポテトを二つで優美子はプチフォカッチャを二つに姫菜は熟成ミラノサラミ

 

 で、親切で勧めてくれるのはありがたいんだけど仕方無い

 

 「 アタシ、基本的にはあまり好き嫌いはあまり言わない方なんだけど辛いのに弱くで妹にも

 

 『 お姉ちゃんは見た目通りにお子様嗜好でお子様舌なのですよね、炭酸飲めないけど 』

 

 そう言って笑われてるんだよね 」

 

 そう言ったら

 

 「 あはは、こーゆーのもギャップ萌なのかな? 辛口毒舌の八重ちゃんがからいの苦手ってさ 」

 

 そんな事結衣に言われて

 

 「 煩い、余計なお世話だ… 」

 

 そう結衣には一応、言い返したけどいつものテンポと歯切れの良さは見る影もなかったしあまり言いたくなかった弱点をさらしてしまったアタシはかなりいじけていた

 

 そのせいで重要な事を見落としてしまったのが、後々悔やむことになるけど今のアタシには知るはずの無いことだ

 

 それでも、呆れられはしたけど優美子がもう少しで良いからな大きくなれるよう食事をもっと食べる用にしろしっ!

 

 そう言われてフォカッチャを食べれように言われ食べ過ぎた夜になっちやったんだよね

 

 翌日は都合が悪い優美子もっとも勉強をすべき由比ヶ浜は敵前逃亡をはかり、姫菜は材木参加なのと結衣と優美子が不参加のため不参加

 

 ついでに戸部も姫菜が不参加を聞いて不参加で今日の参加者はアタシ、雪乃に彩加、隼人、材木、大岡、大和

 

 さすがに三日連続は…と言うことになり今日は図書館へ

 

 布陣は二人掛けの席で彩加と雪乃六人掛けの席にアタシと隼人が隣り合わせで向かいに材木、大岡、大和の順に座り

 

 三人はアタシと隼人の空いてる方に聞くことに決めたけどあらかじめ

 

 「はっきり言ったら理数系は苦手意識が強いからできれば隼人聞いてほしいのとアタシも隼人に聞いても良いか?」

 

 そう聞いたらなぜか嬉しそうな隼人が

 

 「勿論遠慮しないで聞いてくれ」

 

 そう言ってくれ安心したが

 

 「「……」」

 

 彩加と雪乃が不機嫌そうにアタシを見ているのには全く気付けなかった

 

 一人で三人を見ていた昨日と違い互いそれなりに勉強が進んだアタシと隼人

 

 言っちゃ悪いが結衣に教えなくて済んだ雪乃は結構捗り、彩加もアタシよりずっと優秀な教師に習ったからはかどったはず

 

 ただ…アタシが隼人に教えてもらってる時にアタシに近寄り手元を覗き込んでるのを他のみんなが悔しそうに見ているのは全く気付かなかった

 

 さすがに今日はこのメンツで食べに行くのもなんなので解散となり小町に電話したら

 

 『 今日は早めに帰るからビールのツマミになりそうなもの用意してくれと言われましたからお姉ちゃんが何か買って来てくれると助かります小町は、刺身を解凍しておきますから 』

 

 そう言われて

 

 「 わかったよ、ケンタッキーで適当に買ってく 」

 

 そう小町に伝えて帰ることにしたんだけど玄関先で鉢合わせ親父を見てアタシは青ざめた

 

 「 おぉ、八重か…小町にも言ったが部下達をつれてきたからよろしく頼む 」

 

 って小町ちゃん、お姉ちゃん聞いてないよ?

 

 あぁ、そんな事を言ってる場合じゃない… 餃子やいて玉子焼き焼いて冷飯がかなりあったはずだからキムチチャーハンで良いか?

 

 あー、取り敢えずの小町の分取っておきチキンと味噌ピーを出さして… あ、かまぼこあるから板わさにしてゎ出して…と

 

 ソーセージあるな、炒めて出してジャガイモチンしてジャガバタを出してそれからそれから…

 

 冷凍のホウレン草とコーンに刻んだベーコンをバターで炒めて

 

 あー、アタマイタ… アタシが酒のつまみなんか知るかよ

 

 あー、キュウリの浅漬けがあったから鮭の切り身も焼けば良いか?

 

 はぁ、面倒臭い… 今日はカップヌードルにしとこ

 

 え?水割り飲むの? ハイハイ、氷とミネラルウォーター出します

 

 全く…水割り作って柿の種探してたらカップヌードル冷めちゃったじゃん…

 

 あとは生ハムにちくわにキューリやチーズを詰めまして…っと

 

 せ冷凍のししゃもをオーブンで焼いて解凍した 『 小町の好物の 』 マグロの短冊をスライスして…

 

 え、小町の好物なのに良いのかって?

 

 んなもん、伝達事項をチャンと伝えない小町が悪い

 

 親父が人を連れてくるの知ってりゃそれなりの準備つか買い物したんだからな

 

 

 

 「 お父さん、お母さん、明日も早いからもう寝ますね

 

 それと必要なら皆さんの分も朝食用意しときますけど?」

 

 「 はい、わかりました… 友達とテニスです、はいお休みなさい 」

 

 そう言って部屋に戻ると寝間着に着替えて寝ることにしました

 

 


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